数百人くらいのフリーランサーと接し、同じくらい「副業で稼ぎたい」という人と接してきました。
その結果「ここがネックになっていて、なかなかうまくいってないな」という部分が見えてきて、そういう人は大体似た考え方や動きをしています。
筆者の僕は元サラリーマン。
2012年から副業を始め、2018年に独立してフリーランスをやっており、収入が増えたので翌年法人化しました。
実際に出会った人たちを分析してるので、かなりリアルだと思います。
ちょっと辛口かもですが、事実としてこの習慣を持ったまま稼いでる人は見たことがないです。
稼げない人の悪習慣①:判断が遅い
稼げない人の特徴1つ目は、とにかく判断が遅いことです。
判断が遅いと次に繋がらず、何をやるにも結構厳しいです。
- 情報収集する日を決めるまでに、数ヶ月
- 情報を得てから、やるかどうかの判断に数ヶ月
- 日常に振り回され、振り出しに戻る
判断が遅い人はこんな感じで動き、数年経っても結局新しいことを始めていない、ということがよくあります。
判断が早い人は、最初の数ヶ月で大量行動し、学びつつ稼ぎ始めます。
判断が遅いと身にならない
「判断が遅い=行動が遅い」ということでもあります。
行動量が少ないと、知識もスキルもなかなか積み上がりません。
コンビニバイトに例えると、こんな感じ。
- 週1出勤:1ヶ月かけて4〜5回出勤
- 週5出勤:1週間で5回出勤
どっちが前進するかというと、圧倒的に後者ですよね。
なぜなら、人はもの凄い速さで忘れるから。
集中的に行動回数を増やせば確実に前進するんですが、判断が遅い人は始める前から失敗しています。
稼げない人の悪習慣②:先入観で判断する
稼げない人は、よく知らないものを想像で判断しがちです。
昔の僕は、これが常習化してました。
具体例:先入観は無意味です
- アフィリエイトとか怪しい
- 投資なんて大体詐欺だ
- そんな簡単に稼げる方法があるわけない
こんな感じ。
実際やってみるとすぐわかりますが、大体こういう想像って外れてるんですよね。
偏見:うまくいく人なんて一握りだ
これもよく聞くフレーズですね。
僕が思うに、「うまくいく人」が一握りなんじゃなく、「圧倒的に努力する人」が一握りというのが正解だと思います。
このフレーズを使う人は、努力以前に「正しい情報を収集すること」すら怠っているケースがほとんどです。
なぜ「怠っている」のかというと、情報収集には能力差とか無関係なので、誰でもできることだからですね。
稼げない人の悪習慣③:ネットの情報が正しいと思ってる
稼げない人は、情報リテラシーが低いです。
「情報リテラシーが低い」とは
簡単に言うと、「ネットに書いてある情報は正しい」と盲信していること。
当たり前ですが、ネットの情報には色んな人の思惑が含まれていて、ぶっちゃけポジショントークもかなり多いです。
- 信頼性に欠ける匿名の情報
- 悪意はないが、間違っている情報
- 専門家ではない、一般人の個人的見解
- 売上目的で書かれた広告
- 報酬を受け取ってかかれたステマ
たとえばこんな感じの情報ですね。
広告やステマの場合、そうと悟られないよう巧みに書かれているものも多いです。
そしてこれも当たり前ですが、ネットの情報を精査せずに鵜呑みにすると、無限に搾取されます。
事実:情報リテラシーが低い人は、面倒くさい
医療従事者の友達から聞いた話ですが、最近は医者が処方した薬に、「ネットで調べたらこの薬がいいと書いてあった」と異議をとなえる困った患者が増えてるんだとか。
一般では買えない薬だから、処方箋を作ってくれと言うんだそうです。
「医者=医療分野においては全て正しい」とは思いませんが、誰が書いたかもわからないテキスト情報をここまで盲信するのは偏りすぎな気がします。
稼げない人の悪習慣④:即めげる
稼げない人は、即めげます。
失敗するのは当たり前です
結論、新しいことにチャレンジするときは、普通に失敗します
「失敗は成功のもと」という言葉があリますよね。
「失敗から学びつつ修正して次に進む」を繰り返すのが普通です。
めげるところじゃないんですよね。目の前にヒントがある状態なので。
めげる人は、繰り返します
めげる人は無限ループしやすいです。
- 行動する
- 失敗する
- めげるだけで、学ばない
- しばらくして、復活したらまた行動する
- 学んでないので、同じ失敗をする
上記の通り。
何度か繰り返した後、本当にめげてリタイアします。
本人からすると「こんなに頑張ってるのに全然うまくいかない」という感覚なんですが、失敗が活かされないので前進しないんですよね。
稼げない人の悪習慣⑤:付き合う人が何年も変わらない
これは誤解を招きそうなので、ちょっと掘り下げます。
成長には新しい出会いが必須
自分の知識や選択肢が増えるときって、新しい出会いがあったときです。
価値観が大きく変わるときも同様。
そういった出会いがあると、こんな感じで変化します。
- 新しい出会いで知識が増えたり、刺激を受ける
- 自分も影響を受けて、新しいことを取り入れる
- 結果、新しい体験をして成長する
重要なので繰り返しますが、成長のキッカケは「新しい人との出会い」です。
一度はこういう経験があるんじゃないかな、と思います。
単調なルーティーンで生きていると、成長しづらい
同級生とか同僚とかって、大体同じような生活サイクルで生きています。
そのサイクルから意識的に出ないと、人はなかなか成長しない気がします。
- 会社 → 飲み会 → 家 → 会社
- 休日は大体同じ顔ぶれの友達と会う
たとえば上記のようなルーティーンだと、新しい情報はなかなか入ってこないし、新しい体験もしづらいです。
地元から出たことがない人、実家から出たことがない人って特に、時間が止まりやすいんですよね。
出会ってますか?付き合ってる人たちは、成長してますか?
一つ例外があります。
それは、付き合っている人たちが成長し続けている場合です。
個人よりもコミュニティの話になりますが、成長意欲が高く、日頃から新しいことにチャレンジしている人たちが周りにいる場合はOKだと思います。
成長したら人は変わるので、付き合ってる人が同じでも新しい出会いに近いので。
「依存」とはちょっと違います
でも、「影響を受けて自分が変わる」というのも事実なので、付き合う人はマジで重要だと思います。
重要すぎるので、以下の掘り下げ記事も合わせてどうぞ。
参考:【事実】副業で最短で稼ぐ方法|身を置く環境が大事過ぎる話
付き合うべきは「先を歩いている人」
ちょっと性質が違いますが、付き合う人関連でもう一つ。
Twitterやインスタで「#○○好きな人と繋がりたい」みたいなハッシュタグを付けて、自分と同程度くらいの人と繋がりたがっている人がいますが、稼ごうと行動しているならあんまり意味無いかもです。
なぜなら、同程度の人は同程度のことに悩んでいたり、躓いていたりするから。
わからない者同士では解決策が見出だせず、傷の舐め合いみたいになりがちです。
繋がるべきは、自分より先を行く人、自分が稼ごうと思っている領域で成果を上げている人です。
恐れ多いと敬遠する人が多いですが、それじゃダメです。
自分より目線が高い人と繋がって、考え方やノウハウを吸収すべき。
稼げない人の悪習慣⑥:気分で行動する
これも、稼げない人にめちゃくちゃ多い傾向です。
気分と行動が連動すると、稼げない
フリーランスも副業も上司は自分、むしろ自分が社長です。
どんな動き方をしても、誰にも怒られません。
だからこそ、自分でルールを作ってそれを守らないと、行動にムラが出ます。
- 気分が盛り上がっているときは行動する
- 気分が滅入ると行動が止まる
こんな感じですね。
成果が上がらない理由は「判断が遅い」で書いたこととほぼ一緒でして、行動が次に繋がらず、積み上がらないからです。
「仕事」の感覚で、やる
たとえば、会社の仕事で以下のようなことをすると、普通に怒られます。
- 天気が悪いから、休む
- 疲れたから、休む
- ちょっと体調が悪いから、休む
- 気分が乗らないから、やらない
これは普通にあり得ない。当たり前ですよね。
でも、副業でこれをやってる人は多い。本当に多いです。
言い方は悪いですが、「罰があるからルールに従う」というのはあまりに情けないし、脳みそが従業員だと思います。
繰り返しになりますが、フリーランスも副業も、上司は自分。
自分で自分を律することができないと、自力で稼ぐのは難しいと思います。
稼げない人の悪習慣⑦:実家暮らし
実家暮らしの人もちょっと厳しいかなと思います。
ちょっと偏見が入ってるかもですが、僕が実際に目撃した傾向です。
実家暮らしのメリット
フリーランス、副業をやる上でのメリット・デメリット。
メリットは2つくらいかなぁと思います。
- コストが抑えられる
- 家事の手間を軽減できる
ただ、このメリットが以下のデメリットを生んでたりします。
実家暮らしのデメリット
- 自立心が弱い
- 危機感が薄い
- 家族の干渉が邪魔になる場合が多い
こんな感じですね。
生活が保証されているので、全てにおいてのんびり構えてる人が多い気がします。
身近な人はドリームキラーになりやすい
厄介なのは、家族がドリームキラーになる場合。
身内は心配の気持ちから、チャレンジする人の足を引っ張りやすいです。
- あんたにそんなことは無理だって
- 夢見てないで現実を見なさい
- やろうとしてることが、どれだけ大変かわかってない
- 考えが甘い、真面目に働きなさい
こんな感じで足を引っ張られ、「やっぱそうだよな…」と謎の納得をして、チャレンジする前に折れてしまう人が多いです。
参考:【心理学】身近な人があなたの夢をぶち壊す「ドリームキラー」
稼げない人の悪習慣⑧:パートナーの意見に左右される
これもめちゃくちゃ多い。
パートナーとは、旦那さん・奥さん・彼氏・彼女です。
パートナーが保守的
何か新しいことにチャレンジしようとしたとき、パートナーが保守的だとなんでもかんでも反対されます。
常套句は、前項のドリームキラーと大体同じですが、理由がちょっと違います。
保守的なパートナーは、不安定を極端に恐れます。
チャレンジすることが問題じゃなく、その結果収入が不安定になることを懸念しているケースがほとんどです。
パートナーとの関係に亀裂が入らないように、渋々身を引く人が多いです。
パートナーと言えど、他人です
冷たい言い方に聞こえたらスイマセン。
あなたが成功したら、パートナーは喜びます。
でも、失敗したら、責められます。
身を引いた結果、何か悪いことが起きても責任は取ってくれません。
書いていて悲しくなりますが、割と事実だと思います。
質問:あなたは、どうしたいですか?
結局、自分がどうしたいかだと思います。
パートナーの意見を聞くのは大事ですが、要求に応えるのは「相手の望む人生を生きること」であって、「あなたが望む人生」と同じとは限りませんよね。
パートナーの意見を無視してチャレンジしても後々ケンカになってしまいます。
なので、「パートナーが何を心配しているか」を聞いてあげつつ、その心配を解消してあげると、心強い協力者になってくれると思います。
稼げない人の悪習慣⑨:基本的に他責
会社だったら、上司が盾になってくれることもありますが、フリーランス、副業は自己責任です。
事実:理不尽なことは実際に起こる
いろんな人とビジネスをやっていると、明らかに理不尽なことも起こります。
自分に全く非がなくても、悪者にされてしまうこともあるかもです。
でも、非がある人や現象をいくら責めても、事態は良くなりません。
ド正論ですが、事実ですよね。
自分にできることは、何か
月並みですが、人や状況は変えられません。
変えられることは、自分でできることだけ。
考えるべきことは、「自分にできることは何か」だけです。
何か痛い目を見たら、学びましょう。
その学びから、繰り返さないための対策を立てるべき。
文句を言ってても理不尽は被るので、そうならないための対策を考え、工夫するのみです。
稼げない人の悪習慣⑩:本気じゃない
願望で稼げるほど、甘くはないです。
本気じゃない人は、優先順位が低い
本気じゃない人は、副業を後回しにします。
- 会社、友達の飲み会を断れない
- 全く急ぐ必要がない用事を優先する
- 疲れたら休む
こんな感じですね。
自然と副業をやる時間が短くなるので、積み上がりません。
「本気でやる」とは、優先順位を上げること
この辺は「気分で行動する」のところで書いた、「仕事の感覚でやる」と同じです。
最低でも本業の次、優先順位は2位にはすべき。
会社の仕事が入っていたら、友達との飲み会や雑多な用事は後回しにしますよね。
同じ感覚でやれば上達するし、圧倒的に成果が出やすいです。
フリーランス・副業で稼げない人の悪習慣まとめ
最後にもう一度まとめます。
- 判断が遅い
- 先入観で判断する
- ネットの情報が正しいと思ってる
- 即めげる
- 付き合う人が何年も変わらない
- 気分で行動する
- 実家暮らし
- パートナーの意見に左右される
- 基本的に他責
- 本気じゃない
ということで、副業・フリーランスで稼げない人の悪習慣を10個解説しました。
昔の僕も思い当たるフシが多々あり、当時は全然稼げませんでした。
本業である程度収入があると、副業には緊急性がありません。
でもそれが、気持ちの油断を生んだり、行動を鈍らせている気がします。
自分にとって副業でも、それを本気でやっている人がたくさんいるわけで、中途半端なやり方では勝ち目はありません。
期限を付けて取り組まないと、やってるつもりが1年経っても変化無しだったりします。
繰り返しになりますが、副業もフリーランスも自己管理です。
悪習慣を変えつつ、稼げる自分に成長していきましょう。
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