・ブログのカテゴリーがうまく整理できない
・ブログのカテゴリー分けのコツがあったら知りたい
こんな人のための記事です。
ブログは記事が増えてくると、「どうしても過去の記事が探しづらくなる」という構造上のデメリットがあります。
カテゴリーはそんなデメリットを解消しつつ、アクセスアップにも繋がる重要な要素の1つです。
なぜなら、1人の読者が2記事読んでくれるようになれば、単純にアクセスは倍になるからです。
本記事で解説する「カテゴリーの役割」を理解しつつ最適化を実施すると、読者にも検索エンジンにも評価されるカテゴリーが簡単に作れるようになり、アクセスアップに繋がるはずです。
簡単解説:カテゴリーの役割2つ
- 読者が記事を探しやすくなる
- 検索エンジンが構造を理解しやすくなる
読者の利便性を高めると、間接的にPVが増えます。
記事を探しやすくなる(読者の利便性が上がる)
→回遊率や滞在時間が延びる
→検索エンジンから「読者に有益な情報があるページ」と判断され評価が上がる
→検索順位が上がりやすくなる
→アクセスが増える
こんな感じです。Googleは検索ユーザーの有益性を第一に考えているので。このあたりのことはGoogleのポリシーで明言されています。
>> ブログのアクセスアップを狙うならGoogleのポリシーを知るべし
また、カテゴリーは内部リンクにあたるので、クローラーがブログの構造を把握しやすくなります。
なお、詳細は以下の記事をどうぞ。
カテゴリー分けのコツ10個
コツは以下の10個です。
- 「単語だけ」や「文章」は避ける
- 「SEOキーワード+関連キーワード」にする
- 階層構造にする
- 読者目線で考える
- ターゲットに合わせた言葉を使う
- 増やしすぎない
- 関連カテゴリーは統合する
- 未分類は必ず0にする
- スラッグは英語でわかりやすく
- カテゴリーはTOPに表示する
ちょっと多いと思うかもしれませんが、1つ1つは簡単です。
順にサクサク解説しますね。
カテゴリーのコツ①:「単語だけ」や「文章」は避ける
単語だけの場合はデメリットが2つあります。
- 読者から見てわかりづらい
- 読者にとって不要な記事も混ざる
悪い例:かなり前の当ブログのカテゴリー
これはブログ初心者がやりがちなカテゴリー分けです。
カテゴリーというより、もはやタグですよね。
上記カテゴリーの問題点は2つ。
- 単語だけだと意味が広すぎて内容がわからない
- 並び順がバラバラで全部に目を通さないとわからない
たとえば、上記「ブログ運営」というカテゴリーには、「アクセスアップの方法」「収益を上げる方法」「ブログツールの使い方」などがごちゃ混ぜに入っています。
読者目線で考えると、これはめちゃくちゃ使い勝手が悪いです。
なぜなら、カテゴリーページに知りたいことと無関係な記事がたくさん並ぶからです。
「アクセスアップの方法」を探している人にとって「プラグイン」の話は多分不要です。同じように「使えるプラグイン」を探している人にとって「収益アップのノウハウ」も不要ですよね。
長過ぎるカテゴリーも微妙
たとえばこんなカテゴリーは微妙です。
- wordpressブログを始めるときにやっておくべきこと
- 稼げる副業の種類とテクニック
- 転職活動で内定率を上げるためのテクニック
これだとカテゴリーというより記事のタイトルになってしまうし、カテゴリーに入る記事が厳選されすぎるので、次々とカテゴリーを増やすハメになります。
カテゴリーのコツ②:「SEOキーワード+関連キーワード」にする
たとえば「wordpress」をカテゴリー名にすると、「wordpressの何についてなのか?」が曖昧ですよね。
これは「関連キーワード」を付け加えればOKです。
- wordpress+始め方
- wordpress+使い方
- wordpress+おすすめプラグイン
検索エンジンを使う時と同じで、2語目を入れることで少し範囲が絞られます。
なお、SEOキーワードと関連キーワードの探し方は下記の記事も参考になるはず。
カテゴリーのコツ③:階層構造にする
前項の関連キーワードを階層構造にすると、一気にわかりやすいカテゴリーになります。
- 大カテゴリー:wordpress
小カテゴリー:wordpressの始め方
小カテゴリー:wordpressの使い方
小カテゴリー:wordpressのカスタマイズ
小カテゴリー:おすすめプラグイン - 大カテゴリー:ブログ運営
小カテゴリー:記事の書き方
小カテゴリー:アクセスアップ
小カテゴリー:収益アップ
これなら読者は自分の目的に合わせて、知りたい情報にだけアクセスできますよね。さらに、普段検索するときの感覚に近いので一層わかりやすいはず。
とはいえ、階層が多すぎるとかえってゴチャゴチャするので、2階層くらいにしておくのがおすすめです。
カテゴリーのコツ④:読者目線で考える
これはちょっとしたテクニックですが、小カテゴリーを読者のニーズの形にするとさらにわかりやすくなる場合があります。
先ほどのwordpressの例だと以下のような感じです。
大カテゴリー:wordpress
小カテゴリー:wordpressでブログを始めたい
小カテゴリー:wordpressの使い方がわからない
小カテゴリー:wordpressをカスタマイズしたい
小カテゴリー:おすすめプラグインを知りたい
ちょっと長いなと思ったら小カテゴリーから「wordpress」を削ってもいいかもですね。
カテゴリーのコツ⑤:ターゲットに合わせた言葉を使う
たとえばこんなカテゴリー名。
- 大カテゴリー:wordpress
小カテゴリー:コンテンツSEO
小カテゴリー:SEO内部・外部対策
小カテゴリー:カスタマイズCSS
小カテゴリー:CVRを向上させる
ブログのターゲットがWeb担当者とかなら上記でも通じますが、wordpress初心者が見たら赤文字は専門用語なので理解できません。
実は専門用語を使うメリットはあまりない
とはいえ、よほど専門的な内容でなければ、わざわざ専門用語を使うメリットはありません。
なぜなら、専門用語を使うことで想定読者がかなり絞られてしまい、該当しない読者を取りこぼしてしまうからです。
この辺りはあなたのブログのコンセプトに合わせて調整すればOKです。
カテゴリーのコツ⑥:増やしすぎない
細かく分けすぎると探すのが面倒になってしまい、結局機能しなくなるので、カテゴリーはサクッと選べる構造が望ましいです。
- 大カテゴリー:wordpress
小カテゴリー:始め方
小カテゴリー:使い方
小カテゴリー:テーマ
小カテゴリー:ウィジェット
小カテゴリー:CSS・PHP
小カテゴリー:ローカル環境構築
小カテゴリー:外観
小カテゴリー:おすすめプラグイン
上記がwordpressの特化ブログならOKですが、複数テーマを扱う雑記ブログ形式でこれをやるとカテゴリーが渋滞してしまいます。
カテゴリーのコツ⑦:関連カテゴリーは統合する
カテゴリーが細かく分かれすぎている場合は、中カテゴリー的な言葉で括れないかを考えてみましょう。
もう一度上記のカテゴリーを見てください。
- 大カテゴリー:wordpress
小カテゴリー:始め方
小カテゴリー:使い方
小カテゴリー:テーマ
小カテゴリー:ウィジェット
小カテゴリー:CSS・PHP
小カテゴリー:外観
小カテゴリー:ローカル環境構築
小カテゴリー:おすすめプラグイン
記事数にもよりますが、赤文字の部分を「wordpressのカスタマイズ」と括っても問題なさそう、みたいな感じですね。
または、「wordpressのカスタマイズ○個」というまとめ記事を作って記事単位の目次ページを作るのもアリです。
カテゴリーのコツ⑧:未分類は必ず0にする
wordpressではデフォルトで「未分類」というカテゴリーがあって、厄介なことに削除できない仕様です。ただし、未分類の記事が0の場合はカテゴリー一覧に表示されません。
「未分類」は見た目もよくないし、読者には何の役にも立たないので、カテゴリーの設定忘れをチェックする機能だと思っておくといいです。
なお、未分類の記事がどのカテゴリーにも振り分けられないときは、その記事のテーマが設定されていない可能性が高いです。
この場合は以下の記事を参考に、もう一度その記事を見直してみましょう。
カテゴリーのコツ⑨:スラッグは英語でわかりやすく
スラッグとは、「そのページがサイト上のどこに位置するのかを表すコード」のことで、ページURLにも表示されます。
スラッグは自分で設定できるんですが、結論から言うとスラッグはカテゴリー内容がわかるものにしておきましょう。
スラッグの役割
スラッグは、読者と検索エンジンにそのページの内容と階層を知らせる役割があるので、必ず設定しておきましょう。
スラッグ設定のルール
使えるのは英数字だけですが、ローマ字表記はNGです。
なぜなら、検索エンジンは英語でしか認識できないからです。
❌ローマ字表記:akusesu-up
⭕英語表記:access-up
スラッグの編集方法は次の項で合わせて解説しますね。
カテゴリーのコツ⑩:カテゴリーはTOPに表示する
当たり前ですが、カテゴリーはTOPページのわかり易い場所に設置しましょう。
あくまで目的は「読者の利便性を向上させるため」なので。
wordpressでのカテゴリー編集方法
簡単なので初心者でも問題なくできます。
新規と既存の設定方法をそれぞれ解説しつつ、前項のスラッグ編集部分もチェックしてみてください。
新規カテゴリーとスラッグの設定
wordpressダッシュボード左のメニューバーから、「投稿 → カテゴリー」と進むと、以下のボックスにカテゴリー名とスラッグを入力できます。
これだけです。簡単ですね。
既存カテゴリーの修正とスラッグ編集
既存のカテゴリーの場合は、カテゴリー名の下の「編集」か「クイック編集」から簡単に編集できます。
こちらも簡単ですね。
カテゴリー最適化で読者のユーザービリティを高めよう
最後に要点をまとめます。
- 「単語だけ」や「文章」は避ける
- 読者目線で考える
- SEOキーワードを入れる(SEOキーワードの探し方と選び方)
- 誰もがわかる言葉を使う
- 階層構造にする
- どのカテゴリーにも属さない記事が出てきたときに追加する
- 使っていないカテゴリーは統合する
- 未分類は必ず0にする(ブログの記事構成3ステップ)
- スラッグは英語でわかりやすく
- カテゴリーはTOPに表示する
ということで、本記事で解説した最適化を実施すると、読者にも検索エンジンにも評価されるカテゴリーが簡単に作れて、アクセスアップに繋がるはずです。
初心者から副業ブログを作るロードマップ
なお、本記事は「ブログのアクセスアップ(SEO)」「収益化の手順」の一部でして、以下の記事でやるべきことを順序立てて網羅しています。
>>「初心者が副業ブログで月5万円を稼ぐまでの完全ロードマップ」
上記のロードマップから本記事を読んでいる方は、「【ブログで稼ぐ】Googleアドセンスとは?仕組みや登録方法解説」に進みましょう!
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