・会社行きたくない…考えるだけで胃が痛くなってくる…
・ここで辞めるのは逃げみたいになるし、簡単には辞められない…
・会社に行かずに済んだらどんなにいいか…でも現実味ないよな
こんな人に向けた記事です。
筆者の僕は転職4回、副業リーマン6年で会社を辞めることができ、今では副業が本業になって家族4人を養えるようになりました。
そんな僕ですが、過去は毎日自分に鞭打って会社に行っていました。
実は冒頭に書いたのは当時の僕の心境でして、「逃げちゃダメだ…!」と頑張っていましたが、やっぱり無理で逃げました。
転職4回の内1回は完全に逃げ目的の転職です。
結果的に、あの時逃げたお陰で「一生会社に勤めるのは無理だ、なんとかしなきゃ」と本気で考えることになり、今の生活に繋がっているという経緯があります。
「逃げ」は悪いことだけじゃありませんよ。
ということで本記事では、「会社に行きたくない人」がすべきことと、その状況から脱出する解決策を解説していきます。
記事を読むと「ただ耐える」という状況から1歩前に進めるはずです。
会社に行きたくないなら、まずは視野を広げてみよう
少なくともあと数十年は働いていくのに、「ただ耐える」なんて普通に無理です。
【事実】働き方は1つじゃない
当たり前ですが、誰にでも向き不向きが必ずあります。
- 人と話すのが好き→営業職・販売職・サービス業向き
- 黙々作業が得意→事務職・エンジニア職・クリエイティブ職向き
- 数字が好き→経理・財務・エンジニア職向き
- 人に教えるのが好き→講師・社員教育・スーパーバイザー向き
- 人をまとめるのが得意→管理職・店長職向き
例えば上記のような感じですが、上記の職種はほんの一例です。
【盲点】1つの職種の中にも得意不得意がある
実は同じ職種でも得意な業務と苦手な業務があったりします。
僕は3社の人事部に居ましたが、以下のような経験をしました。
- 採用業務:営業上がりで元々対人も得意なので、楽しかったです
- デスクワーク:めちゃくちゃ苦手でミスしまくり、辛かったです
人事のデスクワークは給料計算、年末調整、保険の加入や脱退など、採用業務とは真逆の性質だったりします。
こんな感じだったので、前者がメイン業務の会社では結構活躍できましたが、後者がメイン業務の会社ではあまりにできなくて減給されました。笑
会社に行きたくない人がハマっている状況とは
ズバリ、得意なことと業務内容が合っていないだけです。
「自分には得意なことなんて無いよ…」という声も聞こえてきそうですが、そんなことは絶対ありません。
断言しますが、普通になり過ぎてて自覚できていないだけです。
辛いのに逃げ出せない理由は2つだけ
辛い環境からサクッと逃げ出せない理由は以下のどちらか、または両方です。
- 向いている仕事(得意分野)がわからないから
- 他で稼げる自信がないから
以下ではこれらの対策を見ていきましょう。
会社に行きたくない人は得意分野に移るべき
苦手な仕事をしてるなら、得意な仕事をすればいいじゃない。(マリー・アントワネット)
ただし、得意分野に移るには2つの条件が必要です。
- 自分の得意分野を理解していること
- 「得意が活かせる職業」の選択肢を知っていること
言われてみれば当たり前かもですが、意外とこれができていない人が多いから、苦手な仕事に苦しんでいる人が多いという現実があります。
条件①:自分の「得意」は理解してますか?
先に結論から。
思考停止でOKなので、一度「適性診断」をやってみるべき。
なぜなら、皮肉なことに自分の得意分野はなかなか自覚がないからです。できるのが当たり前なので、特別なことだとは思わないのです。
僕は元人事部なので、応募者やスタッフの配属を検討するために10種類以上の適正診断を導入してきた経緯があります。
とはいえ手順が面倒なものや高額なものはなかなかできないと思うので、「自宅でできて精度が高いもの」を2つ推奨しています。
- 【無料】グッドポイント診断:8,568通りの組み合わせから適正を5つ診断
- 【有料】ストレングス・ファインダー:200万人のデータから適正を5つ診断
まずは自分の得意分野がわからないことには話にならないので、自分に合う方をやってみてください。
それぞれの詳細と、僕が実際にやった様子を以下の記事にまとめているので、より詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
>> 元マイナビ社員が教える「自分に合った仕事」が見つかる診断2つ
条件②:「得意に合う職業」の選択肢を知ってますか?
これも結論から。
思考停止でOKなので、一度「転職エージェントのキャリア面談」を受けてみるべき。
なぜなら、転職エージェントは「職業のプロ」だからです。
相談だけ、転職活動をサポートしてもらう、どちらも最初から最後まで無料なので、悩んでいるなら相談しない理由がありません。
僕は営業職のころ、スーパーバイザーや塾の講師など自分では絶対に選ばない(選択肢に入らない)職種を紹介してもらって驚いたのをよく覚えています。
理由を聞いてみたら、「営業職で身に付くスキル(=職能)が活かせるから」という答えが返ってきて、初めてキャリアチェンジの可能性に気付けました。
使うべき転職エージェント
僕は4回の転職すべてで転職エージェントのお世話になり、30社以上利用しました。
その中で多くの求人を紹介してくれて、年収交渉などで本当に役立ったエージェントを書いておきます。
リクルートエージェント | ・求人件数31万件、45万人が転職成功 ・リクルートエージェントのクチコミ評判 |
doda | ・求人件数13.5万件、役立つ独自コンテンツが豊富 ・dodaのクチコミ評判 |
パソナキャリア | ・転職成功者の2/3が年収UP ・パソナキャリアのクチコミ評判 |
マイナビエージェント | ・20代や若手、未経験に特に強い ・マイナビエージェントのクチコミ評判 |
JAC Recruitment | ・国内大手、外資系、ハイクラスに強い ・JAC Recruitmentの口コミ評判 |
なお、転職エージェントも万能ではなく、使い方を間違うと足手まといになったり時間の無駄になったりします。
使い慣れていない方は、以下の記事もチェックしておくとスムーズに利用できるはず。
>>【必読】使わないなんてありえない!転職エージェントとは?
注意:得意分野に移りたいなら転職サイトはNGです
理由は簡単で、「自分が知っている職業」しか選択肢に入らないから。
知識がない状態で求人を見ても、得意分野が活かせるかどうかの判断ができませんよね。
早期退職と転職を繰り返す人に一番多いのが、「得意」と「得意に合う仕事」がわからない状態で我流で転職するタイプの人です。
「転職する→合わない→転職する→合わない」という無限ループになります。
同業他社は文化も似る傾向があって、転職してもまた同じような悩みを繰り返す人が多いので、プロに別職種で活躍できる可能性が無いかを聞いておくべきです。
会社に行きたくない人はスキルを身に付けるべき
話を戻します。
サクッと逃げ出せない理由の2つ目、「他で稼げる自信がないから」の解決策です。
苦手分野で仕事をして、成果が出ないと怒られる…みたいなループだと、他でやっていける気がしないのは普通のことだと思います。
解決策の結論から言うと、
「自分で稼ぐスキルを身に付けよう」です。
自分で稼げるようになるのは、目に見えてメリットがあります。
- 自信が付く
- 収入が増える
- 「嫌だから辞める」という選択肢が出てくる
- 気持ちに余裕が出て会社でも自分の意見を言えるようになる
上記は僕がやりながら感じたメリットです。
目標設定:まずは月5万円
どの辺りを目指せば良いかというと、まずは月5万円です。
なぜなら、上記のメリットを実感できるのがそのくらいで、十分実現可能なラインだからです。
月5万円の収入は生活と気持ちにかなりの余裕が出てきますよ。
月5万円を稼ぐ方法は?
いろいろありますが、将来性などを考えると個人的には下記5つがおすすめです。
- シェアビジネス:費用がかからず即金性あり、ただし大きく稼ぐのは難しい
- クラウドソーシング:上に同じだが、シェアビジネスより稼げるかも
- ブログ:収益化には1年くらいかかるが、大きな自動収入になる可能性
- プログラミング:半年で5万円目指せるし、キャリアの幅も広がる
- Webデザイン:上に同じ
それぞれ一長一短ですが、努力や収益がストックされやすいのが大きな特徴ですね。
具体的な始め方、学び方は以下の記事をどうぞ。
>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業
よく紹介されてるけど微妙な方法
あわせてこちらも理解しておきましょう。
- ポイントサイト・アンケートサイト
- ヤフオクなどのネットオークション
- メルカリなどのネットフリマ
- せどり・転売ビジネス
- データ入力
- 商品モニター
などなど。
これらは「自分の時間を切り売りする方法」でして、スキルが付かない上に手を止めた瞬間収益も0になってしまいます。つまり、時給制のバイトと同じということ。
ぶっちゃけこの概念がわかっていれば回避できるはずですが、詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
>> これだけはやめておけ!おすすめしない副業10選|理由も解説
会社に行きたくない原因を解決できるとストレスが激減する話
社内でいわゆる「仕事ができる人」とか「楽しそうに働く人」というのが必ずいると思います。
そして、ついそんな人達と自分を見比べて自己嫌悪になることも。
ここまで読んでくださっていればもうわかったかと思いますが、「仕事ができる人」というのはある種の錯覚です。
正しくは、「得意分野で仕事をしている」人です。
大切なので何度も言いますが、どんな人にでも得意不得意が必ずあります。「必ず」です。
なので、「不得意な分野で耐える」みたいなことはマジでやめた方がいいです。
配置転換で開花する人もたくさんいる
言葉を選ばずに言うと、「箸にも棒にもかからないどうしようもない社員」というのも一度は見たことがあると思います。
上司や経営層が無能だと「どうしようもない社員が悪い」と考えて放置しがちですが、人材や特性のことを理解している会社は配置転換を検討します。
「今はからっきしだけど、必ず力を発揮できる得意分野があるはずだ」という前提だからです。
僕も人事部として、管理職として、配置転換によって見違えるような成果を上げるようになった人たちをたくさん見てきました。
一番辛いのは本人ですが、会社としてもローパフォーマーを放置しておくよりも、ハイパフォーマーになって貢献してくれた方が絶対いいですからね。
ローパフォーマーの半分は、その人の「得意」を見い出せていない上司や会社の責任だと思ってますが、もう半分は自分から「得意を見つける努力」をしているかどうかだと思います。
得意な仕事は割と楽しい
ちょっとだけ細かい話をすると、「得意」の中にもいろんな程度があります。
- 文字通り、得意
- やっていて苦にならない
- やっていて嫌とは感じない
感じ方の個人差ですが、上記どれでも「得意」と思っていいです。
そして一番伝えたいことは「苦にならない仕事が見つかると、人生は大幅に楽になるよ」という話です。
苦手な仕事から離れるだけでもかなり気が楽になるので、得意分野で仕事ができた時の楽しさや自信は倍増するんですよね。
重要:ちょっとだけ頑張りましょう
仕事行きたくない…辛い…と嘆きつつも、家に帰ったらゲームやってー動画観てーなんてことを繰り返していたら、いつまで経っても辛い状況からは逃げられません。
抜け出すまでの間だけでもいいので時間を投資すべきでして、そこだけはちょっと頑張るべき。
行動しないことには何も変わりませんからね。
よくある疑問や問題点と回答
本記事で紹介した解決策を検討するにあたって、疑問や問題になりそうなこととその回答を書いておきます。
仕事が忙しすぎて時間がない
程度によるかなと。
- 「帰って寝るだけ」なくらい忙しい → これはすぐ辞めるべき
- 1日3時間程度の残業 → 仕事を効率化して残業を減らす努力をしつつ、休日動く
- 1日3時間以下の残業 → 仕事はステイで良い。仕事後と休日動く
次の一手を打つには多少の時間が必要なので、自由に使える時間がどのくらいあるか?で判断するといいと思います。
うちの会社、副業禁止なんだけど…
個人的にはガン無視推奨です。
政府すらも副業を推奨している状況下で、いまだに副業禁止を謳っているような会社はハッキリ言ってオワコンでして、今後遅れて解禁するか淘汰されるかのどちらかです。
「副業禁止」をガン無視すべき理由と、トラブルを回避しつつ副業する法的知識などは以下の記事を参考にしてみてください。
>> サラリーマンの副業禁止はガン無視すべき|トラブル回避の全知識
事情があって今の仕事を辞められない
これも事情と程度によるかなと。
- 自分が辞めたら他の人に迷惑がかかる
- 自分がチームリーダーだから抜けるとヤバい
上記のような感じなら、結論「辞めて大丈夫」です。
以下の記事は「休んでも大丈夫な理由」を書いていますが「辞めても大丈夫な理由」と基本的には一緒です。
>>【元人事】仕事に行きたくない人へ|あなたが会社を休んでもいい理由
ただし、例外もあります。
- 上司のパワハラが怖くて辞められない
- 退職願を聞き入れてもらえない、先延ばしされる
上記の場合は自力で解決するのが難しいので、外注を検討すべきです。詳しくは下記の記事をどうぞ。
会社に行きたくないなら、逃げる準備をしてこう
最後にもう一度要点をまとめます。
- 会社に行きたくないなら、まずは視野を広げよう
→ 働き方は1つじゃない
→ 同じ職種でも得意不得意が分かれる業務がある - 解決策①:得意分野に移る
→ 自分の「得意」を理解しつつ「特に合う仕事」に移る
→ 「得意」の見つけ方
→ 「得意に合う仕事」の見つけ方 - 解決策②:自分で稼ぐスキルを身に付ける
→ 月5万円稼ぐ方法
→ よく紹介されてるけど微妙な方法 - 行動を起こし、脱出までは少し頑張りましょう
ということで、「会社に行きたくない」と悩んでいるなら逃げるのも全然ありです。
ただし、「逃げても大丈夫な準備をしましょう」という話でした。
僕もBtoCの営業ではTOPを取れましたが、BtoBに転職したらまるでダメになり辛い毎日を過ごしました。
その辛さから逃げるべく、本記事で解説したことを頑張った結果、ストレスが激減して圧倒的に生きやすい毎日に変わりました。
この事実が少しでも伝わればいいなと思いますし、同じような想いをしている人のキッカケになれたら嬉しいです。
この記事が参考になったら
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