「ノリがいい」って実はものすごく大事なんですよ。
ものすごく。大事なことだから2回言うよ。
学生時代のノリの良さって、煽られたら渋らず飲むとか、無茶振りにも応えるとか、そんな感じの人を「ノリがいい」って言いますよね。
これ、社会に出てからもめちゃくちゃ役立つスキルだったりするんですよ、実は。
ノリとお調子者は似て非なるもの。
大学で勉強するなんとか概論よりも、バイトや部活で培うコミュニケーション能力なんかよりも、「ノリの良さ」の方が遥かに磨いておくべきスキルです。
ちなみに僕はこれで相当得をしてきました。
飲み会でスーツのまま、何の躊躇もなくジャグジーに飛び込んだりしてましたからね!(ドヤァ)
・・・あれは真冬の札幌、帰り道で凍死しかけて焼肉屋に飛び込んで暖を取ったなぁ・・・懐かしい。
「ノリの良さ」とは「無茶振りに反応するスピード」
「ノリの良さ」とは、振られてからの初動の速さです。
- 振られのにやらないのは論外。
- グズってからやるのは三流。
- 一瞬躊躇してやるのは二流。
- 振られた瞬間やるのが一流。
その場にいる人みんながその無茶振りを期待してるのに、グダグダ言ってなかなかやろうとしない人に「ノリ悪ぃなぁ」と思ったことは誰しもあることでしょう。
やった方がおいしいんですよ、大概の無茶振りは。
これね、その無茶振りをやったかどうかは実は問題じゃないんです。
散々グダってからようやくやっても、もはや盛り上がらない。
それは機を逃してる。
一瞬の迷いもなくやるから笑いが起こるんです。
自分のタイミングなんてどうでもよくて、振られたその時がタイミング。
・・・何を力説してるのかわからなくなってきたけど、このままいきます。
僕はずっと振られる側の人間だったので、この「機」について熟知してるんですよ。
「ノリが悪い」という烙印は、本人が思ってもいないくらい深刻に、その後に大きく影響します。
おいしい場面で振ってもらえなくなる、遊びに誘ってもらえなくなる、その延長で新たな出会いが減る、副次的なものも含めると、機会損失は甚大です。
何についてもそうですが、「リアクションが遅い」ってのは絶対にダメなんですよ。
遅くていいことなんてまずありませんから。
社会に出てからもノリがいいと得をする
僕の憧れでありロールモデルでもあるTさんという実業家がいるんですが。
そのTさんから「お金のメンタルブロックの話」を初めて聞いたときのことです。
Tさん「gakuちゃん、1万円札持ってる?」
gaku「ありますよ!(財布から取り出しながら)」
Tさん「1万円札には大した価値はなくて、みんなはこの紙に価値があると信用してるから1万円の価値があるんだよ」
gaku「なるほど、確かにそうですね!」
Tさん「1万円札に価値があると思ってる人はこれ破って!って言っても破れない。gakuちゃんだったら破れるかい?」
gaku「え?あ、(ビリッ)はい!」
Tさん「えっ、あっ、ちょっ、待っ」
このくらいのノリです。(ドヤ顔)
お陰でTさんからは「gakuちゃん面白いねぇw」と言ってもらい、その後たくさんの時間を共にして、たくさんの事業家を紹介してもらい、たくさんのことを教えてもらえる仲になりました。
多分、あのとき一瞬でも躊躇したら僕は「面白みのないその他大勢」というフォルダに入れられて、Tさんとこんな仲にはなれなかった気がします。
ちなみにこの時の1万円札は、銀行に持っていって交換してもらいました。
書いていて思い出しましたが、お金のメンタルブロックは早めに外しておいた方がいいですよ。持っていていいこと何にもないっす。
おすすめは以下でして、「苫米地英人(とまべちひでと)博士」という洗脳のスペシャリストでして、オウム真理教の洗脳外しなどで有名です。
話を戻します。
この1年後くらいに昔書いていた僕のブログを読んだTさんが、「こんなに文章書けるなら本書いたら?」と言ってくれて、「それもそうですね!」と言ってノリで書いた本が「ライフプラン」です。
「いつか本を書きたいな」と思っていた僕でしたが、全く書き方がわからないまま本を書くことになり、本って1ページに何文字くらい書いてあるんだろう?と1文字ずつ数えるところから始まりました。
そんなことも知らないで本を書き始めましたが、そんな感じで行き詰まったことを一つ一つ調べながらクリアしていって、結局書き上がってしまいました。
今読むと恥ずかし過ぎる稚拙な文章ですが、お陰さまで今でもこの本からの印税が入ってきています。
この、本を書くような「無茶振りっぽいこと」をノリでやってきたので、普通の人が聞いたら「いやいやいやw」と真に受けないような無茶振りも、「まぁ調べながらやればなんとかなるかな」というメンタルでやれるようになりました。
一度本の書き方がわかってしまえば、2冊書くのも3冊書くのも、もう迷うことはなくて、「いつでも本を書ける」という状態になりました。
ノリのいい人には、次の扉が開かれる。
この学びが一番大きかった気がします。
以来僕は、先行く人からのアドバイスは速やかに実行するようにしています。
本を勧められたらその場で注文、1週間以内に読み終えてお礼を伝えるし、人を紹介してくれると言われれば他の予定をリスケしてでも行くようにしています。
そのアドバイスは、「僕のためになると思って」言ってくれていることだという部分を信じて、今の自分に必要だから勧めてくれているんだろう、と思っています。
スピード感持ってそれに着手するということは、その好意に応えることでもあるし、僕が少しでも早く必要なことを学び取ってショートカットできる、ということを僕は知っています。
悲報:ノリの悪い人はそれだけで見捨てられる
相手がどんな人かにもよりますが、基本的に何かに誘ってくれているときって、その人に必要なことだから誘ってくれてると思うんですよね。
その誘いをつまらない理由で2回も3回も断っていたら、そのうち呼んでもらえなくなるのは当然のこと。
仕事とか飲み会とかって理由で断るなんて愚の骨頂、その優先順位でいる間はなかなか転機には巡り会えないんじゃないかなーと思っています。
自分からアドバイスを仰いでおいて、1週間経っても1ヶ月経ってもアドバイスを実行しないとか、失礼極まりないですしね。
アドバイスされた側ってそういうことを軽く考えがちなんですけど、アドバイスした方って案外したことを覚えているんです。
ノリのいい人は可愛がられて次のステップに進ませてもらえるし、ノリが悪いとそっと距離を置かれてチャンスは遠のきます。
アドバイスや誘いがあったとき、こちらのタイミングなんて関係ないんですよ。
それがあったときがベストタイミングということで、自分の方から合わせるくらいの方が大いに得をすると思います。
「無茶振り」なんて、あなたができる範囲のことしか言われないし、ノリの良さは身を助けるんですよ。
ということで、ノリ良く生きていきましょう。
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面白いー!
確かにノリの良さって大事ですよね!!