・頑張ってるけどどうもボヤッとした記事しか書けない…
・記事は書いてるのにアクセスが増えない…どこに問題があるんだろう?
・記事の書き方の「型」みたいなのがあったら知りたいなぁ
こんな人のための記事です。
「そもそも文章書くの苦手…」という方に朗報です。
僕は友人などから「文章がうまい」とよく褒めてもらえてたんですが、書いても書いても全くアクセスは増えず、鳴かず飛ばずの状態が結構長かったです。
何時間もかけて書いた割には、読み返してみると「この文章何が言いたいのかわからん…(自分で書いたのに)」みたいなことも。
つまり、文章のうまさとアクセスは直結しないということです。
改めて記事構成を勉強したところ、「そりゃアクセス増えないわけだわ…」と原因がわかったと同時に「どうすれば沢山の人に読んでもらえるか」もわかってきました。
ということで本記事では、ブログ初心者がやりがちな失敗(体験談)→ 記事構成の具体的な手順(3ステップ)の順で解説していきます。
本記事を読み終えると、やりがちな失敗は全て回避できるようになり「今までよりも明らかに質の高い記事」が書けるようになるはずです。
ブログ初心者がやちがちな失敗|俺の屍を越えてゆけ
まったくアクセスが増えなかった理由は以下3つです。
- キーワードを決めてない
- 自己主張してただけ
- 記事構成をしていない
やりがちな失敗①:キーワードを決めてない
キーワードを決めていないというのは、記事の目的が決まっていないのと同じです。
「後から読み返すとよくわからない文章」になっていたのはこの為です。
さらに致命的なのは、検索エンジンでヒットするキーワードもないということ。検索ユーザーはそもそも僕の記事を見つけることすらできなかったのです。
やりがちな失敗②:自己主張してただけ
よく考えたら、僕みたいな一般人の主張を聞きたい他人なんていないんですよ。
そんなことのためにわざわざ検索したわけじゃないのです。
この事実は割と痛かったですが、それをわからずに自己主張していた自分の方がもっと痛かったなと。
やりがちな失敗③:記事構成をしていない
- 全部読んでも何が言いたかったのかわからない
- 結論がなかなか出てこない
- 「だから何?」という内容が多い
実は上記は、僕が初期の頃に書いた自分の記事を読んだ感想です。笑
記事構成が無いとこういう文章しか書けません。
運良くページを見つけてもらえても、「ここに知りたいことは無さそうだな」と思った瞬間ブラウザバックされます。
記事構成とは?
「記事構成=記事の設計図」だと思ってください。
記事構成ができていれば、これらの失敗は全部回避できると断言します。
建物を建てるときも、建て始める前に設計図を作るから、ピッタリ寸法の合った丈夫な建物が建ちますよね。ブログもこれと同じです。
もちろん今読んでいただいているこの記事も、記事構成を作ってから書いています。
なお、以下で解説する手順は「簡単シンプル」を一番重視しています。あまりに専門的だったり、工数が多くて複雑だと、そもそも続けていけないからです。
副業でブログをやるならなおさら、時間の工面が大変ですからね。
大事なことは上達よりも「まず続ける」ことです。
上達は続けていれば後から付いてきますので。
初心者でも文章苦手でもOK!ブログの記事構成3ステップ
ということで、具体的な手順は以下の3ステップです。
- キーワードを決める
- 検索意図を考えて目次を作る
- 文章を肉付けする
① キーワードを決める
ここが最初にして最重要です。
なぜなら、キーワードを決めないと「読者は何を知りたくて検索したのか?」という検索意図を考えることができないからです。
Googleは「検索するユーザーの疑問や悩みをより解決するサイト」を評価して上位表示させるので、検索意図は記事構成の柱とも言える部分です。
キーワードの探し方と選定方法
「キーワードって何?」「どうやって探せばいいの?」という方は『ブログのSEOキーワードの探し方と選定方法を1から解説』という記事に目を通しましょう。
https://mane-talk.com/seo-keyword-selection/
② 検索意図を考えて目次を作る
キーワードを決めたら、次は「検索意図」を考えます。
検索意図というのは「このキーワードでググる人は、どんなことに悩んでいて、何を知りたくてググるんだろう?」ということですね。
この検索意図に対する回答がそのまま目次になります。
検索意図を考える方法3つ
下記3つを駆使すればOKです。
- 自分の経験を思い出す
- 「Yahoo!知恵袋」や「教えて! goo」を見てみる
- 競合サイトを見てみる(非推奨)
①でダメなら②、②でもダメなら③という感じです。
③をやり過ぎると変に影響を受けちゃって、「コピペじゃないけど競合サイトに寄った内容」になってしまうので、程々にしておいた方がいいです。
具体例:この記事の場合
この記事のキーワード:「ブログ 初心者 記事構成」
キーワードを決めたら、「ブログ 初心者 記事構成」でググる人の悩みを考えます。
このキーワードはそのまんまなんですが、
自分はブログ初心者で、記事の書き方や構成がよくわからない
みたいな悩みかなと想像できます。僕も過去にこんな風に悩んだので。
もう少し情報が欲しいので、Yahoo!知恵袋で「ブログ 記事構成」と検索してみました。
なるほど、「記事に基礎知識を書くべきか?」ということに悩んでるのね、ということもわかりました。これは記事のどこかで触れておこうかな、という感じ。
妄想や調査から考えた検索ユーザーの悩み
・頑張ってるけどどうもボヤッとした記事しか書けない…
・記事は書いてるのにアクセスが増えない…どこに問題があるんだろう?
・記事の書き方の「型」みたいなのがあったら知りたいなぁ
ちなみに上記は、この記事の冒頭にそのまま書いています。
ここまで出来たら、「こういったことに悩んでいる検索ユーザーはどんな情報を探してるのかな?」と考えます。
これがそのまま目次になります。
検索ユーザーの悩みから考えた目次
- ブログ初心者がやちがちな失敗|俺の屍を越えてゆけ
- 初心者でも文章苦手でもOK!ブログの記事構成3ステップ
こんな感じです。
ここはどこにスポットを当てるかで個人差が出る部分なので、正解はありません。
以下のような目次も考えられるし、これでもOKだと思います。
- 伝えたいことがしっかり伝わる記事構成
- ブログがアクセスアップする記事の書き方
- ブログの記事構成には明確な「型」がある
さっきのYahoo!知恵袋のような疑問にも以下で答えておきます。
目次の順番=読者が知りたい順番
もうこれが結論です。
Q.序文で基礎知識を書くべきか?
A.読者が一番知りたいことなら最初に書くべきだし、そうじゃないなら不要
という回答になります。
一番知りたいことを一番最初に
たとえば「転職サイト おすすめ」と検索するユーザーに「転職サイトとは?」という項目は不要ですよね。
なぜなら、「転職サイトが何なのか」はわかった上で「どの転職サイトがおすすめ?」ということを知りたいはずなので。
読者は一番欲しい情報が一番最初に出てこないと、ブラウザバックしてもっと早く結論がわかるサイトを探しに行ってしまいます。しかもかなり早い段階でこの判断を下します。
ついでに、こういう「滞在時間が短い人」が多いとGoogleからは「検索ユーザーの検索意図(ニーズ)を満たしていない」と判断されて、検索順位も落ちます。
【おすすめ】友達との会話をイメージするとわかりやすい
もう一度上記の「転職サイト」を例に、実際やってみますね。
友達「転職考えてるんだけど、おすすめの転職サイトって何?」
gaku「んー、リクナビNEXT、doda、マイナビ転職は必須かなー」
友達「1個じゃダメなの?」
gaku「うん、複数のほうが絶対いいよ。なぜなら…」
友達「なるほどね。ところでそれぞれ特徴とか違いはあるの?」
gaku「あるある。リクナビNEXTの特徴は…」
友達「あー、複数使えって意味がわかったわ。」
gaku「転職サイトと関係ないけど、適正年収も査定しておいた方がいいよ」
友達「適正年収?なんで?」
gaku「だって今の給料って○○なだけだから、多分市場価値より給料安いよ」
友達「え!?そうなの!?それは良いこと聞いたわ、ありがとう。」
gaku「それと、企業クチコミサイトもチェックした方がいいよ」
友達「ん?企業クチコミサイト?」
適当に考えてあまり詰めてませんが、多分こんな会話をすると思います。
赤文字の部分をそのまんま、目次の順番にします。
h2 【登録必須】おすすめ転職サイト○選
H3 おすすめの転職サイト①
H3 おすすめの転職サイト②
H3 おすすめの転職サイト③
h2 転職サイトは複数併用すべき○つの理由
H3 併用すべき理由①
H3 併用すべき理由②
h2 各サイトの特徴と違い
H3 おすすめサイト①の特徴
H3 おすすめサイト①の特徴
H3 おすすめサイト①の特徴
h2 転職活動する前に「適正年収」を査定すべし
h3 なぜ適正年収を査定すべきか?
h3 適正年収を査定する方法
h2 内定が出たら企業クチコミサイトで実態調査すべし
h3 転職サイトやエージェントはネガティブな情報は教えてくれない
h3 おすすめの企業クチコミサイト
バーっと書きましたが、イメージ湧きますかね?
これが「知りたい順に並べた目次」です。
補足:先回りして付加価値を付ける
最後の「適正年収」と「企業クチコミサイト」は直接転職サイトとは関係ないですが、「転職するにあたって失敗しやすい重要なこと」を先回りして答えている感じです。
「おすすめの転職サイト」を知った時点で検索ニーズは満たせていると思いますが、さらに先のことまで情報提供できると満足度は100%を超えることができます。
すべては検索ユーザーの疑問や悩みを全力で解決するためであり、ストレス無く読み進められるようにするためです。
検索意図と目次作りはちょっとコツがいる部分なので、長めに解説させてもらいました。
目次ができたら最後のステップに進みましょう。
③ 文章を肉付けする
一旦整理しましょう。ここまでで以下の内容ができました。
キーワード
この記事のキーワード:「ブログ 初心者 記事構成」
妄想や調査から考えた検索ユーザーの悩み
・頑張ってるけどどうもボヤッとした記事しか書けない…
・記事は書いてるのにアクセスが増えない…どこに問題があるんだろう?
・記事の書き方の「型」みたいなのがあったら知りたいなぁ
検索ユーザーの悩みから考えた目次
- ブログ初心者がやちがちな失敗|俺の屍を越えてゆけ
- 初心者でも文章苦手でもOK!ブログの記事構成を3ステップ
ここからやる文章の肉付けは「ちょい足し」していくのがコツです。
目次ごとにポイントをちょい足しします。箇条書きでも短文でもOKで、書く内容をメモしていく感じです。
- ブログ初心者がやちがちな失敗|俺の屍を越えてゆけ
キーワードを決めてない → 検索に引っかからない
自己主張してただけ → 自分の主張に価値はない
記事構成をしてない → 検索ユーザーが欲しい情報が出てこない
記事構成とは? → 記事の設計図 - 初心者でも文章苦手でもOK!ブログの記事構成を3ステップ
※簡単シンプルに、画像を入れてわかりやすく
① キーワードを決める → キーワードの選定方法を内部リンク
② 検索意図から目次を作る → 検索意図の考え方
※実例があった方がわかりやすそう
③文章を肉付けする
※一旦整理して再び手順を解説
こんな感じです。
目次はH2見出しなので、書き出した箇条書きがH3見出しになるイメージですね。
ここまでできれば残りの文章は割とスラスラ書けるはずで、文章の上手い下手はそこまで大きな問題ではなくなります。
補足として気をつけるべきこと、注意点を書いておきます。
注意点①:1つの見出しが長くなりすぎないようにする
目安は見出し1つに対して4〜5行くらいです。
というのも、スマホから見るとそれ以上は文章がかなり長く見えてしまうので。
単純に、ダラダラ余計なことが書いてある文章は読んでいて疲れますしね。
なので、自己主張や主観は入れずに、最小限の文字数で要点だけ書いた方が読者には親切です。
「ここはちゃんと説明すると長くなるな」と思ったら別記事にして内部リンクを貼るとスッキリしますし、内容のカブりも防止できます。
注意点②:自己主張しない
大事なことなので何度も言いますが、「自己主張は基本的に無価値」です。痛ッ…。
友達でさえも自己主張ばかりする人は割とウザいと思うんですが、読者からすると僕ら筆者は他人なので、ウザさ倍増です。
「この一文はユーザーにとって本当に必要か?」
「書いた方がわかりやすくなるか?」
とじっくり考えましょう。
ただし、(必要に応じて)体験談を書くのはOK。これが入ると同じテーマで書かれている他のサイトとの差別化になるので。
注意点③:目次の順序は「読者が知りたい順」
これも繰り返しになりますが、慣れない内は本当に忘れて「書きたい順」に書いてしまいます。
検索ユーザーは知りたい情報がすぐに出てこないと、残酷なほどスピーディーに離脱するということをよく覚えておくべきです。
あなたがユーザー側でネットサーフィンする時のことを思い出してもらえたら。
タイトルは最後に決める
これは好みもありますが、以下のどちらかがいいかなと。
- 最初に仮タイトルを決めて、記事を書き終わったらもう一度タイトルを見直す
- 記事を書き終わってからタイトルを決める
- キーワードを含めるのを忘れずに
一番最初にタイトルを決めると、タイトルに縛られて文章構成で苦労したり、全部書き終わってから見直すとタイトルと記事内容がズレていた、ということが割とよくあるので。
書き終わったら読み返す
これも基本的ですが大事なことです。
誤字脱字、読みやすさ、文章の中に矛盾があるなど、書いている最中は意外と気付きません。
こういったミスは読者の集中力を削いでしまうので、読者になったつもりで読み返してみましょう。
記事構成ができたら記事は8割完成
ということで、本記事の内容を身に付ければ、初心者がやりがちな失敗は全て回避できるようになり「今までよりも明らかに質の高い記事」が書けるようになります。
記事の内容はこの構成が8割と言っても過言ではありません。
構成がしっかりしていれば肉付け部分はそこまで重要じゃないので。
最後にもう一度要点をまとめます。
- ブログの記事構成3ステップ
① キーワードを決める(キーワードの選定方法はこちら)
② 検索意図を考えて目次を作る
③ 文章を肉付けする - タイトルは記事を書き終えたらもう一度見直す
書き終わったら全部読み返す - 記事を書く上での注意点3つ
① 1つの見出しで4〜5行くらいにする
② 自己主張はしない、体験談はOK
③ 目次は「読者が知りたい順」にする
ライティングのプロでもない限り、文章を書く前に構成を作るなんてことはしたことがないと思います。
なので、最初はちょっと大変かもしれませんが、慣れれば記事作成に困ることはなくなるし、読者からもGoogleからも評価される素晴らしい記事が書けるようになります。
慣れるまでが勝負なので、コツコツ続けていきましょう!
初心者から副業ブログを作るロードマップ
なお、本記事は「ブログのアクセスアップ(SEO)」「収益化の手順」の一部でして、以下の記事でやるべきことを順序立てて網羅しています。
>>「初心者が副業ブログで月5万円を稼ぐまでの完全ロードマップ」
上記のロードマップから本記事を読んでいる方は、「【SEO】検索意図の考え方|ブログ記事の作成方法も合わせて解説」に進みましょう!
https://mane-talk.com/seo-intention/
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