「少額から始められる投資って何があるの?」
「投資信託ってよく聞くけど、結局なに?」
「積立投資って?」
この記事ではこんな疑問に答えます。
この記事の内容
・投資信託と証券会社とは?意味と仕組みを簡単に解説
・少額投資のメリット、デメリット【意外と簡単】
・投資信託で稼ぐ方法【始め方とセットで解説】
現在の僕は投資家歴8年ほど(2019年現在)。300万円だった元本が6年で5,000万円を超えています。投資は年金2,000万円問題以降「みんな自分でやってね」と政府が言い出しています。
「いきなり言われてもよくわからん!」という方が多いので、初心者向けに基本的なことから解説します。
「投資信託」「積立投資」とは?
投資家からお金を集めて、そのお金をプロのファンドマネージャーがまとめて運用して、利益を分配するという投資手法のこと。
古くからある投資手法で、そのリスクの低さから金融庁も推奨している資産運用法です。
積立投資とは?
一定間隔(1ヶ月に1回など)で投資にお金を積み立てて、少しずつ運用額を増やしていく投資手法です。
分割払いやローンなど、大きな買い物をするときに支払回数を増やして1回あたりの支払い金額を少額に抑えますよね。積立投資はこれの投資版だと思ってもらえればわかりやすいと思います。
証券会社とは?
僕たち個人投資家が、株式を買ったり売ったりする時の窓口になるのが証券会社です。これだけだとなんなので、証券会社って何をやってるの?というのが以下の4つ。
ブローカー業務
株式を買いたい、売りたいという人の注文を受けて、証券会社に伝える業務。僕らはこの仲介に手数料を支払うことになります。
ディーラー業務
証券会社が自身のお金で、株式を買ったり売ったりして取引に参加する業務。証券会社自身利益を上げる目的と、売買が成立しやすくなるよう流動性を高める目的でやってます。
アンダーライティング業務
新たに株式を発行した会社からその株式を買い取って、発行した会社に代わって買いたい人を探す業務。
セリング業務
アンダーライティングは株式を買い取るのに対して、一時的に預かって買いたい人を探す業務。
こんな具合で、株式市場にいろいろな角度から関わって仲介しています。
100円からできる投資信託積立のメリット
メリットは以下の3点です。
① 無理なく気軽に始められること
② 少額でも自分のお金を投資すると興味が持てること
③ ゼロから投資の経験が積めること
せっかく少額で済むので、1つの案件だけでなく、複数に少額ずつ「分散投資」の練習もしてみると良いと思います。分散投資は投資のリスク対策の基本中の基本です。
100円からできる投資信託積立のデメリット
・お金が増えたと実感しづらい
投資の利益は元手の金額に比例するので、100円で5%の利益が出ても105円にしかなりません。
「なんだつまんね」と思うかもしれませんが、知識も経験もない状態でいきなり高額投資をするのは、無免許でいきなり一般道を運転するようなものです。
「最低100円から始められる」というだけなので、ある程度「増える感覚」も味わいたければ、お財布と相談して投資額を上げればいいだけです。
もちろん、必ず増えるわけではありません。
元手が減るリスクもあるので、そこを踏まえて無理のない金額を設定しましょう。
練習のつもりが何千円、何万円と損失を出してしまうと、本番を迎える前に嫌になってしまいますからね。
いずれにしても、まずは「増やす」ことよりも「後々安定的に増やすために学ぶ」というスタンスでやってみるのがおすすめです。
証券会社の選び方
ここからは実際に100円から投資信託積立ができる証券会社を解説します。
ぶっちゃけ条件的にそこまでの差はありません。なので、選び方は以下のいずれかでOKです。
① 普段自分が使っているサービスと連携できるものがあればそれを優先
※楽天ユーザーが楽天証券を使えば、楽天ポイントが貯まる など
② 選択肢が多い方がいい → 「SBI証券」
③ お得に始めたい → 「楽天証券」だと0円スタートも可能
④ 手数料を抑えたい → 「GMOクリック証券」
⑤ 自動で運用したい → 「松井証券」にロボット運用あり
それぞれもう少し解説します。
楽天証券|楽天ユーザーならメリット大
楽天証券は投資信託の購入、積立、いずれも100円から対応しています。普段から楽天を使っている人には以下3つのメリットがあります。
① 持っている楽天スーパーポイントで投資信託が買える
② 積立にも楽天スーパーポイントが使える
③ マネーブリッジと紐付けると1,500円キャッシュバック
極端な話、楽天スーパーポイントを100ポイント以上持っていると、現金を1円も使わずに投資を始めることも可能です。余っているポイントを使えば手出し0で投資を始めることができます。
条件を満たすだけで1,500円もらえます
楽天証券と楽天銀行の口座を同時に作って、マネーブリッジで紐付けると1,500円もらえます。ここでもらった1,500円をそのまま運用に回すことでも手出し0円でスタートできます。
オマケ程度ですが、マネーブリッジを使うと楽天銀行の普通預金金利が0.1%になるので、少しでも金利を多くしたい人はやっておくといいです。
今どき銀行金利は0.001%が当たり前なので、0.1%は破格です。
SBI証券
「SBI証券」も投資信託の購入、積立いずれも100円から対応していて、100円以上は1円単位で買えます。
投資信託の選択肢が2,400件以上
「SBI証券」の特徴は投資信託の取扱数が2,400件以上もあること。そしてそのほとんどが100円から投資できます。
SBIが運営する他サービスを既に使っている場合は、こちらを選ぶといいでしょう。
GMOクリック証券
GMOクリック証券も購入、積立いずれも100円から対応しています。
特に連携できるサービスを使っていない場合や、初めての取引、手数料を少しでも抑えたいなら合っていると思います。
マネックス証券
マネックス証券も投資信託の購入、積立いずれも100円から対応しています。
ただしこれはマネックスの口座から取引する場合に限った話で、他行やセゾンカードから積み立てる場合は最低1,000円からです。
すでにマネックス証券の口座を持っている場合や、株式の取引などにマネックスを使っている人なら恩恵があります。
>>「マネックス証券」公式サイト
松井証券
老舗証券会社の松井証券も100円から取引可能です。
一見レトロな感じがしますが、投信工房というロボアドを使った投資信託積立ができるので、右も左もわからない初心者でもプロ顔負けの運用ができます。ついでに安い。
大体の投資信託はプロのファンドマネージャーが運用しますが、ロボアドを使うことで人件費を抑えているからです。
岡三オンライン証券
老舗証券会社の岡三オンライン証券も100円から取引可能です。
扱っている投資信託の種類は他に比べて少なく、サービス内容も一般的ですが、老舗だけあってサポートは充実している印象です。
すでに岡三証券の他サービスを使っているとかじゃない限り、ぶっちゃけあえて最初の1社として選ぶ理由はあまり無いかも。
投資信託で稼ぐコツ
分散投資をすることです。
投資信託に限らずですが、投資でうまく利益を出すコツの一つはとにかく「1つに盛りすぎないこと」です。
・日本株式
・日本債券
・先進国株式
・新興国株式
・海外債券
・REIT
たとえばこの辺りから複数組み込まれているもの、または自分で複数分散投資するといいです。一点買いは変動の影響をモロに受けてしまうので、異なる市場を組み合わせて積み立てることでリスクヘッジができますよ。
最後に
というわけで、「100円から始める投資信託積立」のまとめでした。
基本的にはどの証券会社も条件面ではそこまで大きな差はないので、どこを選んでも大丈夫です。
ただ、楽天証券のように日常的に他のサービスを利用している会社があれば、互換性があったり優遇を受けられる場合があるので、それだけチェックすれば十分です。
というか、「分散投資」の観点で言うと証券会社も1社に絞る必要はまったくなくて、全部口座開設してそれぞれ少額で複数の投資信託に分散投資するくらいが理想です。
そういったプロのような運用の仕方ができるのも、少額投資の良いところですしね。
100円からであれば値動きの影響を受けたところでたかが知れているので、「損をしそうでなかなか投資に手を出せない」という人も無理なくできるので、はじめの一歩のキッカケになればと思います。
そこまで難しいものではないということ、投資がどういうものかが肌でわかって良い経験が積めるはずです。
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