この話は、直接会った人にしかしてこなかった話です。
僕は新卒から36歳まで、約12年サラリーマンをやっていました。
後半の6年で副業して、悲願だった今の自由なライフスタイルを実現しましたが、「脱サラするために何をやるか」ということを検討していた時期の知識やメンタルは、何一つ特別なものは無い平凡なものだったと振り返ります。
むしろ、人一倍疑り深く、臆病だったとさえ思います。
サラリーマンしかやったことが無かったので、あらゆる手段が僕の目には「怪しい」と映っていたし、それ以前に一歩を踏み出す勇気が無かったので、今思えば「臆病で行動を起こすことが怖いということを周囲に気付かれたくなかったから、行動せずに済む体のいい理由として【怪しい】という言葉を使っていた」気さえします。
恥ずかしいやら、情けないやらw
「副業とは!投資とは!」と偉そうに熱弁している当ブログなので、ブランディング的に考えればこの話はマイナスだからこれまであんまりしてこなかったんですけどw
そんな並み以下だった僕でしたが、道中で色々なことに気付いて、結果的に悲願だった今のライフスタイルを実現できたので、ここに至るまでに重要だったな、もっと言うと「最初おからこうしておけば良かったなw」と今思うことを、シェアしてみようと思います。
当時の僕の汚点も交えて話すよ!メシウマ!
1.目的を見失わないこと
なかなか収入が上がらなかった頃の僕は、目的を見失っていました。
株式投資やFXをやっていた頃(※今はまったくやってません)がまさにこの状態だったんですが、この頃は多少利益が出ても目的だった脱社畜には遠く及ばず、だんだん疲弊していきました。
あくまで僕の目的は「脱社畜」だったのに、方法論を検討する時には「自分でもできそうか」「それが好きなことがどうか」みたいな、脱社畜とは直接関係が無いことを基準に選んでいたんですよ。
今思えば、「株式投資で脱社畜しました」とか「FXで脱サラしました」という人をほとんど見たことがなかったんですよね。
なのに何で株式投資やFXを手段として選んだのか?
そう、「世間体を気にしなくていいから」「自分でもできそうだったから」。
どこにも「脱社畜できそうだから」が無かったんですよ。不思議と。
第三者からすると「なぜww」と思うかもしれませんが、当人からすると不思議と目的がすり替わっていることに気付かないんですよ。
なぜかはいまだにわかりません。本当ふしぎ。
2.「世間の噂」のその先へ
1に気付いて、僕が目的を見失わずにリーマンを脱却しようと手段を探しまくった時に、所謂「世間のイメージが悪いもの」もいくつか候補に残りました。
もう何年も前のことですが、「アフィリエイター」「ネットワーカー」「投資家」などがそれで、実際に脱社畜を叶えた人も多く、やろうと思えば自分でもできそうなジャンルでした。
当時の僕は、結局これら全部候補から除外しています。
条件に当てはまっている手段なのになぜか?
正直僕は、それらに着手することがたまらなく怖くてw
何が怖かったかと言うと、「周りにどう見られるか」。
当時、「副業」というフレーズだけでも周囲は懐疑的で、上の3つなんかは「怪しげな人がやっていることの代表格」のようなものでしたから。
なので、満足に情報を集める前に除外しちゃってたんですよね。
自分が周囲から後ろ指を指されてまでこれらをやるなんて考えられなかったので。
結局、この心配はほとんど取り越し苦労で後ろ指なんて指されなかったんですけどねw(ココ重要)
その後どうなったかというと、結局他の手段を探してはあれこれやってみたんですけど、1で話したように全然脱社畜には近付かず、時間だけが過ぎていく、みたいな時期が2年くらい続きました。
いよいよもって「これじゃ埒が明かん」と考え直した僕は、除外していたそれらを実際にやっている人たちに直接インタビューしてみることにしたんですよ。
結果的に、僕が信じていた世間の噂やネットの書き込みは「メディアに切り取られた一部の事実」であって、それは「あくまで一部」だということを知って、世間の評判とはかけ離れたマトモな人たちが多かったことに驚きました。
「嘘じゃなく事実だった」というところは受け入れなきゃなりませんでしたが、氷山の一角だったんですよ。
この時僕は、「評判が悪いのはそれをやる人の方で、手段そのものが悪かったわけじゃない」ということを知りました。
たとえば、「車」と「包丁」はどっちも道具で、何かをするための手段。
車は善意の人が運転すれば、自分や他の人を徒歩では不可能な場所まで連れて行くことができる「手段」です。
包丁も善意の人が使えば、芸術作品のような美しい料理を作ることができる「手段」。
一方で、悪意の人が使えば人を殺傷してしまうこともありますよね。
車が関わる交通事故や、凶器が包丁の殺人事件を聞いて、車や包丁が悪かったわけじゃなく、その「使い手」が悪かったことは誰から見ても明らかです。
「アフィリエイター」「ネットワーカー」「投資家」などもこれと同じ。
悪意がある人が起こした事件の方が一般受けするし話題性があるので、そっちばっかりフォーカスされた結果造られたイメージに過ぎなかったわけです。
結果的に僕の方が偏見の塊だったことがわかって、またしても恥ずかしい想いをしました。
ここから僕は、噂を判断基準にするのをやめて「実際に自分の目と耳で確かめに行く」ようになって、さらに「手段としての有用性」と「使い手」は分けて考えるようになりました。
3.継続性があるかどうか
さっきもちょっと出てきましたが、僕が株式投資やFXをやっていた頃。
僕は当時「継続性」を全く考えていませんでした。
くどいようですが、僕の目的は最初から「脱社畜」だったので、それを叶えるためには「給料に代わる継続的な収入が必要」だということは理解していました。
理解していましたが、株式投資やFXはその点でまったく安定感が無かったんですよ。
利益になることもありましたが、中長期投資になると収入が入るのは「何ヶ月ぶり」とか「1年ぶり」になることが多く、金額も毎回バラバラ。
利益になればまだいいですが、マイナスで終わることもあるという三重苦w
とてもじゃないですが「給料に代わる安定収入」には程遠いものでした。
一応当時、「現役の株式トレーダー」などのブログも複数ウォッチしていましたが、そのほとんどが今では更新停止しているか、ブログ自体が無くなっています。
「一時儲かっても、続かなきゃ結局意味がない」ということを痛感した出来事です。
ここから僕は、「その手段で長年生活が成り立っている人がいるか」も重視するようになりました。
4.「ガイド」に付いてもらう
僕が脱社畜に近付かなかった頃、足りなかったのがこれです。
「自分で調べ」「自分で勉強し」「自分で努力」していました。
それがカッコいいと思っていたわけじゃありませんし、聞くのが恥ずかしかったわけでもなく、単純に「ガイドの必要性を知らなかった」のと「ガイドを務めてくれる人がいなかった」という話です。
今にして思えば、これは「初めてのエベレスト登山に独学で挑む」ようなものです。
登頂に必要な装備・トレーニング、登頂しやすい時期、登頂するためのルート、所要時間、断念せざるを得ない引き時、問題が起きた時の判断材料・・・・これらがすべて噛み合って初めて、登頂というゴールが達成できます。
何回も何回も諦めずに挑戦すれば一つ一つ気付いて、いつかは登頂できるかもしれませんが、恐らくその途中で挫折するか、最悪の場合は再起不能になります。
副業もこれと全く同じです。
独学独力でやっていた頃はなかなか前に進みませんでしたが、これまでガイドに付いてもらった3つのビジネスは独学の頃の数分の一の所要時間で、100%収益化に成功しています。
僕にはスタートアップの頃からお世話になっているビジネスオーナーとしてのガイド、投資家としてのガイドがいて、今でもよくアドバイスを仰いでいます。
もう一つは嫁さんメインでやっていた民泊事業。
黎明期で既に月収200万円を一人で叩き出していた年下の女の子に、最初の3ヶ月間報酬を払ってガイドに付いてもらった時は、初月から移住までの3年間ずっと黒字で終えることができています。
ちなみに脱社畜後に始めたこのブログは独学で収益化に成功しています。
ガイドどころかブロガー友達もいませんw
ブログ運営は方法論がかなり確立されていて、多くのブロガーが自分の実績や試行錯誤の結果を公開してくれているので、ネットサーフィンだけで運営に必要なことの8〜9割は独学で事足ります。
残り1〜2割は収益の増やし方ですが、ここはその人のキャラクターやブログの構成なんかにもよるので、ネット上のヒントを拾い集めながら各々試行錯誤していく感じだと思うんですが、これまでに何度も収益化を経験してきたので感覚でできてる感じ。
まとめ:もし僕が今ゼロから副業をやるとしたら
ということで全4つ、僕が脱社畜に至るまでに重要だったポイントを話しました。
最後に、「もし僕が今ゼロから副業をやるとしたらこんな感じで進めていく」という観点でまとめます。
1.目的をハッキリさせる
2.「その目的が叶うかどうか」を基準に手段を探す
3.ネット検索や未経験者の話はアテにせず、現役のプレイヤーから話を聞く
4.継続性があるかどうかをよく確認する
5.ガイドになってくれる人を見つけてサポートしてもらう
僕の場合は「脱社畜」を目的に「副業」をやってきたので、どの話もそれにまつわる内容になっていますが、これは別の目的でも同じことが言えると思います。
野球がうまくなりたいなら、
1.学内、プロ野球、メジャー、どこを目指すのか
2.輩出実績がある学校や教室、コーチを探す
3.親や友達ではなく、現役プレイヤーや監督から話を聞く
4.トレーニング費用が長期間捻出できるか確認する
5.ガイドを探してサポートを依頼する
こんな感じで応用できますよね。
当時の僕のようなことがボトルネックになっている人をよく見かけるので、何かにチャレンジしている方は自分がやっていることと見比べて取り入れてみてください。
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