・noindexってなに?
・どんな時にnoindexを使うの?
・noindexの設定方法を知りたい
こんな人のための記事です。
noindexは、SEOを勉強し始めた人にとっては「聞いたことあるなー」くらいかもしれませんが、「インデックス最適化」という割と重要なSEO内部対策の1つです。
本記事で解説するnoindex設定を実践すると、ブログ全体の評価を底上げできて、各記事の検索順位UPに一歩近付けるはずです。
noindexとは?
noindexとは、設定したページを検索エンジンにインデックスさせないという効果の「メタタグ」と呼ばれるタグの1つです。
検索エンジンは以下の3ステップで検索順位を決定しています。
- クローリング
- インデックス
- ランキング
このうち②のインデックスで止めると、そのページは検索エンジンに表示されなくなります。
結論から言うと、この「noindexタグ」をうまく使うことで、ブログ全体の価値を上げられる可能性があるという話です。
使い方を理解するために、順を追って簡単に解説します。
検索エンジンのサイト評価は「平均点」
検索エンジンは、各ページとサイト全体を評価して検索順位をランキングしています。
そしてタイトルの通り、サイト全体の評価は平均点(のような概念)で評価されているようです。
下記はサイトの評価をモデリングしたものです。
この場合、個々のページはサイトAの方が優れているのに、全体の価値はサイトBの方が高いということになってしまいます。
【重要】低品質なページはサイト全体の価値を下げる
これはGoogleが公式で明言しています。
低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。
サイト全体の価値が下がるということは、記事1つ1つの検索順位にも悪影響が出る可能性があるということです。
ということは、低品質なページをなくせばサイト全体の評価が上がると言えますね。
「低品質なページ」とは?
「低品質」と言われるページは以下のようなものです。
- 読まれていない記事
- 404エラーページ(存在しないページ)
- 自動生成されるページ(タグページやカテゴリーページ)
①と②は当然として、見落としがちなのが③です。
これは何のページを指してるかというと、「カテゴリー」などをクリックしたときに該当記事が並ぶページです。
上記は当ブログの「ブログ運営」というカテゴリーをクリックすると表示されるページでして、自動生成されるものですが「低品質なページ」にあたります。
タグやカテゴリーが多ければ多いほど、こういったページも多くなります。
低品質な記事をなくす方法2つ【注意点あり】
以下の2パターンです。
- ページを削除する
- noindexタグを設定する
一見ページを削除するのが手っ取り早い感じがしますが、問題点が出てきます。
ページを削除する2つのデメリット
- 前項の「自動生成されるページ」は必要なので削除しない方がいい
- 削除しても「中身が消えたページ」としてしばらく検索結果に残る
このデメリットを回避する方法として「noindex」の出番というわけですね。
「消すわけにはいかないけどインデックスはさせたくない」というページにnoindeを設定すれば解決です。
ページを削除する時は先にnoindex設定する
低品質なページはまずnoindex設定をして、インデックスから外れたのを確認して削除するという流れが正解です。この間、だいたい3〜5日くらいです。
こうすれば検索エンジンのインデックスから外れるので、そのページは削除しても問題ありません。
noindexの設定方法2つ
- プラグインを使う(おすすめ)
- HTMLに直接タグを入力する
HTMLがわからない方は①が簡単なのでおすすめです。
① プラグインを使う(おすすめ)
『All In One SEO』というプラグインを使うと簡単に設定できます。
All In One SEOでのnoindex設定方法
メニューリストから「All In One SEO → 一般設定」とクリックします。
次の画面を下スクロールしていって、「Noindex設定」という項目を見つけてください。
そこで以下の項目にチェックを付けましょう。
これで自動生成ページのnoindex設定はOKです。
各記事のnoindex設定方法
操作は以下の流れです。
- メニューリストから「投稿 → 記事一覧」と進む
- noindex設定をしたい記事の投稿画面を開く
- 下スクロールして「All In One SEO」という項目を見つける
- 「この固定ページ/投稿に noindex を使用する」にチェックを入れる
- 上スクロールで戻って「更新」をクリック(※忘れずに)
実際の画面で見るとこの位置です。
これだけでOKです。「更新」を押すのをお忘れなく。
② タグを直接入力する
HTMLや<head>と聞いて「???」という方は読み飛ばしてOKです。
プログラミングの知識がある方なら、こっちの方が手っ取り早い場合もあると思うので記載しておきます。
HTMLの<head>セクション内に、以下の一文を入れるだけです。
<meta name=”robots” content=”noindex”>
インデックスされている記事数の確認方法
Googleサーチコンソールから確認できます。
Googleサーチコンソールを設定していない方は以下をどうぞ。
ログインして、「インデックス → カバレッジ」とクリックです。
※画像ではエラーが出ていますが、僕のブログは過去に移転しており、その時のリダイレクトエラーが一部残っています。
- 有効:インデックスされているページ数
- 除外:意図的にインデックスしないようにしているページ数
新しく記事を公開していくと「有効」が増えていきます。
公開している記事数と有効数にやたら開きがある場合は、余計なページがインデックスされている可能性が高いです。
月1でもいいので、たまにこの画面を確認しておくといいでしょう。
noindexの注意点3つ
- noindexを設定してもクローリングは実行される
- noindexが反映されるタイミング
- ページを削除する前にnoindex設定する
順に補足します。
① noindexを設定してもクローリングは実行される
noindexタグは、あくまで「インデックスさせない」ためのタグなので、クローリングはこれまで通り実行されます。
クローリングも止めたい場合は「robots.txtタグ」を使いましょう。
② noindexが反映されるタイミング
noindexを設定した後、次にクローリングされた時に反映されます。
クローリングのタイミングはサイトによって違うので、3日おきくらいに確認してみましょう。
③ ページを削除する前にnoindex設定する
これは先ほど説明した通りですが、再度。
削除したいページのインデックスが外れているのを確認してから削除しましょう。
noindexをうまく使ってブログ全体の価値を底上げしよう
ということで、本記事で解説したnoindex設定を実践すると、ブログ全体の評価を底上げできて、各記事の検索順位UPに一歩近付けるはずです。
最後にもう一度要点をまとめます。
- 低品質なページはサイト全体の価値を下げる可能性がある
- 「低品質なページ」は主に3つ
① 読まれていない記事
② 404エラーになる存在しないページ
③ 自動生成されるタグページなど - 低品質なページを「noindex」設定することでサイト全体の価値が上がる
理屈はともかく、プラグインを使えば設定自体は初心者でも簡単にできます。
記事が増えてきたらたまにチェックして、低品質なページはこまめにnoindex設定しましょう。
初心者から副業ブログを作るロードマップ
なお、本記事は「ブログのアクセスアップ(SEO)」「収益化の手順」の一部でして、以下の記事でやるべきことを順序立てて網羅しています。
>>「初心者が副業ブログで月5万円を稼ぐまでの完全ロードマップ」
上記のロードマップから本記事を読んでいる方は、「読者の満足度を高め、検索順位を高めるリンクの最適化11個」に進みましょう!
https://mane-talk.com/blog-link-optimisation/
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