・ロボアドバイザー投資を検討してるけど、失敗事例があれば知りたい
・ロボアドバイザーで失敗したという話を聞いたけど、実際どうなの?
・ロボアドバイザーで失敗しないために、注意点を知りたい
こんな人に向けた記事です。
一見万能なロボアドバイザーですが、全自動だからと丸投げして失敗する例をあちこちで見かけるんですが、原因はロボアドバイザー側だけではなかったりします。
使う側の知識不足で失敗して「ロボアドは稼げない」みたいな感じになると勿体ないので、本記事では「ロボアドバイザー投資で失敗しないためのポイント」を8つまとめました。
筆者の僕は2012年から投資を始めて、現在は投資だけでも生活していけるくらいの現役投資家です。
投資である以上リスクもあるし、使う側にも最低限の知識は必要なので、転ばぬ先の杖になれたらなと思います。
なお、「ロボアドバイザーって何?」という方は先に『ロボアドバイザーとは?仕組みと使い方を解説【5分でわかる】』という記事を読んでいただくと、本記事が理解しやすくなると思います。
ロボアドバイザー投資で失敗しないために知っておくべき8つのこと
- 実績のあるロボアドバイザーを選ぶ
- 手数料をよく確認する
- 積立投資で運用する
- 一時的な元本割れに右往左往しない
- 運用方針をコロコロ変えない
- 価格変動に触発されて増資しない
- 助言型の場合は放置しない
- ロボアドバイザーに依存しない
上記の8点。順に解説していきます。
ポイント①:実績のあるロボアドバイザーを選ぶ
ちょっと矛盾するようですが、ロボアドバイザーには「リスク許容度によって投資対象が変わる」という特徴があるので、公表されている実績だけで単純に良し悪しは判断すべきじゃないです。
それでも実績をチェックする理由は以下の2点です。
- マイナーなロボアドは今後どうなるかわからない
- ある程度の実績が出ていないと支持されない
上記の通り。
投資対象のリスクとは別に、「事業者が経営難に陥って運営を継続できなくなる」という事業者リスクがあります。
そして、「利用者が多い=割と儲かってる=システムや人材にお金をかけられる」ということなので、サービス内容が充実している可能性が高いです。
ポイント②:利用料をよく確認する
ロボアドバイザーを利用するにあたって、以下2つの手数料がかかります。
- 利用手数料:投資金額の0.6〜1%/年
- 信託報酬:頭視金額の0.1〜0.4%/年
上記合わせて年間で0.7%〜1.4%くらいですね。
「WealthNavi」や「THEO + docomo」など大手のロボアドバイザーでかかるコストは上記の手数料のみですが、中には投資商品の売買手数料、為替手数料、為替スプレッドなどの手数料を徴収する業者もあります。
つまり、リバランスのために商品の売買をする度に手数料がかかると、費用がかさんで利益を食いつぶしてしまう場合もある、ということですね。
悪意があるわけじゃないと思いますが、「手数料が安い」と打ち出していても、他にコストがかからないかは必ず確認すべき。
ポイント③:積立投資で運用する
積立投資をすべき理由は以下の2つ。
- 時間軸の分散になり、リスクヘッジになる
- 購入単価が下がり、利益が出やすくなる
「時間軸の分散」については以下の記事で解説しているので、もしわからない場合はサクッとどうぞ。
補足:定額積立投資はドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは「その時の値段に関係なく、毎月決まった日に、決まった金額を機械的に買う(積み立てる)」という方法です。
具体例があった方がイメージしやすいと思うので、「毎月3万円積立てる」という過程で考えてみましょう。
- 3月は単価が10,000円だった → 3口買える
- 4月は単価が5,000円だった → 6口買える
- 5月は単価が15,000円だった → 2口買える
- 3ヶ月で9万円を投資、買えたのは11口=平均単価は8,181円
つまり損失になりやすい「高値づかみ」を防止しつつ、利益になりやすい「安い時にたくさん買う」が自動的にできているのがわかるかなと思います。
ポイント④:一時的な元本割れに右往左往しない
ロボアドバイザーの運用は「5年〜20年くらいの長期投資」が前提でして、長期投資には「短期的な下落をほぼ無視できる」という性質があります。
何を言ってるのかよくわからないかもなので、下図をご覧ください。
- Aのタイミングで投資
- Bのタイミングで下落に焦って売却 → 損失
- C地点まで保有し続ける → 利益
なんとなくイメージできますかね?
長期投資の性質を知らずに株や仮想通貨売買のような感覚でやると、長期投資のメリットを活かせずに損失を出してしまいます。
これが「短期的な下落をほぼ無視できる」ということですね。
ポイント⑤:運用方針をコロコロ変えない
ここで言う運用方針とは、「リスク許容度」のことで、以下のような失敗パターンも目立ちます。
- リスク許容度「低」で運用開始
- なかなか利益が増えないので、リスク許容度を「高」に変更
- 割とハイリスクなポートフォリオにリバランスされる
- その投資商品が暴落し、一気に損失
上記は手動で相場投資をした時によく起こる現象です。
本来はこの感情とは無関係に、システマチックに運用できるのがロボアドバイザーを使うメリットですが、感情で操作してしまうことでこのメリットを潰してしまっています。
ポイント⑥:価格変動に触発されて増資しない
「株価が全面安になったから買い増しする」みたいな感覚で増資して、そこからさらに下落して損失を出してしまう、というパターン。
ポイント⑤の「感情で投資してしまう」と同じミスですね。
ロボアドバイザーに任せる時は「相場感」や「個人的感情」は排除すべき。
ロボアドは「カン」ではなく、過去の膨大なデータとアルゴリズムを元に理論的に運用していますので。
ポイント⑦:助言型の場合は放置しない
ちょっと補足すると、ロボアドバイザーには以下の2タイプがあります。
- 助言型(投資アドバイス型)
商品の組み合わせや方針を助言し、運用は自分でやる - 運用型(投資一任型)
助言も運用もAIやロボットがやる
当たり前ですが、助言型はあくまで「診断した時の状況に合わせた提案」なので、その後のリバランスは自分でやらなきゃダメです。
「ロボアドのアドバイス通りのポートフォリオを組んだから大丈夫」という使い方は根本的に間違ってまして、放置した場合は損失を出す可能性が高いです。
ポイント⑧:ロボアドバイザーに依存しない
ロボアドバイザーが優秀なのは間違いないです。だからといって、ロボアドだけに投資したり、自分から学ぶことをしないというのは微妙です。
理由は2つ。
- ロボアドは分散投資してるが、大きな括りではさらなる分散が必要
- 投資スキルが身に付かず、ロボアド以外の投資ができない
繰り返しになりますが、分散投資を勘違いしていたことで思わぬ損失を出す投資初心者が後を絶たないので、『投資初心者が誤解しがちな分散投資|正しいリスクヘッジを解説する』という記事はぜひ目を通していただきたいなと。
「ロボアドだけ」はなかなか増えない
ロボアドは長期投資なので、「やってよかった」と思えるくらい利益が出るのは早くても数年後で、今の生活の足しにはしづらい利益です。(将来の大きな出費に備える、みたいな用途が正解)
なので、もっと短いスパンで利益を出したかったら別の戦略が必要になります。
そうでなくても、元本が少なければ2倍になったとしてもパッとしない利益だったりするので、元本を増やす努力はすべきかなと。
ロボアドは「ほったらかし」がメリットですが、「考える必要がない=スキルは付かない」というのがデメリットなので、他で投資経験を積むことも大切かなと思います。
ロボアドバイザー投資の失敗は「使う側の知識」にも原因あり
最後にもう一度要点をまとめます。
- 実績のあるロボアドバイザーを選ぶ
- 利用料をよく確認する
- 積立投資で運用する
- 一時的な元本割れで右往左往しない
- 運用方針をコロコロ変えない
- 価格変動に触発されて増資しない
- 助言型の場合は放置しない
- ロボアドバイザーに依存しない
ということで、ロボアドバイザーの運用方針や特性を理解せずに中途半端に手を加えてしまうと失敗しやすいです。
一旦運用を始めたら基本的には「ロボアドを信じて任せる」というスタンスが、ロボアドのメリットを最大限活用するコツかなと思います。
あとは少額投資で様子を見るのもアリですね。
ぶっちゃけ増える金額が少ないと面白くなかったりもするんですが、とはいえ1円も投資せずに机上の空論で勉強するよりも、少額でも身銭を投資した方が興味を持って学べると思いますので。
知っておくべきロボアドバイザーの基礎知識
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