仕事がなかなかうまくいかない。
上司からも同僚からも指摘されまくりで辛い…今の仕事は向いてないのかなぁ。とはいえ、向いてる仕事が何かもわからない。どうすればいいんだろう…。
こんな人に向けた記事です。
「適正」について正しく理解すれば、冒頭のような悩みを解決するのは実は全く難しい話ではありません。
実際に僕は本記事の診断結果を元に仕事を変えたところ、ストレスが減って成果も出るようになりました。
人それぞれ必ず「適正」「適職」がありますが、今自分がやっている仕事は明らかに向いていないと思う方は、ぜひ記事を読んでみてください。
記事を読むと向き不向きに悩むことはなくなり、一定以上の成果が出せるようになるはずです。
そもそも「向いている仕事」とは【3つの条件】
結論、以下3つの条件が関係します。
- 能力と仕事内容が合っているか
- その仕事に興味が持てるか
- 上司・同僚との相性
これらが噛み合っていると、ストレスが少なく成果が出やすいです。
つまり、総合的に「今の仕事は自分に合ってるな」と実感できます。
②と③は「実際やってみないとわからない」という部分ですが、①だけは診断ツールで事前に目星を付けることが可能です。
事実:適職に就ける確率 → 1/27,000
日本にはざっくり27,000種類の職業があると言われています。
仮に1日1職種体験するとしても、72年かかる計算です。
この中から自分に合った1つの仕事を見つけるというのは、割と果てしない運ゲーですよね。
会社も「1人1人が最高のパフォーマンスを発揮してほしい」とは考えているものの、現実には「適正を考慮して配属する」というのは簡単なことではありません。
とはいえ、「人は何をどうすれば最高のパフォーマンスを発揮できるのか」という課題は、日本どころか世界中で研究されており、ある程度答えも出ています。
適性診断は「仕事選びのコンパス」のようなものなので、積極的に活用すべき。
向いてる仕事がわかる神診断ツール2つ
ということで、ここからは有料・無料2つの診断ツールを解説します。
ツール①:グッドポイント診断
1つ目は「グッドポイント診断」。
リクルートが提供する無料の診断ツールです。
グッドポイント診断の特徴
- 組み合わせは8,568通り
- 18種類ある強みの中から該当するもの5つを教えてくれる
- 診断は無料、Webで完結
- 所要時間は15分程度
この診断はリクルートに蓄積されている求職者のビッグデータを元にしています。
転職市場で長年トップを維持しているリクナビには、何百万人という転職者の事例があり、診断の精度が高いのは必然かなと思います。
疑問:グッドポイント診断はなぜ無料?
一言で言うと、大手転職サイト「リクナビNEXT」の集客ツールだからです。
なので、転職する気が全く無くてもリクナビNEXTに無料登録するだけで使えます。
なお、「【無料】8568通りから自分の強みや適正がわかる「グッドポイント診断」やってみた」という記事で僕が診断した結果を元に解説しています。
やってみたい方は以下からどうぞ。
>>「グッドポイント診断」をやってみる
ツール②:ストレングス・ファインダー
「ストレングス・ファインダー」は診断の名前でして、上記の本に診断コードが付いています。僕が学校で講演をする時に必ず勧めている推薦図書でもあります。
この本は中古厳禁です。
1冊につき1つ、ネットで診断を受けるための「診断コード」が付いていて、このコードは一度しか使えないようになっています。
中古でこの「診断コード」使用済みのものを買ってしまうと、本題の診断ができません。
ストレングス・ファインダーの特徴
- 200万人のビジネス成功者を分析して作られている
- 18種類ある強みの中から該当するもの5つを教えてくれる
- 本書が手元にあればWebで完結
- 所要時間は45分ほど
アメリカ生まれの診断ツールですが、まずこのツールが作られた経緯からしてスケールが違います。
数が多けりゃいいってもんじゃありませんが、「200万人のインタビューから抽出した5,000種類の才能を34種類の資質に分類」とか母数がエグい。
診断結果を元に、この34種類からあなたに当てはまるもの上位5つを教えてくれます。
普通の本のように最初から最後まで読む作りにはなっていなくて、診断結果に該当する部分のみを読んで理解を深めるようになっています。
ストレングス・ファインダーが優れている点
ストレングス・ファインダーの最も優れている点は、「ビジネスシーンにおいてどのような場面や役割でこの才能が発揮されるのか」ということまで書かれている点です。
有料ではありますが、値段に見合った素晴らしい診断ツールだと思います。
これも実際に僕がやってみた体験談と使い方をまとめた「200万人のデータから自分の適性がわかる!ストレングス・ファインダーやってみた」という記事があるので、あわせてどうぞ。
適正がわかったら「市場価値」も把握しておこう
「自分が得意なこと」がわかったら、併せて「自分の市場価値(=適正年収)」も把握しておくといいです。
なぜなら、ひとつの会社に長く勤めてきた人は、市場価値よりも安く給料が設定されているケースがほとんどだからです。
市場価値の把握は身を助ける
社内評価と市場価値はまったくの別軸です。
給料は「社内規定に基づいた相対評価」で決まっている社内指標に過ぎません。
実際に転職市場(求人)を観察してみると「今と全く同じ仕事内容なのに給料が全然違う」なんてことは結構ザラにあります。
なので、これを知っておくと不利なオファーを回避できたり、思いがけない年収アップが実現できる可能性があります。
【余談】職種の市場価値は変動する
本記事の内容からはちょっと脱線しますが、絶対覚えておいた方がいいことなので書いておきます。
タイトルの通り、職種の給与相場は時期や環境によってかなり変動します。
たとえばこんな感じ。
「業界全体の人材不足」などで採用が難しくなる
→ 少しでも応募が集まるように、待遇を引き上げる会社が増える
→ その職種の給与相場が高騰する
なので、転職する気があるか無いかは別として、定期的に自分の職種の求人をチェックしておくと、同じ仕事内容で年収アップができたりします。
近年だと「医者」「薬剤師」「保育士」「運転手」などがそうですね。
【無料】市場価値の査定は5分でできる
今仮に自分が転職したら「年収いくらくらいのオファーがあるのか」「どんな求人が届くのか」は、「ミイダス」 で調べることができます。
実際の画面が以下。
今の仕事での職種や年収を入力するだけで、適正年収やどんなオファーが届くのかがすぐにわかります。
スマホからでも同じ手順で査定できるのでおすすめです。
「自分の適正に合った仕事」はコスパ最強です
最後にもう一度、要点をまとめます。
- 適正は自覚しにくい → 適正自分にとっては「当たり前」
- 自分に合った仕事 = 適正と職能がマッチした仕事
- 有能な適性診断ツール2つ
→【無料】グッドポイント診断
→【有料】ストレングス・ファインダー - 自分の市場価値を診断する → 「ミイダス」
- 職種によって給料相場が変動する → 定期的にチェック
ということで、自分に合った仕事の見つけ方でした。
この記事の内容を実践することで、自分の本当の強みがハッキリわかり、自分が最高のパフォーマンスを発揮できる仕事や環境を見極めることができるようになります。
自分に向いている仕事って言ってみれば、「人より少ない労力で、人よりも成果が出る仕事」ということで、コスパがいいのでおすすめです。
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