・「SEO内部対策」ってなんのこと?
・具体的に何をすればいいの?
こんな人のための記事です。
SEO対策で最重要なことは、検索ユーザーの検索意図を解決する良質な記事を作ること(=コンテンツSEO)に尽きます。
その一方で、同じくらい重要なのが本記事で解説する「SEO内部対策」です。
なぜなら、どんなに良質な記事を書いても検索エンジンから理解されづらい構造だと、正しく検索順位に反映されないからです。
SEO対策のやり方はググればいくらでも出てきますが、そのほとんどが企業のWebマーケッターに向けたもので、素人では解読するだけで一苦労です。
そこでこの記事では、「Webの知識は専門外だけどブログのアクセスは増やしたい!」という人に向けて、できる限りわかりやすく内部対策についてまとめました。
実際にこの記事で解説している方法で、1位を量産できています。
【SEO】Web系初心者出身ですが、ブログ記事のGoogle検索で1位を量産できました😌#添付画像を参照
ノウハウは全部無料で公開したので、ぜひ参考にしてみてください。
今でも専門用語に疎いので、誰が読んでも理解できる内容だと思います。笑https://t.co/uISPfQCstJ pic.twitter.com/8TDGjxbkN1— gaku@複業家 (@GAKU_gflat) April 15, 2020
SEO内部対策をマスターすれば、他のサイトと差が付いて上位表示(=アクセスアップ)に大きく近付きますよ。
SEOの全体像|SEO内部対策とは?
上記の通り、SEOは3つの分野に分かれています。
本記事は内部対策についてなので、「Googleから正しく評価されるようなサイト構造にする作業なのね」と思ってもらえればOKです。
なお、「SEO自体そもそもよくわからないなー」という場合は、下記の記事に必ず目を通しましょう。ここからの話が理解しやすくなります。
>>【初心者向け】ブログのアクセスアップに重要な「SEO対策」とは?
コンテンツSEOと内部対策は両輪
これらは片方だけやっても上位表示はされません。
あくまで「良質な記事」であることが前提で、その良質な記事を「検索エンジンに正しく評価してもらうためにやるのが内部対策」という位置づけです。
簡単解説:検索エンジンの仕組み
内部対策を理解するためには、検索エンジンの仕組みをちょっとだけわかっておく必要があります。
書いた記事の検索順位が決まるまでは、下記の3ステップで処理されます。
- クローリング:クローラーがWeb上を巡回してあなたのサイトを見つける
- インデックス:あなたのサイトを検索エンジンに登録する
- ランキング:あなたのサイトに点数を付けて検索順位が決まる
より詳しく知りたい場合は以下の記事も合わせてどうぞ。
>> 検索エンジンとは?仕組み・種類・最適化の方法を1から解説
SEO内部対策でやることは2つ
- クロール最適化
→クローラーの巡回を促し、クローリングしやすいサイト構造にする - インデックス最適化
→1つ1つの記事をGoogleから正しく評価される構造にする
1つずつ順番に見ていきましょう。
クロール最適化:クローラーの巡回を促す
クローラーはどうやって来るの?
クローラーがあなたのサイトに来る経路は2つしかありません。
- サイトマップ経由で来る
- 検索エンジンに登録(=インデックス)済みのページのリンクを辿って来る
なので、この2つに関係する部分に細工をします。
SEO内部対策1:サイトマップを登録しておく
もしブログを立ち上げたばかりで、Googleサーチコンソールにサイトマップを登録した覚えがなければ、この機会に必ずやっておきましょう。
これをやっておくことで、通常のクロールでは見つけてもらいにくいページも全部クロールしてくれるようになり、以後もサイトマップ経由で定期的にクロールしてくれるようになります。
WordPressでのサイトマップ登録方法
サイトマップの登録方法は下記をどうぞ。
SEO内部対策2:自分からクローラーを呼び込む
クローラーは何もしなくてもいずれはあなたのページを見つけてくれますが、それだと最長3ヶ月くらいかかってしまいます。
なので、自分からクローラーを呼び込んで、クローリングとインデックスまでの時間を短縮しようという話ですね。
これはGoogleサーチコンソールを使うことで簡単にできます。新しい記事を書く度にこれをやるクセを付けておくといいです。やり方は下記の記事をどうぞ。
クロール最適化:クローラーが巡回しやすいサイト構造にする
具体的には以下の6つです。
- すべてのページに2クリック以内でアクセスできるようにする
- 記事に内部リンクを設置する
- 良い記事を書いてシェアしてもらう
- パンくずリストを設定する
- ナビゲーションメニューはテキストにする
- ページネーションは数字にする
聞き慣れない単語が並んでいるかもしれませんが、実物を見ればすぐにピンとくると思うので大丈夫です。笑
順番に見ていきましょう。
SEO内部対策3:すべてのページに2クリック以内でアクセスできるようにする
これは図で見た方がわかりやすいと思います。
こんな構造であれば、TOPページから2クリックで全てのページにアクセスできますね。
これ以上階層が増えると、クローラーは巡回しづらく頻度も下がると言われています。
SEO内部対策4:記事に内部リンクを設置する
内部リンクとは、自分のブログ内の別記事に飛ぶように設置するリンクです。
↓こういうのですね。
リンクは正しく使えば読者からも検索エンジンからも評価が上がりますが、誤った使い方をすると全く逆の結果になります。
リンクを貼る時の鉄則4つ
- 読者がほしいと思うところにだけ、必要なリンクを貼る
- イカサマリンクは貼らない
- リンクは画像よりもテキストを使う
- リンクの文章に指示語は使わない
上記の重要性や、具体的なリンクの設置方法は以下の記事をどうぞ。
SEO内部対策5:良い記事を書いてシェアしてもらう
クローラーはWeb上のあらゆるリンクを辿って来ます。
Twitterなどでシェアしてもらえたら、そのリンクもクローラーの経路になります。
良いこと書いてる
— つがる (@hook_k_b) January 10, 2020
「良い記事」というと抽象的でよくわかりませんね。
実は記事の良し悪しの8割は構成の段階で決まると言っても過言じゃないです。検索順位に大きく影響する記事構成のやり方は、以下の記事をどうぞ。
>> 初心者でも文章苦手でもOK!ブログの記事構成を3ステップで解説
これ以降はWordPress内での設定です。
使っている「テーマ」によって操作方法が違うので、具体的な設定方法は割愛させていただきます。
SEO内部対策6:パンくずリストを設定する
「パンくずリスト」とはこれのことです。
これも「内部リンク」にあたるので、設置しておくとクローラーがサイト内を巡回しやすくなります。
読者にとっても「今このブログのどこにいるのか」がわかりやすくなりますよ。
SEO内部対策7:ナビゲーションメニューはテキストにする
「ナビゲーションメニュー」とはこれのことです。
当ブログ「まねとーく」では、テキストと画像両方を使っていますが、テキストの方がクローラーが認識しやすいと言われています。
SEO内部対策8:ページネーションは数字にする
最後に「ページネーション」というのはこれです。
これも、日本語のテキストよりも数字の方がクローラーは識別しやすいです。
ということで、クロール最適化は以上です。
インデックス最適化:1つ1つの記事をGoogleから正しく評価される構造にする
こちらは記事1つ1つに対するSEO対策なので、ルールを覚えて記事に反映させましょう。
SEO内部対策9:SEOキーワードは1ページにつき1つ
1ページに複数のキーワードでSEOしようとすると、そのページのテーマがぼんやりしてしまい、結果的にどのキーワードでも上位表示されなくなります。
1つのページで述べるのは1テーマに絞っておきましょう。(ただし、関連キーワードはOKです)
SEO内部対策10:タイトルにはh1見出しを使う
h1〜h6の「見出しタグ」はただの装飾ではなく、検索エンジンにページの構造を伝える道標のようなものです。
割と重要なので以下のルールをよく覚えておきましょう。
ここで言う「タイトル」は、TOPページのブログ名、記事ページの記事タイトルのことです。
ここにh1以外の見出しを使うのは大きなマイナスなので気を付けましょう。
なお、見出しタグについては以下の記事で詳しく解説していまして、この記事1本で内部対策10〜12まで網羅しています。
SEO内部対策11:ページタイトルには必ずキーワードを入れる
ここは特に重要。
ページのタイトルは以下の2点が重要です。
- そのページで上位表示を狙いたいキーワードを入れる
- 「検索ユーザーがクリックしたくなる魅力的なタイトル」にする
前者は検索エンジン対策でして、そもそもタイトルにキーワードが入っていないと検索結果に表示されません。
後者は検索ユーザー対策ですね。
検索ユーザーはズラッと並んだ検索結果から、タイトルを見て読むかどうか(クリックするかどうか)を瞬時に判断しているからです。
具体的なタイトルの作り方は、以下の記事をどうぞ。
SEO内部対策12:見出しは必ずh1から順番に使う
クローラーはこの見出しタグでページの構造を把握します。不規則な順序になっていると、クローラーはページの構造を正確に読み取れません。
見出し配置の良い例
h1 ページタイトル
h2 ○○の方法2つ
h3 方法①
h3 方法②
h2 ○○のメリット
h3 △△が便利
見出し配置の悪い例
h4 ページタイトル
h3 ○○の方法2つ
h2 方法①
h2 方法②
h3 ○○のメリット
h2 △△が便利
こちらも見出しタグの話なので、詳細は以下の記事をどうぞ。
SEO内部対策13:画像を最適化する
- 記事の内容に合った画像を使う
- 画像の内容がわかるファイル名にする
- 画像のファイル名にもキーワードを含める
画像のタイトルも検索結果に影響していて、ファイル名にキーワードが含まれていれば画像検索で上位表示される可能性が上がります。
余談:ド素人でも他のサイトに負けない画像を作れる
僕は画像編集・加工のスキルは皆無なんですが、よく読者さんに画像を褒めていただいてます。
僕と同じように「PhotoshopもIllustratorも使えないよ!」という方は、下記に僕がやっている手順をすべてまとめているので、よかったら参考にしてください。
>> フォトショもイラレも使えない!ド素人でもできる画像編集・加工法
SEO内部対策14:メタディスクリプションを最適化する
メタディスクリプションとはこれのことです。
何も設定していないと、検索キーワードが含まれている文章をハイライトで表示しますが、それだと「このページがそもそも何なのか?」はわかりません。
メタディスクリプションはWordPressのプラグイン「All In One SEO」で簡単に設定できます。
「投稿」画面の記事入力欄の下に編集ボックスがあります。
メタディスクリプションはアクセスアップに繋がる重要な項目です。
ここで詳細を話すと長くなってしまうので、下記の記事をどうぞ。
SEO内部対策15:noindexを効果的に使う
低品質なページは「noindexタグ」を設定しておきましょう。
なぜなら、質の低い記事がインデックスされるとブログ全体の総合点に悪影響があるからです。
「noindexとは?」「低品質なページとは何か?」などは以下の記事をどうぞ。
なお、noindexタグもWordPressのプラグイン「All In One SEO」で簡単に設定できます。
「投稿」画面の記事入力欄の下にチェックボックスがあります。
ということで、インデックス最適化はこれで以上です。
最重要はコンテンツSEO(良質な記事作り)
既に記事が良質であれば、ここまでに紹介した内部対策を施すだけで上位表示の効果が出るはずです。
逆に、これらを全部やっても記事が上位表示されない場合は、今一度記事内容を見直しましょう。
検索順位の決定は記事内容が大部分を占めるので、一番時間をかけるべきはコンテンツSEOだということは頭に入れておきましょう。
繰り返しになりますが、コンテンツSEOには記事構成が必須です。構成を作らずに記事を書いている場合は、必ず以下の記事に目を通しましょう。
ライティングスキルが大幅に上がり、上位表示に大きく近付くはずです。
>> 初心者でも文章苦手でもOK!ブログの記事構成を3ステップで解説
SEO内部対策は記事作成のルーティーンに加えよう
最後に、この記事で紹介した内部対策を一覧でおさらいしましょう。
SEO内部対策でチェックすべき15項目
1.サイトマップを登録する
2.サーチコンソールで自分からクローラーを呼び込む
3.全ページ2クリックで到達できるサイト構造にする
4.記事に内部リンクを設置する
5.良い記事を書いてシェアしてもらう
6.パンくずリストを設置する
7.ナビゲーションメニューはテキストにする
8.ページネーションは数字にする
9.SEOキーワードは1ページにつき1つ
10.タイトルにはh1見出しを使う
11.ページタイトルには必ずキーワードを入れる
12.見出しは必ずh1から順番に使う
13.画像を最適化する
14.メタディスクリプションを最適化する
15.noindexを効果的に使う
「一度設定すれば終わり」というものはこの機会に設定を済ませておいて、内部リンクやインデックス最適化は日々の記事作成のルーティーンにしましょう。
慣れない内は上記をチェックリストに使って、公開前に最終チェックするのもアリです。
本記事のSEO内部対策をマスターすれば、他のサイトと差が付いて上位表示に大きく近付きます。
初心者から副業ブログを作るロードマップ
なお、本記事は「ブログのアクセスアップ(SEO)」「収益化の手順」の一部でして、以下の記事でやるべきことを順序立てて網羅しています。
>>「初心者が副業ブログで月5万円を稼ぐまでの完全ロードマップ」
上記のロードマップから本記事を読んでいる方は、「脱ブログ初心者!見出しタグの使い方と最適化のコツ3つ」に進みましょう!
https://mane-talk.com/heading-tag/
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