・ロボアドバイザーがどんなものか知りたい
・ロボアドバイザーってどんな仕組みの投資なの?
・ロボアドバイザーの使い方を知りたい
こんな人に向けた記事です。
投資に興味があっても「何から始めればいいのかわからない」「損しそうでコワイ」という感じかもですが、ロボアドバイザーの登場でかなり身近なもの縁遠いものになりました。
実際に投資経験がない初心者でもスマホ一台で投資を始めて、日々利益を出している人が大勢います。
ということで、本記事では「ロボアドバイザーの仕組み・メリットとデメリット・代表的なサービス」について解説します。
5分くらいで読み終わりますので、サクッとどうぞ。
簡単解説:ロボアドバイザーとは?仕組みを解説
ロボアドバイザーとは、AIやロボットがあなたに代わって全自動で資産運用をしてくれるサービスで、「ロボアド」とも呼ばれています。
ロボアドバイザーが自動でやってくれること
- 投資のアドバイス
- 商品選び
- 分散投資(リスク対策)
- 投資商品の売買
- 下落時の投資商品の組み換え
ざっくりですが、上記の通り。
投資をする上で必要なほぼ全てのことを自動的にやってくれます。
投資方針は簡単な質問に答えるだけ
当たり前ですが、人によって投資に対する考え方が違います。
たとえば以下のような感じ。
- リスクは極力取りたくない
- 少しずつでも堅実に増やしたい
- 多少リスクを取ってもリターンを大きくしたい
- 大きくリスクを取って大きなリターンを得たい
これを「リスク許容度」と言いますが、いくつかの簡単な質問に答えるだけで、あなたの好みに合わせた投資商品を選び、投資方針を提案してくれる仕組みです。
実際の診断とシミュレーション画面
実物を見た方がイメージしやすいと思うので、僕が「THEO+docomo」というロボアドで診断した時の画面をどうぞ。
見ていただくとわかると思いますが、本当に難しいことは何一つありません。
僕の場合はリスク許容度MAXでして、以下のようなポートフォリオを提案してくれました。
そして、上記のポートフォリオで運用したシミュレーションを、過去10年のデータで見たものが以下。
序盤で大きく下落しているのはリーマンショックですね。
最終的に「100万円を10年運用して183万円に増えた」というシミュレーションです。
補足:ロボアドバイザーと投資信託の違い
投資信託の仕組みをご存知なら、「投資信託と似てるなぁ、何が違うの?」と思うかもです。結論、以下の2点が違います。
- 運用をロボットがやるか、人がやるかの違い
- 手数料が投資信託の数分の1
投資信託はあなたの代わりにプロのファンドマネージャーが代理運用してくれますが、プロとはいえ人間なので、どうしても感情が影響するし投資スキルにも個人差があります。
ロボアドバイザーはそういったムラが無いので、投資信託の進化版と考えるとわかりやすいと思います。
「ロボアドバイザーと投資信託の違いとは?|投資信託オワコンかも」という記事でこの辺りのことを詳しく掘り下げました。
ロボアドバイザーの種類2つ
以下の2種類です。
- 助言型(投資アドバイス型)
商品の組み合わせや方針を助言し、運用は自分でやる - 運用型(投資一任型)
助言も運用もAIやロボットがやる
助言型は自分で運用できるスキルが必要なので、初心者ならすべて自動でやってくれる「投資一任型」一択かなと思います。
ぶっちゃけ、自分で運用できる人がわざわざ助言型を使う理由は薄いので、助言型の存在意義って…と個人的には思います。
ロボアドバイザー利用にかかる費用
助言型は大体手数料無料ですが、運用型には2つの手数料がかかります。
- サービス利用手数料:ロボアドバイザーを利用する手数料
- 投資信託手数料:投資信託を運用している会社に払う手数料
とはいえ、手数料はかなり安いです。
手数料の相場とは
ロボアドバイザーと投資信託の手数料相場は以下の通り。
- ロボアドバイザー:投資額の1%前後
- 投資信託:投資額の2〜3%前後
ロボアドバイザーの方が手数料が安いのは、ファンドマネージャーに払う人件費がかからない分かなと思います。
簡単:ロボアドバイザーの使い方|3ステップ
使うロボアドバイザーによって多少違いますが、運用型は大体以下の3ステップでして、スマホ1台あれば5分くらいで終わります。
- 口座登録
- 投資方針を決める診断
- 運用金額を設定して入金
これだけ。簡単ですね。
初心者でも迷わない設計になっているので、特に困ることはないはず。
ロボアドバイザーのメリット・デメリット
それぞれ箇条書きでまとめました。
ロボアドバイザーのメリット6つ
- 1万円から投資できる
- 知識も経験も不要
- 最適な運用をしてくれる
- 高水準なリスクヘッジ
- 手間がかからない
- 人と会う必要がない
- 確定申告を省略できる
ロボアドバイザーのデメリット4つ
良い事ずくめかと思いきや、デメリットもあります。
- 投資スキルが身に付かない
- 短期的に大きな利益は期待できない
- 元本割れのリスクがある
- NISAはほぼ使えない
もう少し詳しく知りたいな、という方は「ロボアドバイザーのメリット・デメリット|現役投資家が解説するよ」という記事をどうぞ。
実績の高いロボアドバイザーとは?|2強状態です
国内にいくつかロボアドバイザーサービスがありますが、投資初心者には以下の2つがおすすめ。
国内No.1:WealthNavi(ウェルスナビ)
- 種類:運用型
- 最低投資額:10万円(自動積立は1万円から)
- 手数料:1%
- 利回り:9.5〜11.9%(実績)
- WealthNavi 公式サイト
34万以上の口座が開設(2020年10月9日時点)され、預かり資産3,100億円を超える(2020年11月10日時点)国内No.1のロボアドバイザーサービスです。
年利は約12%(月利約1%)と高利回りです。
なお、WealthNaviについては以下の記事で詳細を解説したので、合わせてどうぞ。
>>「ウェルスナビ」の評判・特徴・利回りなどを現役投資家が解説
国内No.2:THEO+docomo(テオプラスドコモ)
- 種類:運用型
- 最低投資額:10万円
- 手数料:1%
- 利回り:8.4%
- 運用しながらdポイントが貯まる
- THEO + docomo 公式サイト
名前の通り、docomoと共同運営のロボアドバイザーサービスです。
公式データによると、初心者だけでなく投資経験者からも支持されているようですね。
結論:一覧で比較
もう少し情報を加えて一覧にしました。
ウェルスナビ | THEO(テオ) | |
利用者数 | 34万口座 (2020年10月時点) |
10万人 (2020年7月時点) |
出資企業 | 大手金融機関4社 | NTT docomo |
最低投資額 | 10万円 (積立は1万円) |
10万円 |
手数料 | 投資額の1% | 投資額の0.65〜1% |
利回り | 9.5〜11.9%(実績) | 8.4%(実績) |
アルゴリズム | ノーベル賞の理論 | 独自理論 |
投資可ETF数 | 6〜7 | 30〜40 |
※ETFとは「上場投資信託」のこと
※数字はいずれも2020年6月時点
知識・スキル・経験・時間も不要
ということで、ロボアドバイザーは最近の投資では1、2を争うくらい始めやすい投資法かなと思います。
管理の手間もほとんどかからないので、他の投資と組み合わせて分散投資の柱にするのもアリですね。
登録と診断は5分で終わるので、まずは診断結果を眺めてみるところからどうぞ。
- WealthNavi:国内No.1のロボアドバイザー
- THEO + docomo:国内No.2のロボアドバイザー
知っておくべきロボアドバイザーの基礎知識
押さえておくべきポイントのまとめです。こちらも合わせてどうぞ。
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