社会・経済

AI発達の裏で無くなる仕事

 
 
最近AI関連のニュースが一般的になってきました。
 
そんな中、外出すると一番目に付くのは職業。
 
AIの発達が著しく進む中で、近年の内に多くの職業が無くなりそうだなー、と感じています。
 
例えば明日の商談のことももちろん大事なことだけど、それ以前に今している仕事がこの先も残っていく仕事なのかってことの方が遥かに重要だと僕は考えます。
 
仕事あっての商談だもんね。
 
 
今、たくさんの仕事がAIや外国人と席取りゲームになってきていて、首都圏で生活している時はそれを一層強く感じていました。大企業でのリストラも当たり前になり、震災などが起これば給料から天引される税金が増え、個人の収入はますます打撃を受けています。
 
今、各々がしている仕事、これからしていく仕事を考える時に、この辺は意識しておかないと、ある日突然肩を叩かれることになりかねないんじゃないかな。
 
席取りゲームに負けるということは、職を失ってしまう、ということです。
 
いや、5年くらい前から思ってたんだけど、月日が経って現実味を帯びてきたから改めてね、思うんです。
 
 
 

もうすぐ無くなりそうな仕事:レジ打ち

 
首都圏に限らず、久しぶりに帰ってきた札幌でも半無人化が進んでいて、セルフレジ10台に対して店員1〜2人。
 
万引きをどう無くすか、あらゆる人が(特に年配の方々かな)自分で会計出来るようにお客さんを教育するとか、課題は多いからもう少し時間がかかるかなーと思っていたけど、Amazonの実店舗、Amazon Go が別のアプローチでこれを既に解決していて、これに至っては既にレジすら存在しない。やるな、Amazon。
 
 
一方で、地方ではどうしても年配の方々がセルフレジを使いこなせず、全機撤廃した店舗もあるそうですが、世代の移り変わりと共にやっぱり無人化に進んでいくと思う。
 
 

もうすぐ無くなりそうな仕事:車にまつわる仕事

 
完全自動運転での走行テストが、かなりの距離を達成しています。まだテスト走行中の死亡事故が発生してるけど、人間が運転するより安全、という状況はすぐそこまで来ています。
 
 
こうなると、タクシードライバー、トラック運転手、介護車両のドライバーなんかは無くなるかもしれません。引越業者のドライバーの過重労働が取り沙汰されているので、企業がこういった打開策に積極的になるのは自然な流れよね。
そうなるとドライバー以前に、運転免許試験場の在り方も大きく変わることが予想されます。救急車、パトカーなどの緊急車両は動作が複雑だから残る気がする。
 
 
 

何故人よりAIか?

 
 
この流れは多分止まらないです。そう思うにはもちろん理由があります。
僕が長いこと管理職をやってきて業務上一番頭を悩ませたのは、
 
 
・二日酔いで急遽欠勤
 
・寝坊で遅刻
 
・体調不良で早退
 
・失恋で音信不通
 
・職場内失恋で退職
 
 
とかとか、人の問題でした。
 
人は生モノ、日々様々なトラブルが尽きません。
 
こんなことはたくさんあったけど、単純に欠員が出るということはその人に任せていた仕事がストップするわけで、他の人にしわ寄せが行く。
 
(けどしわ寄せを受けた人の給料は変わらない)機械にはこれら全てが無い。
 
 
病気もない、寝坊しない、体調不良はあってもメンタルによる仕事のムラは無い。
 
これは製造業なら商品のクオリティが、サービス業でも提供するサービスの質が一定に保たれるということを意味していて、クレームが減るからカスタマーサポートの人件費削減、従業員教育が不要になるから人材育成費の削減と、企業側としてはかなりの人件費削減が見込めます。
膨大な初期投資やインフラ整備の問題はまだあるにせよ、機械化のメリットは計り知れないのです。
 
 
人件費が削減できるということは、製造コストやサービス提供の原価が下がるので、これは商品やサービスの値段が下がることにも繋がり、決して悪いことばかりじゃないのだけど、仕事が無くなるというのは由々しき事態です。
 
ここから先、どうやっても機械化できない仕事、人でなければできない仕事でなければ、AIに仕事の席を譲り渡す未来が待っているかもしれません。
 
 
「今」だけを考えるなら、会社員として安定した収入を得ることが一時的な安心をもたらしてくれるかもしれません。
 
でも、情報の遅いTVのニュースでさえもここまでAIを報道している中で、「いやーすごいねーAI」なんてぼんやり茶の間で関心している人と、一定の危機感を持って対策を講じる人との間に、将来開きが出るのは言うまでもありません。
 
 
もし将来、尽くしてきた会社が倒産して、「会社のせいで人生が台無しになってしまった!」と訴えても、過去の時間は取り戻すことはできません。
 
結局、どのような未来を選択するかは会社がどうのではなくて、すべて自己責任です。
 
 
未来を予想することは大切だけど、悲観していても仕方がない。こういうことを踏まえて、これからどう立ち回っていくか、ということに切り替えていくのが賢そうです。
 
 
 
 
 
 

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