当ブログは「転職・副業」の記事が多めです。
少しでも信頼性の担保になればと思い、僕の転職理由と当時の状況、その時の気付きをまとめてみました。
一応お断りしておきますが…所々で在籍していた会社を本音でdisってますが、会社を誹謗する意図は微塵もありませんよ!
あくまで「当時僕がいた部署」の話で、「その時の上司がオワコンだっただけ」ということを差し引いてお読みくださいませ。←ちょっとだけ根に持ってるw
5回転職した筆者の転職歴と退職理由
前半はアホ丸出しですが、「若さ」のせいだと思います。
回数を重ねるごとに「転職の匠」になっていく様子をお楽しみいただけたら。
転職1回目:卒業4ヶ月後に第二新卒
時は2004年。北海道は札幌市。季節は就職氷河期。
何十社も受けてようやく出た内定は2社、どちらも札幌圏外。
「札幌から出たくないし、田舎のパチンコ屋とかオワコン過ぎる…」
と悩んでいたら、友人の紹介で「IT企業を立ち上げる」という若者を紹介してもらう。
退職理由:解散です
この起業に参加するも、素人の集まりで事業が立ち上がらず、わずか4ヶ月で解散。
卒業して半年も経たないうちに、第二新卒として転職活動することに…。
当時は地獄の底のように思いましたが、今では良い思い出です。
転職方法:求人雑誌
今ほどネットに詳しくなかったので、たしか求人雑誌で仕事を探しました。
運良く1社目ですぐ内定が出て、一命を取り留めました。
転職2回目:成績TOPで年収290万円
2社目は不動産仲介のエイブル。
なんと、入社半年で北海道TOP営業マンに。
…実は、当時流行っていたmixiで繋がった新しい友達が、次々に部屋探しに来てくれたんですよね。ありがたかったです。
完全に余談ですが、当時mixiで出会った友人たちとは10年以上経った今でも繋がっており、気の合う数人と今一緒にビジネスをしています。出会いは宝ですね。
しかし、年収は戦慄の290万円。
評価基準が首都圏ベースで、北海道の契約金額ではどうやっても評価が上がらなかったんですよねぇ…。今思えば、なんてアホな評価制度。
退職理由:年収が一目惚れしたお客さんの半分だった
入社3年目、担当したお客さんに一目惚れしました。
この人は看護師で、年収は600万円。僕は290万円。
晴れてお付き合いすることになるも、気が早すぎる危機感が。
「このまま行ったら、おれはこの人に食わせてもらうことになってしまう…!」
これが転職理由です。
若いって、なんかいいですよね。(自分で言うな)
お客さんをナンパするとか、自分でもゲスの極みだったなと思うのですが、この人が現在の嫁さんなのでお許しください。
転職方法:転職サイトと人材紹介
在職中で余裕があったので、色々調べました。
リクナビNEXTで求人を探し、結果は8社応募して8社とも内定。
現職の年収は底辺でしたが、成果を上げることができていたので、営業職としての市場価値は上がっていたようです。
しかし、名前も知らない企業ばかりで決めきれず。
もう一度調べ直し、このとき初めて「人材紹介」というサービスを利用します。今で言う「転職エージェント」ですね。
転職しただけで、年収が210万円上がった
最終的に、以下の選択肢に絞られました。
- 外資系製薬会社のMR:年収700万円のオファー
- マイコミの法人営業:年収500万円のオファー
※マイコミ=毎日コミュニケーションズ
現在の社名は「マイナビ」
結局、「あなたが医者の相手なんてしたら発狂しちゃうから、MRは辞めておきなさい」というナース嫁のありがたい助言を受けて、マイナビにしました。
転職しただけで年収が爆上がり。喜びよりも驚きが大きかったです。
当時わからないなりに、「社内の評価制度って一体なんなんだろう…」と思ったのをとてもよく覚えています。これが「市場価値によるもの」とわかったのは、随分後の話。
転職3回目:パワハラ上司で死にかける
意気揚々と転職しましたが、結果は惨敗。
恐ろしいほど契約が取れず、上司に鬼詰めされ、鬱寸前に。
「TOP営業マン」の自信は、入社3ヶ月で粉々に打ち砕かれました。
いわゆる「ローラー営業」というヤツだったので、リストに残っている新規企業は何度電話しても、誰が行っても契約にならなかった「絞りカスリスト」でした。
転職理由:メンタルをやられた
あまりネガティブなことを書いても参考にならないと思うので、ちょっとだけ。
- 古くから居る社員は片手間でリピート契約を取り、表彰台に上がる。
- みんなアポに出かける中、一人で監視されながら社内でテレアポ
- それでもアポは入らず、詰められる
- 空アポを入れて、大通公園で震えながら自分のケータイでテレアポ
こんな感じでした。
雑魚すぎますが、今思い出してもマジでシンドいです。
転職方法:取引先からのヘッドハンティング
朝、会社に行くのがつらすぎて人事部へ相談。
東京本社への転勤を条件に、別部署への異動を提案してくれました。
ちょうど同じころ、取引先の1つだったITベンチャーの社長からオファーが。
これまでずっとお客さんとして接していた「人事部」として。
転職4回目:取引先に拾われる
30人という会社規模が不安で2ヶ月ほど悩みましたが、転職を決意。
待遇は、年収500万円で据え置き。
営業しか経験がなかった僕は、またしても給料に疑問を持ちました。
「営業ってシンドいし、成果を上げるから給料高いんじゃないの…?」と。
結果から言うと、人が変わったように成果を出すことができ、順調に昇進・昇給することができました。
順風満帆でしたが、それでも僕は、また転職します。
補足:転職時の年収の疑問
ここまでの転職すべてで感じた「年収の疑問」とその答えを、以下の記事でまとめています。興味がありましたら合わせてどうぞ。
>> 転職で年収アップ・ダウンするパターン【上げるコツは軸ずらし】
転職理由:副業に専念するため
途中で東京支社の支社長に就任し、2年限定の約束で転勤しました。
しかし、この頃にサラリーマンという働き方に疑問を持ち始めました。
その疑問は徐々に確信に変わり、副業を始めました。
最終的に役員クラスまで昇進しましたが、「今登ってるこの山は、自分が登りたい山ではないかもしれない」みたいに感じたんですよね。
副業を伸ばしたかったので、副業がしやすい環境に移ろうと思ったのが転職理由。
転職方法:転職エージェント
マイナビ在籍経験が活き、「転職サイトの求人は自分の条件にマッチしない」とわかっていたので、転職エージェントのみで転職活動しました。
この時に、エージェントは併用した方が捗ることに気付きました。
このときの気付きと経験は、以下の記事で掘り下げています。
>> 転職エージェントを複数利用すべき理由と注意点|管理ツールも配布
転職5回目:手を抜きすぎてバキバキのブラック企業へ
このときの転職活動は、ぶっちゃけ手を抜きました。
手を抜いた結果、ヤバい会社に入社してしまったのでした…。
- 通信系のベンチャー企業(社名は伏せます)
- 朝は爆音でユーロビートがかかっていて、ハンドベルで集合
- ヤンキーの声出しみたいな朝礼が始まる
- 下っ端営業はデスクすら無し
誰がどう見てもヤバいって。逃げて。早く。
転職に失敗した理由→情報収集を完全に怠った
この頃は副業に夢中すぎて、転職先を条件のみで選びました。
完全にこれが敗因です。
これがあまりに堪えたので、最後の転職では念入りに情報収集しました。
情報収集のやり方は、以下の記事で掘り下げ解説しています。
>> 企業クチコミサイト「転職会議」とは?|信憑性を担保する使い方
転職理由:副業がバレた
よりによって、社長にバレました。
結果、「クビにはしないけど、降格は避けられない」という処分だったので、サクッと辞めました。会社、明らかにヤバかったですしね。
このときの様子は、以下の記事からお楽しみください。メシウマ記事です。
>>【体験談】副業が会社にバレた時の話|2回バレて学んだ対処法
転職方法:転職サイトとエージェントを併用
この頃になると、転職サービスの状況も変わってきました。
転職サイトとエージェントが連携し始め、垣根が曖昧になってきたんですよね。
転職サイトはスカウトを受け取るのみ。
メインは転職エージェントという感じで動きました。
ここまでの転職経験の結論として、以下の記事で使える転職サービスをまとめました。
転職活動をかなりショートカットできるはずなので、ぜひどうぞ。
>> 5回の転職でわかった!おすすめ転職サイトとエージェント+α
なお、転職活動全体の攻略法としては下記の記事が集大成なので、転職を考えたときの道標になれば幸いです。
転職6回目:学習して退屈なインフラ系上場企業へ
最後の転職活動の条件は、以下の通り。
- 場所は渋谷かその近郊
- 給料は最低でも据え置き
- 転勤なし
- 残業なし or 月10時間以内
- 理想はインフラ企業
たしか、こんな感じ。
今思うことを踏まえ、ちょっと掘り下げます。
会社選びの条件は目的から逆算すべき
転職にあたり、こんな声をよく聞きます。
- どんな仕事に就けばいいのかわからない
- やりたい仕事がわからない
※ここからは僕の個人的な意見です。
「こんな考え方もあるんだな」と思って読んでもらえたら。
当たり前の話で申し訳ないですが、仕事はあくまで「手段」です。
そして、手段は「目的ありき」なので、目的が明確なら手段も明確になります。
具体例:僕の転職条件
最後の転職の目的は「副業がやりやすい会社」でした。
ちなみに、2013年頃の話なので、副業禁止がデフォルトな社会です。
僕の転職条件に目的を付け加えたのが、以下。
- 場所は渋谷かその近郊
→ 副業の取引先が渋谷にあった - 給料は最低でも据え置き
→ 妻子持ちだったので、生活に影響を出さないため - 転勤なし
→ 渋谷から離れるとやりづらくなる - 残業なし or 月10時間以内
→ 副業の時間を確保するため - 理想はインフラ企業
→ インフラ業界は動きが緩やか、会社に振り回されにくい
上記の通りです。
独立することが目的だったので、「条件さえ合えばどこでも良かった」というのが本音。
「独立する」という目標は無事果たせているので、割と正しいはず。
よくある疑問:転職回数が多いと不利になるって本当?
僕は3回目の転職あたりから気になってました。
実際に経験した結果が、こちら
結論は2つです。
- 転職回数より在籍中の中身が大事
- Web上では本当に不利になる
5回転職した経験、マイナビに勤めた経験、面接官をやった経験をかけ合わせた結論なので、かなり真実に近いはず。
以下の記事で掘り下げ解説しましたので、気になる方はどうぞ。
>>【事実】「転職回数が多いと不利」はWeb上の話【理由と解決策】
当ブログは「転職・副業」の記事が多いのは、こういった経歴のためです。
信憑性の担保になればと思い、恥部を丸出しにして書いてみました。
転職を重ねる度にたくさんの気づきがあったので、役立つ情報の1つでもあれば幸いです。とりとめなく書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
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