・在宅フリーランスをやってると人と話す機会がない…
・他のフリーランスの人たちはどう感じているんだろう?
・孤独を解消する方法があったら知りたいな
こんな人に向けた記事です。
筆者の僕は5回の転職を経て、2018年にフリーランスとして独立しました。
よく「フリーランスは孤独だ」という話を聞きますが、僕もフリーランスになる前後は「あれ…?」と思う時期がありました。
結論から言うと今の人間関係はフリーランスになる前より豊かになったと感じていまして、その要因を思い出しつつ、孤独感の解消法についてまとめました。
5分くらいで読み終わると思いますので、サクッとどうぞ。
フリーランスが孤独を感じる瞬間
耳が痛い事実:元々の交友関係が薄かった説
「フリーランス=孤独なもの」というのはちょっと違和感があります。
❌ フリーランスになったから孤独になった
⭕ フリーランスになる前から交友関係が薄かった
上記のほうが事実に近い気がします。
なぜなら、フリーランスになって疎遠になるのは元同僚や取引先など、勤め先に紐付いた人間関係がほとんどだからです。
会社勤めで強制的に発生していた人間関係が無くなったことで、浮き彫りになった可能性もあるんじゃないかなと。
旧友との距離を感じる時
とはいえ、元々の友達と距離を感じてしまう場面も割と多くあります。
- 話が合わない、価値観が合わない
- 生活時間が合わない
上記の感じで、特に前者で割と消耗します。
これにはちゃんとした理由もあって、仕方ないことかなと思います。
2種類の人間関係
これは僕が先輩フリーランスに教わったことですが、2種類の人間関係があることを理解しておくと気持ちが楽になり、対処法も見えてきます。
- 環境による人間関係:
職場が一緒、クラスが一緒、家が近所 など - 価値観による人間関係:
部活仲間、何らかのコミュニティ など
環境による人間関係は「たまたま一緒になっただけ」という関係でして、環境が無くなると疎遠になりやすく、価値観が合う方が珍しかったりします。
フリーランスになって距離を感じる友達は、多分こっちのタイプです。
補足:価値観による人間関係とは?
この人間関係は以下のように作られます。
- 苦楽を共にする
- 目標を共有して一緒に目指す
- 価値観を語り合う
「類は友を呼ぶ」というのはこっちの人間関係かなと思います。
たとえば、サラリーマンとフリーランスでは悩むポイントが全く違ったりするので、お互いの話に共感しにくく、「価値観が合わない」と感じます。
で、元々の友達がサラリーマンばかりだと会う人会う人と話が合わなくなり、「孤独を感じる」という状況になります。
孤独を感じるのは成長の証
元々の友達と「価値観が合わないな」と感じるときは、あなたのステージが変わった証拠でして、それは「自分がちょっと成長した」と言い換えてもいいのかなと思います。
旧友と話が合わなくなるのは悲しいですが、受け入れつつ対処していくべき。
なぜなら、そこで無理して合わせようとすると余計に孤独感は増しますし、あなたの歩みが遅くなってしまうからです。
長期間付き合う人が変わらないのは要注意
ちょっと冷たく聞こえるかもですが、ずっと同じ人と付き合っている人を観察してみると、以下のどちらかな気がします。
- お互い成長していない
- お互い成長している
これは友人関係だけじゃなく夫婦間も同じだったりするんですが、ビジネスマンの旦那さんと専業主婦の奥さんはどうしても価値観が乖離していきます。(そして結構な割合で離婚します)
なぜなら、外に出て難題に揉まれている旦那さんは徐々に成長し、家族や近所としか付き合いがない奥さんは成長しようが無いからです。
肌感覚なので主観多めになりますが、「成長する」「何かを目指す」みたいな時は周囲の人間関係が変わるのは通過儀礼で、よくあることだと思います。
孤独を感じるフリーランスの解消法3つ
極論、「そのうち慣れる」だったりするんですが、対処法もあります。
- 価値観を発信する
- コミュニティーに入る or 作る
- 自分から声をかける
上記は全て僕が実践しており、効果がが大きいと感じた方法です。
解消法①:価値観を発信する
ネットでもリアルでも、「自分はこう思う」という価値観を発信すること。
そうすると「自分もそう思う!」と反応を返してくれる人が一定数いまして、この人達が付き合うべき「価値観による人間関係」だったりします。
勇気は必要だけど、本音で発信すべき
「価値観を発信する」って、人にどう思われるかが読めないので、反応が怖くて発信することに恐怖を感じる人が多いです。
ですがここは「ほんの少しの勇気を持って本音で発信していくべき」です。
なぜなら、本心と違う発信をしてしまうとそれに共感する人が反応してしまうので、結果的に本音で付き合えないシンドイ人間関係ができあがってしまうからです。
事実:全員を納得させるのは不可能な話
有名な画像なのでご存知かもしれませんが、以下の通り。
こんな感じで、見たものをどう解釈するかは人それぞれでして、統一するのはどんな偉人でも不可能です。
逆に「嫌われないように」と自分の発言や態度をセーブする人が多い気がしますが、これもぶっちゃけ無駄です。
そういう人は「良くも悪くもない、割とどうでもいい人」という扱いになりまして、鋭い人や賢い人からは「八方美人」のレッテルを貼られるのが関の山です。笑
書きながら思い出しましたが、この辺りのことは僕ごときの話よりも本を読んだ方が納得できるかもです。
人間関係を根本から見つめ直させてくれる良書です。
解消法②:コミュニティーに入る、作る
最近だとオンラインサロンなんかが代表的ですね。サロン開設者の価値観に共感した人が集うコミュニティが多いので。(オンラインサロンに入ろう!という話ではないです)
自分と近い価値観を持った人たち、同じものを目指す人たちと繋がることで会話が合うようになるので、「自分だけじゃなかった」と実感できますし、孤独感も感じなくなります。
- プロスポーツ選手は同じスポーツ選手と仲良くなるし
- 経営者は経営者と仲良くなるし
- サラリーマンはサラリーマンと仲良くなる
極論を言えば上記の感じでして、価値観が近い人たちの輪に入るという話ですね。
体験談:言うことが同じでも返ってくる言葉が真逆だった話
サラリーマンの輪の中で「最近始めたビジネスで、いつか独立したい」と語ると「意識高いね」みたいに嘲笑され、わかりやすく孤独感を感じました。
ですが、起業家のコミュニティで全く同じことを言ったら「絶対やった方がいいよ」「大丈夫、きっとできるよ」と全く逆のことを言われました。笑
「孤独」なのではなくて、「居るべき場所の違い」ですよ、という話です。
解消法③:自分から声をかける
これはオマケ的な話です。
孤独を感じる瞬間の一つに、「SNSなどで楽しそうに集まる友達を見かけた」とかもあり、「自分は声すらかからない…」と落ち込んだりします。
これは「自分から声をかけている人の周りに人が集まっているだけ」だったりします。
実はみんな状況が似ていて、日々忙しいですし、自分から連絡する人はかなり限られているか、ほとんどいないか。
何もしなければ自然と元々の友達とは疎遠になり、強制的に顔を合わせる人たち(会社関係の人)としか繋がりが無くなっていたりします。
人間関係は向こうからやってくるものではなく、自分から作りに行くものじゃないかなと思っています。
孤独なフリーランスはオワコンかも
「1人で黙々と仕事する」というので今は事足りていても、将来的にはどうかなという気がします。
なぜなら、質の良い情報はリアルで身近な人からしか入ってこないからです。
ネットを叩いて出てくるデジタル情報に一次情報はほとんどありませんし、ポジショントークで溢れていますので。
フリーランスとして生き残っていく上でも、横の繋がりや良い情報が入ってくるコミュニティは必須なので、早めに重い腰を上げるべき。
孤独を感じるフリーランスは環境を変えよう
最後にもう一度要点をまとめます。
- フリーランスが孤独感を感じる原因
① 元々の交友関係が薄かった説
② 旧友と話が合わない・価値観が合わない - 孤独感を感じるのは成長の証です
- 孤独感の解消法3つ
① 価値観を発信する
② コミュニティに入る or 作る
③ 自分から声をかける
ということで、もし今孤独感を感じていたとしても心配しなくて大丈夫です。あなたが成長してステージが変わったから起きることで、特別なことじゃありませんので。
本記事の解消法にて価値観が近い人たちと交友関係を持つと、人間関係のミスマッチに消耗することがなくなり、日常が心地よくなるはずです。
「孤独感」はフリーランスにとって通過儀礼のようなものなので、受け入れつつ解消して、歩みを止めずに進みましょう。
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