・サーチコンソールってなに?
・サーチコンソールって何をするためのもの?
・使い方を知りたい
という方に向けて、「サーチコンソールとは何か?」→「どうやって使うのか?」という順で解説していきます。
この記事を読むことで、初心者でも「サーチコンソールでできること」と「設定方法」がわかり、ブログのアクセスアップ対策ができるようになります。
なお、予め他のツールの設定やプラグインをダウンロードをしておくことで、サーチコンソールの設定はかなり省略が可能です。
『【初心者向け】WordPressブログの始め方|簡単6ステップ』という記事の順に進めると、最短距離で新規ブログの設定が完了します。
それでは早速始めましょう。
サーチコンソールとは?
サーチコンソールとは、Googleが無料で提供する高性能なサイト解析ツールです。
正式名は「Google Search Console」、略称は「サチコ」。
サーチコンソールでできること
「読者がサイトに訪問する前の動き」に関するデータが取れます。
具体的には以下のようなものです。
- あなたが書いた記事が、どんな単語(キーワード)で検索されているのか
- Googleの検索結果で何番目に表示されているのか?
- 検索結果に何回表示されて、そのうち何回クリックされたか?
- クローラーへの巡回、インデックスリクエスト(後述します)
この解析データを元に、ブログへの訪問者が増えるような対策を立てられるようになります。
サーチコンソール解析結果の使い方
たとえばこんな感じです。
- 自分のブログはこんな単語で検索されてるんだ…タイトルにもこの単語入れて、本文内でもう少し掘り下げてみようかな?
- 今は検索順位11位か、あと1位でも上がれば検索結果の1ページ目に表示されて、訪問者が増えそうだ
- この記事、検索結果にはたくさん表示されてるのにあんまりクリックされてないな…メタディスクリプションをもうちょっと工夫してみようかな?
なんとなくイメージ湧きますかね?
解析データのヒント(黒文字部分)を元に、アクセスアップに繋がりそうな具体策(赤文字部分)を導き出す感じですね。
補足:アクセスアップに重要な観点
基本的にブログは、検索エンジンの検索結果で読者に見つけてもらう機会が増えれば、アクセスも増えます。
なので、「どういう単語で検索した人に見つけてもらうか」という逆算から記事を書くべきでして、解析ツールはそのヒントになる情報を与えてくれるということです。
ざっくりですが、これもSEO(検索エンジン最適化)の一種です。
「サーチコンソール」と「アナリティクス」はセットです
サーチコンソールの他に、「Google アナリティクス」という解析ツールがあります。
この2つはセットで真価を発揮するようになってまして、違いは以下の通り。
- サーチコンソール:読者がサイトに訪問する前の動きを解析
→ どんな単語(キーワード)で検索され
→ 検索結果に何回表示され
→ そのうちどのくらいの人にクリックされたか - アナリティクス:読者がサイトに訪問した後の動きを解析
→ 訪問した読者がどこから入って来て
→ どのページを見て
→ どれくらいの時間サイトに滞在したか
なので、これら2つの解析データがSEO対策をするときの重要なヒントになります。
なお、「Googleアナリティクス」の設定がまだなら先にやっておきましょう。
サーチコンソールの設定がかなり楽になります。
アナリティクスの設定は『【初心者向け】アナリティクスとは?設定方法や使い方を簡単解説』という記事をどうぞ。
https://mane-talk.com/google-analytics/
サーチコンソールの設定方法|4ステップで解説
仕組みと使い方が理解できたら、早速設定していきましょう。
手順は以下の4ステップです。
- Googleアカウントに登録する
- サーチコンソールに登録する
- サイトの所有権確認をする
- サイトマップを作って送信する
すでにGoogleアカウントを持っている場合は、②からスタートでOKです。
① Googleアカウントに登録する
以下のリンクから「Googleアカウント」にアクセス。
必要項目を入力して「次へ」をクリック。
あとは画面の指示に従っていけばアカウント登録はOKです。
② サーチコンソールに登録する
以下のリンクから「Googleサーチコンソール」にアクセス。
アクセスしたら「今すぐ開始」をクリック。
すると以下の画面になるので、ステップ①で用意したメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
「URLプレフィックス」を選択して、ブログURLを入力したら「続行」をクリック。
③ サイトの所有権確認をする
『Googleアナリティクス』登録済みであれば「あなたは承認済みの所有者です」と表示されるので、ステップ④に進んでください。
Googleアナリティクスの設定が終わっていないと手順がかなり増えるので、先に登録しておくのがおすすめです。
※ここからは『Googleアナリティクス未登録の場合』の手順です。
ステップ②の続きです。
- サーチコンソールでHTMLタグをコピー
- WordPressでコピーしたタグを貼り付け
- サーチコンソールに戻って完了させる
上記の手順をやっていきます。
「所有権の確認」という画面が出るので、「HTMLタグ」という項目を見つけてクリック。
プルダウンが出るので、「コピー」をクリック。
1.「下のメタタグをコピーして、サイトのホームページにある<head>セクション内の、最初の<body>セクション内に貼り付けます。
で、この作業が終わってから「確認」ボタンを押してね、と書いてあります。
「ちょっと何言ってるかわからないです」という人も大丈夫。
WordPressプラグイン「All in One SEO」がインストールされていれば簡単です。
インストールしていない場合は、『【事実】WordPressで「おすすめプラグイン」はほぼ不要。』という記事をどうぞ。
https://mane-talk.com/wordpress-plugin/
※「All in One SEO」は有効化されていますか?
準備ができたら次の手順に進みましょう。
さっきのサーチコンソールの画面はいったんこのまま置いといて、別ウィンドウでWordPressのダッシュボードを開きます。
左のサイドバーから「All in One SEO → 一般設定」を選択。
出てきたページを下にスクロールして、「ウェブマスター認証」という項目を見つけてください。
下図の入力欄に、さっきサーチコンソールでコピーしたコードを貼り付けます。
<meta name=”○○○○… というコードです。
コードを貼り付けたら、画面を一番下までスクロールして「設定を更新」をクリック。
ここまでできたら、WordPressでの操作は終わりです。
置いておいたサーチコンソールの画面に戻って、「確認」をクリックしましょう。
『(サイトURL)の所有権が確認されました。』とメッセージが出れば完了です。
④ サイトマップを作って送信する
これで最後ですが、こちらもAll in One SEOでできちゃいます。優秀。
手順は以下の記事を見ていただくと、迷わず完了できるはず。
>>【解決】All in One SEO Packでサイトマップを設定する手順
All in One SEOを使わない場合
WordPressのテーマにも近い機能が備わっているものがあるようですが、ここでは「Google XML Sitemaps」というプラグインを使った方法を書いておきます。
WordPressダッシュボード左のメニューバーから「設定 → XML Sitemap」をクリック。
次の画面で、サイトマップを作る時の条件を設定します。
よくわからなければ僕の設定をそのまま真似してもらってOKですが、必要に応じて変えてください。
基本的な設定
ここは3項目チェックを入れておきましょう。
Googleに「サイトを更新したときはすぐ確認してね」というリクエストをする項目です。
チェックしたら下にスクロールしていきましょう。
投稿の優先順位
「優先順位を自動的に計算しない」をチェックしましょう。
この後に出てくる設定を手動でできるようにするためです。
チェックしたら次はそのすぐ下の項目です。
Sitemapコンテンツ
ここは下図の5項目をチェック。
- ホームページ
- 投稿(個別ページ)を含める
- 固定ページを含める
- カテゴリーページを含める
- 最終更新時刻を含める
また少し下にスクロール。
Change Frequencies
ここはあなたの更新頻度に合わせて設定すればOK。
サイトマップの設定は次で最後です。
優先順位の設定
僕は以下のように設定しています。
最後に「設定を更新」を押すのをお忘れなく。
これでサイトマップの作成は完了。あと一息です。
サーチコンソールにサイトマップを送信する
再びサーチコンソールにアクセスしましょう。
- 「サイトマップ」をクリック
- 「新しいサイトマップの追加」に「sitemap.xml」と入力
- 「送信」をクリック
「サイトマップを送信しました」とメッセージが出ればOK。
切り替わった画面でステータスが「成功しました」となっているはずです。
以上でサーチコンソールの設定は全て完了です。お疲れさまでした!
これだけは覚えておきたい!サーチコンソールの使い方
最低限押さえておきたい使い方を紹介しておきます。
※下記の操作画面は2020年4月現在のインターフェースです。バージョン更新によって見た目が変わっていたら、『@GAKU_gflat』までお知らせいただけると大変助かります。
必須機能4つ
2020年4月現在はインターフェースがかなり簡素化されていて、使い方もほとんど迷うことはないと思います。
色々な機能がありますが、中でも特に見ておくべき項目が下記の4つです。
- URL検査
- カバレッジ(インデックスから)
- 検索結果(検索パフォーマンスから)
- リンク
なお、「クロール」や「インデックス」という言葉の意味がわからない方は、先に下記に目を通していただくと理解しやすいと思います。
① URL検査|記事のインデックスを手動でリクエスト
※ちなみに以前は「Fetch as Google」という名前でした。
この機能を使うことで、記事が検索エンジンにインデックスされるまでの時間を大幅にショートカットすることができます。(何もしなければ最長3ヶ月くらいかかります)
なので、新規記事を公開したり、リライトする度にこれをやる習慣を付けておくといいです。
「URL検査」の使い方
使い方は簡単です。
- Googleサーチコンソールにログインしてすぐ左「URL検査」をクリック
- 検索ボックスにインデックスしたい記事のURLをコピペ
これでそのページの検査が始まります。
次の画面でインデックスされているかどうかの検査結果が出ます。
新規公開したばかりの記事だと、下記画像のように「URLがGoogleに登録されていません」と出ます。
ここで上記の「インデックスをリクエストする」をクリック。
「インデックス登録をリクエスト済み」と表示されれば成功です。
② カバレッジ|クロールエラーを検出する
クロールが正常に行われていなくて「Web上で表示できないページ」を検出する機能です。
こういったページがあることでSEOに悪影響を与える場合もあるので、定期的にチェックしておくといいです。
「カバレッジ」の使い方
左のサイドバーから「カバレッジ」をクリック。
この画面を下にスクロールすると、エラーが出ているページと原因の詳細を閲覧できます。
③ 検索結果|ページ毎の解析
この機能では、SEO対策する上で重要な、以下のようなデータが得られます。
- 検索エンジンでどんなキーワード(=クエリ)で検索されているか
- たくさん表示されているページはどれか
- 表示回数に対してどのくらいクリックされているか
- デバイス毎(PC・スマホ・タブレット)の表示回数とクリック回数
「検索結果」の使い方
左のサイドバーから「検索結果」をクリック。
あとはタブを選択するだけでそれぞれのデータを閲覧できます。
④ リンク|内部リンク・外部リンクを解析
自分のサイトがどこからリンクされているか、どのページに内部リンクを貼っているかがわかります。
「リンク」の使い方
「リンク」はメニューバーの画面外にあるので下スクロールしましょう。
ここから詳細に進んでいくと、リンク元のページを閲覧することもできます。
まとめ:サイト分析はアクセスアップのキモです
最後にもう一度流れをおさらいします。
- Googleアカウントに登録する
- サーチコンソールに登録する
- サイトの所有権確認をする
- サイトマップを作って送信する
この4ステップでサーチコンソールの設定はバッチリです。
アクセスアップを目指すなら、サーチコンソールとその解析結果の分析は必要不可欠です。
いきなり全部を使えなくても、やっていれば少しずつわかってくるので大丈夫です。
アナリティクスの設定もお忘れなく
大事なことなのでもう一度。
サーチコンソールとアナリティクスは、セットで真価を発揮します。
- サーチコンソール:読者がサイトに訪問する前の動きを解析
- アナリティクス:読者がサイトに訪問した後の動きを解析
上記の通り。
アナリティクスの設定がまだなら、『【初心者向け】アナリティクスとは?設定方法や使い方を簡単解説』という記事を参考に、このタイミングで絶対やっておきましょう。
https://mane-talk.com/google-analytics/
なお、WordPressブログの設定は『【初心者向け】WordPressブログの始め方|簡単6ステップ』という記事に順序立ててまとめています。
この記事の流れ通りにやれば最短距離でブログの設定が完了するので、チェックしてみてください。
https://mane-talk.com/how-to-start-wordpress-blog/
あとがき:初心者の方へ
もしかすると今は「何がなんだかわからない」という感じかもしれません。というか、僕が最初そうでした。笑
ですが、ブログを続けていると「あの時の設定はこのためだったのか…!」とわかってくるので大丈夫です。
「わかってからやる」というのももちろんOKですが、ブログの設定に関しては「わかる人に聞いてやっておく」方が圧倒的にスムーズに事が運びます。
ペースよく記事が書けるようになってきた頃に、必要に迫られてやり残した設定をし始めると、色々調べているうちに記事を書けずにその日が終わる…なんてことがよくあります。
あくまで「記事を書くこと」が一番の目的なので、面倒な設定は先取りして全部終わらせておくのがおすすめです。
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