仕事がつらすぎてシンドい方へ。
筆者の僕は営業時代、上司に詰められすぎて出社拒否寸前に。
肩身が狭くて社内でテレアポができず、近くの公園で一人でテレアポした時期も。
シンドかったです。
その後、人事部にキャリアチェンジして、過去の僕のような社員をサポートする側に。
追い詰められると「退職・転職」がチラつきますが、その前にできることがあります。
当時の経験を踏まえつつ、3つの選択肢と転職を検討すべきケースを解説します。
仕事が辛すぎる時に試してほしいこと3つ【休職・異動・在宅です】
辞める前に、まだできることがあります。
退職・転職は最終手段
僕自身、仕事がつらすぎて逃げるように転職したこともあります。
結果から言うと、あまり良い転職にはなりませんでした。
以下はその時の体験談です。
参考:【落ち着け】勢いで転職すると高確率で後悔する話【失敗談あり】
追い詰められると余計シンドくなるので、いきなり退職や転職はしない方がいいです。
記事の後半で掘り下げます。
まずすべきことは、しばらく距離を置くか、環境を変えつつ、ストレスの元を断つことです。
具体的には「休職・異動・在宅勤務」の3つです。
どの方法も一長一短なので、会社の状況やあなたの職種によって、使える方法とそうでないものがあると思います。
試すこと①:休職
一時しのぎにはなりますが、実現できる可能性が一番高い方法です。
なぜなら、診断書に「休職を要する」という記載があれば、会社は絶対に休ませなければならない法的効力があるからです。
極稀に会社が受け取り拒否する場合も
ちょっと信じられない話ですが、診断書の受け取りを拒否する会社もあると聞きます。
万が一こういった状況に遭遇したら、その会社は間違いなくオワコンです。
シンドいですが粛々と最低限の仕事をこなしつつ、転職活動すべき。
試すこと②:異動
ストレスの原因が直上の上司や同僚など、部署内にある場合。
部署異動は僕も経験ありでして、ポイントは転職と同じくらいガラッと環境を変えることができる点です。
疑問:誰に相談すればいいの?
以下のいずれかです。
- 直上の上司
- 上司のさらに上司
- 人事部
本当なら直上の上司に言うべきところですが、言いづらい感じなら②か③でOK。
ただし、会社にも都合あり
会社の規模が大きなほど、異動願いは通りやすいです。
人件費をケチってカツカツの人数でやっていたり、部署が少ない零細企業の場合は異動できる部署が無いかもしれません。
いずれにせよ、それは希望を出してみないとわからないので、試す価値ありだと思います。
試すこと③:在宅勤務
ストレスの原因が会社の人間関係の場合、対面で関わらなくて良いリモートワークもかなり気持ち的に楽になります。
コロナ以降、働き方の1つとして市民権を得ましたしね。
体験談:在宅勤務不可能な職種でも可能性あり
サービス業や接客業などは、そもそも在宅勤務が不可能な職種です。
しかし、職種が変われば可能です。
実際に僕は、営業職のときに本社人事部への異動を提案されました。
「札幌→東京」の転勤が前提だったので、考えた結果転職しちゃいました。
この場合は異動と同じ扱いになるので、レポートラインは前項と同じになります。
転職を検討すべきケース
以下の場合です。
- 上記3つがどれも難しい場合
- 休職できた場合
休職は満了したら元の部署に戻ることが多いので、あくまで一時しのぎという感じです。
とはいえ、給料を一部もらいながら時間が作れるので、転職準備に充てるといいです。
補足:どうしても辞められないとき
上司や会社からのプレッシャーが強くて、言い出せない場合もあると思います。
この場合は最終手段として「退職代行」を検討しましょう。
費用はかかりますが、会社と一切接触せずに、合法的に安全に退職できますので。
>> 煩わしい退職は「外注」する時代|トラブル無縁の退職代行とは?
仕事が辛すぎる時は、逃げ道を確保しておこう【情報が身を助ける】
「逃げ道」とは「情報」です。
気持ちの余裕は逃げ道から
転職するにしてもしないにしても、情報収集はしておくべき。
「別にいつでも辞められるし」
「ここじゃなくても自分を必要としてくれる場所はある」
こういう後ろ盾ができると、気持ちの余裕が生まれますよ。
これでつらい毎日が立て直せればそれでいいですし、転職した方がいいか、残った方がいいかの判断もしやすくなります。
具体的には、以下の4つです。
- 自社の口コミをチェックする
- 自分の職業適性をチェックする
- 自分の適正年収(=市場価値)を査定する
- スカウトを受け取っておく
順に解説します。
情報①:自社の口コミをチェックする
転職会議などの社員口コミサイトで、今の会社の情報収集をしてみる方法です。
在職中の社員や、元社員の赤裸々な書き込みを閲覧できます。
- 今起きていることは自分の部署だけなのか
- 会社全体に問題があるのか
- 同じような問題に悩んだ人は、どう考えて行動したか
上記のような情報が得られる可能性があります。
今考えていること、やろうとしていることの助けになるかもです。
なお、社員口コミサイトの概要や使い方などは、以下の記事を参考にしてみてください。
>> 企業クチコミサイト「転職会議」とは?|信憑性を担保する使い方
情報②:自分の職業適性をチェックする
仕事がうまくいっていない場合、職業適性をチェックしてみるといいです。
誰にでも必ず得手・不得手があり、不得手な分野では成果が出しづらいです。
事実:適職に就くのはかなりの運ゲー
適正を自覚していない場合、適職に就くのはかなり難しいです。
- 自分では適正の自覚がないと、実際とアピール内容にズレが生じる
- 会社や上司が適正を見出してくれているか
- その適性を活かせる職種に配属されているか
こんな感じ。
意図的に適職を選べるのは、自分で自覚ができている場合のみでして、適職は全然つらくない上に成果も出やすいです。もしかしたらそういった経験あるかもですね。
診断は無料でその場でできるものもあるので、やってみる価値はあるかなと思います。
ちなみに僕は「プレゼン能力」に長けていることがわかり、サラリーマン時代は会社説明会のMCや面接官、独立した今現在は講演などでその適性を活かせています。
参考:「自分に合った仕事」が見つかる診断2つ【元マイナビ社員が解説】
情報③:自分の適正年収(=市場価値)を査定する
今の給料とは別に、「その業界全体から見て、あなたのスキルや経験にどのくらいの価値があるか」という指標が市場価値です。
給料は変わらなくても、市場価値は変動します
職業スキルの価値は、経済動向などでその職業全体の給料が上がったり下がったりします。
ネットショッピング市場が急速に伸びる
→運送業界が申告な人手不足に
→ドライバーやオペレーターの募集待遇が向上する
こんな感じですね。
1社に長く勤めていると、適正年収よりも給料の方が低く設定されていたり、後から入社してきた人の方が給料が高い、という歪みが生まれやすくなります。
一度社外の市場に目を向けてみると、新しい発見があるかもです。
適正年収を査定する方法
ミイダスという無料アプリで簡単に査定できます。
こんな感じですね。
数分で査定できるので、サクッとどうぞ。
情報④:スカウトを受け取っておく
自分から能動的に転職活動しなくても、情報収集は可能です。
- 転職サイトのスカウト設定をしておく
- 転職エージェントから求人情報を受け取る
選考を受けるかどうかは別として、「意外にもこんな業界が自分のスキルを必要としてくれるんだなぁ」というのが見ているだけでわかります。
なお、情報収集に役立つ転職サイト、転職エージェントは「5回の転職でわかった!おすすめ転職サイトとエージェント+α」という記事を参考にどうぞ。
僕が5回転職活動してきた結論をまとめています。
情報が身を助ける
これは僕の経験談ですが、今の会社で悩んでいるときって視野が狭くなってるんですよね。
目の前のことで精一杯という感じで。
エスカレートすると、自己嫌悪に発展します。
- 自分はデキない人間かもしれない
- 自分は必要とされてないかもしれない
- お先真っ暗…オワタかもしれん…
僕は本気でこんな風に思い悩みました。恥ずかしい話ですが。
居ても立ってもいられなくなり情報収集をしたところ、以下の考えに至りました。
別に今のポジションにしがみつかなくても、どうにかなるな
視野が広がり、自分の可能性が見えた感じ。
同時に、社内で悩んでいたことが些細なことに思えて、悩みが小さくなりました。(結局、その後転職してるんですけどw)
まとめ:仕事がつらすぎるときは、時間稼ぎをしつつ逃げ道を確保しよう
最後にもう一度まとめます。
- 仕事がつらいときに試してほしいこと3つ
① 休職
② 異動
③ 在宅勤務 - ストレスの原因から距離を置いたらすべきこと4つ
① 自社の口コミをチェックする
② 自分の職業適性をチェックする
③ 自分の適正年収(=市場価値)を査定する
④ スカウトを受け取っておく
こんな感じですね。
言うまでもないかもですが、一番長い時間を過ごすのが仕事であり、職場だと思います。
なので、「仕事がつらい=人生がつらい」となってしまう気がします。
仕事が全てじゃありませんので、うまく立ち回りつつ改善できるといいですよね。
この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
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