「仕事ができて、部下からも上層部からも信頼が厚い、有能な上司」に出会えれば、自分のスキルも磨かれつつ、気持ちよく仕事ができます。
が、残念ながらそんな上司は一握りで、自分から上司は選べません。
どんなに会社が良くても、一緒に働く上司がカスだと、それだけで毎日がシンドく感じ、「会社に行きたくない…」と思い詰めてしまうこともあります。
異動や転職するのも1つの手ですが、「何で嫌いな上司のために自分がそこまでせにゃならんのだ」というのが実際のところですよね。
筆者の僕は平社員歴3年、中間管理職歴8年。
本記事では、両方を経験してきて思うことをまとめました。
嫌いな上司とどう渡り合っていくか、参考になるかもです。
嫌いな上司に媚を売らずに済む方法【ミッションに集中すべき】
本質的に、「媚を売る」のはあまり意味がないかもです。
ミッションに集中して成果を出す
結論、上司ではなく自分のミッションに集中すべき。成果が出ればなお良し。
嫌いな上司に注目してイライラするより、精神衛生上も良いはず。
媚を売るのは不毛です
「媚を売る」って結構エネルギー使いますよね。めちゃくちゃ疲れます。
だからこそ思うんですが、
冷静に考えて、そのエネルギーに見合う見返りはありますか?
多分、ないですよね。
具体例:信頼・評価されるのはどっち?
あえて極端な例を挙げてみます。
- めちゃくちゃ腰が低いけど、めちゃくちゃ仕事ができない
- 態度はぶっきらぼうだけど、めちゃくちゃ仕事ができる
これ事実だと思うんですが、前者はむしろ困ったちゃん。
頼りになるのは後者ですよね。
そもそも、なぜ媚を売らなきゃならないのか
冷静に考えてみると、ハッキリした理由は無い気がします。
- 先輩社員たちがそうしてたから
- 自分の立場が悪くならないように
- なんとなく、条件反射
- 付き合い方がわからないから、とりあえず全肯定
実はこんな感じなんじゃないかなーって、思うんですよね。
抽象的かもですが、「失礼がなければOK」です。
重要:おかしな評価に振り回されるな
飲み会に来ないと評判が下がるとか、お酌できないと注意されるとか、ぶっちゃけ意味不明ですよね。仕事と関係ないですし。
「それくらいできて当然」と思っていたり、それを我が物顔で受けている上司は間違いなく無能か老害ですよ。平均年齢が若めなIT業界には、そういう文化ほとんどないですからね。
体験談:成果を出した結果
僕は実際にこれをやってみました。
ミッションに集中しても上司にはイラつきますけどね。いつも居るし。
その結果どうなったか。
役員「gakuさん、来月の暑気払いはー…来ない…ですよねぇ…?」
gaku「行かないですねー。」
役員「そうですよね、いえ、大丈夫です」
もちろん実話です。頑張ってよかった。
このポジションを得られたことで、めちゃくちゃ報われました。
【逆効果】嫌いな上司でもやってはいけない6つのこと
逆に、やってはいけないこともあります。
- 上司の陰口を言う
- SNSに書き込む
- 上司を無視する
- 上司に嫌がらせする
- コミュニケーションを放棄する
- 感情的に反撃する
こんな感じですね。
上司を締め出したくても、これだとあなたが締め出される可能性大です。
人づてでバレやすく、立場が悪くなるだけなのでアプローチを変えましょう。
事実:実は上司も悩んでる
これは自分が上司になって初めて知りました。
- お世辞とガチ褒めの見分けが難しい
- さらに上司から「こう指導しなさい」と命令が出ている
- 馴れ合いになって、成果を出せないのはお互いにとって不幸
- 言い過ぎたかなぁ…でも、このままだとあの子の査定がマズいことになるし…
特に最初の頃、毎日のように悩みました。
役職が付いただけで、周囲の態度が昨日と違うんですから。
上司がみんなこうだとは思いませんが、案外悩んでるかもしれませんよ。
とはいえ、そんなこと微塵も思ってないんだろうなーっていう、頭のネジ飛んでんなこれ、と思う上司もたくさんいましたけどね。
嫌いな上司が「クレイジー上司」だったときの対処法
書いていて1つ思い出しました。
結果から言うと、相当クレイジーな上司を部署のみんなで会社から追い出したことがあります。
クレイジー上司の特徴
- 仕事ができない、丸投げする
- コミュ障、仕事に必要な情報が降りてこない
- 手柄は自分のお陰、ミスは部下のせい
- マネジメント能力がなく、やっていることはただの監視
- やたらプライドが高い、自分を大きく見せる
- 方針や指示が1日で変わる、自分で言ったことを忘れる
- 新しいやり方を受け付けない
- 感情をコントロールできない
他にもあると思いますが、こんな感じですね。
「クレイジー」と「無能」はちょっと違いますが、どっちも問題ありですよね。
実際「なんでこんな人が今のポジションに?」と思う上司はたくさんいます。
それこそ媚売りがうまくて能力に見合わないポジションにいる場合も。
具体例:僕が遭遇したクレイジー上司
もう10年以上前のことですが、割とよく覚えてます。
- 部下の仕事内容を細かく数値化、ノルマを設定
- 日常は部下の仕事の監視、本人は大して仕事してない
- 社内PCの私的利用
- 社用車で社内愛人とデート、パチスロへ
こんな感じ。クズすぎました。
証拠を集めて、上層部に提出
スタッフみんなの怒りと我慢が限界に達したので、3ヶ月ほど証拠を集めました。
提出して間もなく、クレイジー上司は連行されていきました。
確か3日もかからずに懲戒解雇となり、会社を去りました。
その後どうなったかは知りませんが、あまりにおかしな上司はこのくらいやるべき。
明らかにおかしい上司の肩を持ったり、匿ったりする会社は見切りをつけていいレベルだと思います。
協力を得られやすいアプローチとは
どんなに相手が間違っていても、やり方を間違えるとうまくいきません。
以下の通り。
❌ 自分がとんでもなく被害を受けている
⭕ チームが結束できず、成果を出しづらい
前者ではうまく流されるか、慰められて終わりがちです。
もう上記が答えなんですが、上層部にいくほど「チームが機能しているか」「チーム全体で成果を出しやすい環境になっているか」を重視します。
なので、上司の上司を動かしたい場合は、自分だけでなくチームにスポットを当てるのがコツです。
ということで、上司の顔色を伺っていてもあまり良い事はありません。
うまく気に入られたとしても、社内はその上司1人ではないですし、転職すればその労力は0に戻ってしまいますので。
自分のすべきことにエネルギーを集中しつつ、成果を出す努力をしましょう。
もしこの先転職活動をするときが来たら、その内容が評価され自分に返ってきますよ。
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