・やりたいことが見つからない…
・やりたいことってどうやったら見つかるの?
こんな人に向けた記事です。
大勢の人がぶち当たる壁「やりたいことが見つからない」「わからない」という問題。
先にネタバレすると、「やりたいことが見つからない」という現象には明確な理由があり、ちゃんと見つける方法もあるから大丈夫!という話です。
本記事では「やりたいことが見つからない理由」を中学生でもわかる例えで解説しつつ、具体的な見つけ方を解説していきます。
僕が知る限りでは、この記事の方法で全く見つからなかった人は1人もいないので、ぜひ試してみてください。
【辛かった】僕も10年以上やりたいことが見つからなかった
身の上話で恐縮ですが、実は僕、学生時代はその日暮らしのギャル男(死語)でして、将来のことなど何一つ考えずに毎日楽しいことを探しては遊び回っていました。
「やりたいことってなんだろう?」と初めて意識したのは就活で職業の選択に迫られた時。
結論から言うと、それからも一向にやりたいことが見つからず、もやもやした毎日を10年くらい送っていました。
そうこうしている間に、「人生を賭けてこれをやりたい!」というものを見つけて行動を起こしたり、起業していく同級生、友達を1人、また1人と横目で見つつ、内心かなり焦ってました。
何かを目指してる人って本当にカッコいいんですよね。それに比べて僕は…と。
僕の身の上話にはそこまで情報価値が無いので細かい話は端折りますが、現在は多くのやりたかったことが叶い、今もやりたいことに向かってチャレンジできています。
ということでここからは、
- やりたいことが見つからない理由
- 今に至るまでに知ったこと、やったこと
を書いていきます。
【衝撃】やりたいことを探しても見つからない2つの理由
「やりたいことが見つからない」問題には明確な理由がありました。
理由①:「やりたいこと」は手段だから
僕もそうでしたが、職業選択のときって「何をやりたいかわからない」と悩みがちですよね。
この原因は旅行に例えるとすぐ理解できます。
【目的地】???
【手段】「何に乗ればいいかわからない…」
「旅行に行きたいんですが、何に乗ればいいかわからないんです…」と悩んでいる人がいたら、「乗り物の前に、どこに行きたいの?」という話になりますよね。
なぜなら、目的地によって乗り物(手段)が変わるからです。
- 【目的地】ハワイに行きたい
- 【手段】飛行機か船
目的地がハワイと決まっていれば、乗り物(移動手段)に迷うことはまずありません。
「やりたいことが見つからない」というのも実はこれとほとんど一緒です。
- 【目的】???
- 【手段】「やりたいことがわからない…」
「何をやるかの前に、どうなりたいの?」という話でして、目的が決まると「そのためには何をやればいいか」という手段は自ずと限られるよ、という話です。
ちなみに上記は僕が「将来どんな職業に就きたいか?」に悩む中学生に講演をした時に話した例え話で、全員が納得できていました。
理由②:「知識」が足りないだけ
「やりたいこと」の選択肢に入るものは「自分が知っていること=知識や経験」だけです。
カレーライスを知らない人が、ある日突然「か、カレーライス食いてぇ…!」とはならんわけですね。
Jリーガーになりたい子どもは「プロサッカー選手」という存在を知っているからそれが「やりたいこと」になっている、という話です。
同様に「ファンドマネージャー」とか「レースエンジニア」とか「ソフトウェアアーキテクト」になりたい!という子どもはほぼいません。
存在を知らないからです。
つまり、「知識や経験」が少ない状態でどんなに脳内を検索しても、思い付くはずがないのです。
今までの知識や経験に答えがあるなら、そもそも「やりたいことが見つからない」と悩んでいないはずですので。
これは「夢」も全く同じでして、「夢」が無いわけじゃなく「知識が足りない」だけです。
原因がわかれば対処法も見えてきます。
以下では、やりたいことを見つける具体的な方法を3つ紹介します。
やりたいことを見つける3つの方法
途方に暮れていた僕に、とある人が以下のワーク?を教えてくれました。
- やりたいことを100個書き出す
- やりたくないことを100個書き出す
- 知識を増やす
上記の通り。
先にお伝えしておくと、これらは全部やる必要はなくて、1つやってみてうまくいかなければ次という感じでOKです。
1つずつ具体的に解説しますね。
方法①:やりたいことを100個書き出す
僕はこのアドバイスを聞いて、早速Evernoteに書き出していきました。
初めの内はポンポン書けるんですが、30個くらいでピタッと手が止まってしまって、「100個とか無理じゃねこれ…」と絶望したのをよく覚えています。
そこから数日考え続けて、ようやく80個くらいまで書けた頃、普段は考えもしなかったこと、今まで言語化できていなかった願望を書いている自分に気が付きました。
なるほど…このための100個だったのか…!
ということにも気付きました。
補足:書くだけで叶う可能性が大幅に上がる
実はこれ、「やりたいことを明確にする」ために書くだけじゃなく、「書いただけで叶う」ということが本題だったりします。
この現象は多くの実例で立証されていて、本にもなっています。
文字通り「書くだけ」で、暗記もしないし毎日読み返しもしません。
ハーバード大学で1979年から10年間かけた追跡調査によると、「紙に書いたグループの平均年収は、書かなかったグループの10倍高かった」という結果が出ているそうです。
心理学ではカラーバス効果と呼ぶらしいですが、本記事の内容からはちょっと脱線するので割愛します。
僕も8年で6割くらい実現しています
「百聞は一見にしかず」ということで、僕が2012年に書いたリストの一部をお見せします。
超個人的なこと、恥ずかしすぎるものは隠させてください…!
※上記は書き方を詳しく知らない頃に書いているので、抽象的で見本にしちゃダメな書き方も混ざってます。
ちなみに嫁さんも同じタイミングで書いてまして、同じように叶っています。
一番驚いたのが「札幌市○区、△線沿線に□のような家を建てる」と書いたものがピッタリそのまま叶っていたこと。
もちろん家を買ったときはこれを書いたことすら忘れているのに、です。
僕ら夫婦は数年に一度、「思い出したタイミングでリストを眺めて叶ったものにチェックを付ける」ということをやっていますが、見る度にチェックが増えています。
ただ「書くだけ」
「100個書くといいよ」と聞いて本当に書く人は10%もいないと思うんですが、これを読んで「ちょっと書いてみようかな」と思ってくれたらなと。
身を持って体験しているので、本当におすすめの方法です。
書き方のポイント
- 「実現したら消す」という前提で書く
- 実現できるかどうかは度外視でOK
「お金持ちになる」では「実現した」と言えるラインが曖昧なのでダメでして、「月収100万円」など数字を入れればで実現できたかどうか明白です。
また、「これは無理そうだな…」と加減しなくてOKです。「できそうなこと」ではなく「やりたいこと」なので。
多くの場合、本当はやりたいと思っていることに自分から制限をかけて除外してしまっているだけです。
方法②:やりたくないことを100個書き出す
「やりたいことが全然書けない…」という方はこちらをどうぞ。
これなら余裕で100個書けると思います。笑
- 毎朝6時に起きたくない
- 上司に命令されたくない
- 嫌いな上司、会社に収入を決められたくない
- 仕事以外で役立たない勉強をしたくない
- 満員電車に乗りたくない
- 無意味な会議、面白くもない飲み会に行きたくない
- 会社に決められたスケジュールで毎日を送りたくない
- 好きでもないし尊敬もしていない人にペコペコしたくない
- 親に苦労をさせたくない
- 通勤の便を中心に住む場所を決めたくない
……ハッ!
昔のことを思い出しながら書いてたら止まらなくなってました。こんな感じでどんどん書いてみてください。
「やりたいこと」は書けないのに、「やりたくないこと」なら無限に書けてしまう自分にちょっと折れそうになりますが、気にせず書きまくってください。
書いたら変換する
書き終えたら、書き出したやりたくないことを反転してみましょう。どうなればそれをやらずに済むか?と変換してもOKです。
それがあなたがやりたいことです。
- 毎朝6時に起きたくない
→ 目が覚めるまで寝る - 上司に命令されたくない
→ 上司がいない仕事をする - 嫌いな上司、会社に収入を決められたくない
→ 自分の努力次第で収入が決まる - 仕事以外で役立たない勉強をしたくない
→ 興味があることを勉強して仕事に活かす - 満員電車に乗りたくない
→ 通勤をなくす - 無意味な会議、面白くもない飲み会に行きたくない
→ そもそも会社に勤めない - 会社に決められたスケジュールで毎日を送りたくない
→ 365日自分で決めたスケジュールで動く - 好きでもないし尊敬もしていない人にペコペコしたくない
→ ペコペコする必要がない仕事をする - 親に苦労をさせたくない
→ 仕送りできるくらい十分な収入を得る - 通勤の便を中心に住む場所を決めたくない
→ 場所に縛られない仕事をする
書き出したことは順不同だと思うので、後からグルーピングするなどしてまとめてみましょう。「やりたいこと」「なりたい自分」の輪郭が見えてくるはずです。
やりたくないことからは逃げましょう
「やりたくないからって逃げちゃダメだ」という謎の風潮がありますが、誰かのポジショントークで刷り込みだと思います。
別に逃げたってよくないですか?
お一人様1回限りの自分の人生です。
なんで「やりたくないこと」を我慢し続けなければならないんでしょう?
逃げたからって誰に責める権利があるんでしょう?
我慢し続けた先で、具体的に何か良いことあるんですかね?
「我慢が成長に繋がる」というのは確かにあると思いますが、チャレンジだって成長できますよ。むしろ、我慢よりチャレンジの方が成長できる感すらあります。
それに、「人から強いられる我慢」と「目的のために自発的にする我慢」をごっちゃにしない方がいいと僕は思います。
人生の大半を「我慢」で過ごして、後悔している大人で溢れています。
やりたくないことからはさっさと逃げて、やりたいことに向かった方がよっぽど後悔の少ない人生になるんじゃないかな、と僕は思っています。
方法③:知識を増やす
具体的行動は以下のようなものになります。
- 人にたくさん会って話を聞く
- 本をたくさん読む
- セミナーに参加してみる
「新しい情報に触れる機会を増やす行動」ということになりますが、これには1つだけコツがあります。
新しい情報を得るたった1つのコツ
それは、「普段やらない方を選ぶ」です。
- 誘われたものは何であっても断らない
- 普段は行かない飲み会に行く
- 人に勧められた本は無条件で読む
こんな感じですね。
これをやる理由は「既成概念の外に行くため」で、心理学では「コンフォートゾーン」と呼ばれたりします。
選択を変えると新しい情報が入ってくる
飲み会に誘われた時に「他に誰が来るか」で行くかどうかを決めたり、「興味がある本は読むけど、興味が湧かないと読まない」みたいな選択の積み重ねが「現在」です。
これまでと同じ選び方をしていては、コンフォートゾーンから抜け出せません。
これを抜け出す一番手っ取り早い方法が「自分の行動をあえて人に委ねてしまう」という方法です。
普段自分が選ばない方は未知の宝庫です。慣れるまでちょっとしんどいですけど、間違いなく知識や経験が増えるので、やりたいことが見つかる可能性も広がります。
特性や強みからイメージするのもアリ
自分の特性や強みはなかなか自覚できません。
客観的に指摘されると「そういえば○○のときはすごくうまくいったな」と紐付いたりします。
特性や強みを見つけるツールからもヒントを得られることがあるので、一応リンクを貼っておきます。タイトルは「自分に合った仕事」となっていますが、内容は特性を見つけるツールの話題です。
>> 元マイナビ社員が教える「自分に合った仕事」が見つかる診断2つ!
「やりたいこと」がわかると人生に選択肢ができる
上記3つのどれか、または全部をやると、朧げながら「やりたいこと」「なりたい自分」が見えてきます。これは選択肢ができたということでもあります。
- 今の延長を生き「これは無理そうだ…」とやりたいことを削っていく人生
- やりたいことを追いかけてチャレンジして実現できたとチェックを付けていく人生
どちらの人生を生きるかは、あなた次第です!(関暁夫)
…なんて言うと大袈裟に聞こえるかもですが、「選択肢がなく自動的に今の延長を生きる」よりはずっと良い気がします。
本業も副業も「なりたい自分」になるための手段に過ぎない
- どの会社で働くか?
- どの職業に就くか?
- 転職すべきか、留まるべきか?
- 何の副業をやるか?
重要なことなので繰り返しになりますが、これらは全部「手段」です。
目的がない状態ではなかなか満足行く答えは出せません。
そして、その選択が正解かどうかはあなたが「なりたいと思っている自分になれるか?」「やりたいと思っていることが実現できるか?」で判断すべきです。
なぜなら、手段は目的のためにだけ存在するからです。
やりたいことが見つからない人へ
最後にもう一度要点をまとめます。
- やりたいことを考えても見つからない理由2つ
① やりたいことは「手段」だから
② 過去の経験と知識の中に無いだけ - やりたいことを見つける3つの方法
① やりたいことを100個書き出す
② やりたくないことを100個書き出して反転する
③ 知識が増えることをする
ということで、本記事で紹介した方法を実践すると、「やりたいこと」の輪郭くらいは見えてくるはずです。
「まだ何がやりたいか明確にはなってないけど、お金を稼ぎつつ探して行きたいな」という方は、スキルや知識が身につく副業をするのがおすすめ。
なぜなら、とりあえずやってみないことには好きか嫌いかなんてわかりませんし、仮に「好きじゃない」と判明したとしても、お金とスキルが手元に残るからです。
先ほどもお伝えした通り、やることは自分が知っている物の中からしか選べないので、「やりたいことが見つかるかもしれないから、とりあえずやってみっか!」くらいの気持ちでチャレンジしてみるのがおすすめです。
僕もその繰り返しでやりたいことが増えていきましたので。
お金を稼ぎつつスキルや知識が身につく副業は、下記を参考にしてみてください。
>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業2つ
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