・文章書くの苦手なんだよなぁ…
・文章力ってどうやったら身に付くの?
・読みやすい文章を書くコツを知りたい
こんな人に向けた記事です。
本記事では、読みにくい文と読みやすい文を比較しつつ、読み手がストレス無く読める書き方のポイント10個と、簡単な校正のやり方を解説します。
文章力を身に付けると、
- SNSのフォロワーが増える
- 仕事での評価が上がる
- ブログなどテキストメディアのファンが増える
- 売上がUPする
など、あらゆる場面で恩恵があります。
また、文章力を身に付けると話し言葉にも影響するので、話上手にもなれますよ。
先にちょっとネタバレすると、文章を書く上で小説のような文章力は一切不要です。
全部を完璧にやる必要はなくて、1つでも2つでも身に付けば今より明らかに文章力がUPするので、ぜひ最後までじっくり読んでみてください。
読者を理解しつつ「良い文章」を定義する
テクニックは目的があって初めて機能するものなので、ちょっとだけ確認しておきましょう。
文章の目的
文章を書く目的は2つです。
- 最後まで読んでもらう
- 内容を理解してもらう
なので、「途中で読むのをやめたくなる文章」は目的を失っていると言えます。
文章の天敵は「ストレス」
じゃあどんな時に読むのをやめてしまうかというと、読者の「ストレスゲージ」が振り切った時です。なので、「ストレスを与えない文章」を書くことが大事。
文章の書き方12ポイントの項で実例を出しつつ解説します。
読み手の状況によってストレス耐性が変わる
大きく2パターンです。
お金を払って読んでいる・内容よりも筆者に興味がある
→ 結構耐えられる
- お金を払って読んでいる人は「払ったお金の元を取ろう」という意識が働いています。
- 芸能人のブログなどは、内容よりも筆者に興味を持っています。
こういった読者は、文章に多少ストレスを感じても読み進める傾向があります。
媒体は紙でもWebでも同じです。
無料で読んでいる → すぐ読むのをやめる
一方、ブログやTwitterなど無料の場合は「今見ている文章」が少しでも気に食わなければ一瞬で離脱します。他にも読める記事が無限にあるので。
なので、難易度はこちらの方がずっと高いと言えます。
ちなみに本記事で紹介するテクニックは、難易度が高い「無料で読んでいる読者」を想定した内容なので、読者がどちらのタイプでも効果があります。
良い文章とは?
ここでは「(読者にストレスを与えず)最後まで読んでもらえて、内容がスッと理解できる文章」と定義します。
具体的には下記3点です。
- 見やすい:文章全体をパッと見たときの印象
- 読みやすい:テンポが良い
- 余計なことを考えさせない:読み方がわからないなど
これらを踏まえて、実際のテクニックを見ていきましょう。
なお、ブログなどの場合はクリックしてもらわないと記事に辿り着かないので、タイトルも工夫する必要があります。
クリック率が上がるタイトルの作り方は『ブログはタイトルが鍵|思わずクリックしたくなるタイトルの作り方』という記事をどうぞ。
https://mane-talk.com/blog-title/
読む人を惹き付ける文章の書き方12ポイント
ということで、「読み手にストレスを与えず、最後まで読んでもらえて、内容がスッと理解できる文章」を書くポイントは以下の12個です。
- 結論は早めに
- 一文は短く
- こまめに改行する
- 句読点は音読のリズムで
- 回りくどい言い回しは避ける
- 同じ言い回しを多用しない
- 難しい単語は使わない
- 「こそあど言葉」は最小限に
- 「と」「や」を少なく
- 「こと」を少なく
- 読みづらいときは「 」で区切る
- 漢字・ひらがな・カタカナをバランス良く
あくまで「僕はこういうの見ると割とイライラする」という主観に基づいています。
「どんな文章にストレスを感じるか」は個人差があるので、「これが絶対的に全部正しい」とか、「全部守らなきゃダメ」というものではありません。
例文を読みつつ、同意できるものだけチョイスしていただけたら。
① 結論は早めに
「結論が最後」の文章
大半の読者の興味は「知りたかったことが書いてあるか」が第一で、筆者には何の興味もありません。
「なかなか結論が出てこないな」「知りたいことは書いてなさそうだな」と思った瞬間読むのをやめてしまいます。
なので、ブログやTwitterの場合は特に、結論は一番最初でもいいくらいです。
赤文字が結論で、↑の文章は結論を最後に書いています。これだと何を言いたいのかは最後まで読まないとわかりません。
結論を最初に持ってきた文章
ブログやTwitterの場合は特に、結論は一番最初でもいいくらいです。
なぜなら、「知りたかったことが書いてあるか」が読者の興味の全てでして、筆者には何の興味もないからです。
「なかなか結論が出てこないな」「知りたいことは書いてなさそうだな」と思った瞬間読むのをやめてしまいます。
こうすると結論を意識して読み進めるので、読者の理解度も上がります。
② 一文は短く
一つの文が長いというのは見た瞬間に読む気が削がれるもので、LINEなんかでやろうものなら既読スルーされても仕方ないくらい相手にプレッシャーをかけるんですが、書いている本人はそれに気付いていない事が多く、それを指摘してくれる人もなかなかいないので、自分から気付いて意識的に取り組まないとなかなか治らなかったりします。
情報が渋滞していてお腹いっぱいになります。
「内容以前に見た目だけで読む気が失せる」という人も少なくないはず。
同じ文章を細かく区切ってみた
一つの文が長いというのは見た瞬間に読む気が削がれるものです。LINEなんかでやろうものなら既読スルーされても仕方ないくらい、相手にプレッシャーをかけています。ですが、書いている本人はそれに気付いていない事が多く、それを指摘してくれる人もなかなかいません。なので、自分から気付いて意識的に取り組まないとなかなか治らなかったりします。
ん?文章を区切っただけではあまり印象が変わりませんね。
そこで次項です。
③ こまめに改行する
③と全く同じ文章に改行を入れてみます。
一つの文が長いというのは見た瞬間に読む気が削がれるものです。
LINEなんかでやろうものなら、既読スルーされても仕方ないくらい相手にプレッシャーをかけています。
ですが、書いている本人はそれに気付いていない事が多く、それを指摘してくれる人もなかなかいません。
なので、自分から気付いて意識的に取り組まないとなかなか治らなかったりします。
文字数も内容も全く変えていませんが、行間が空いているだけでかなり読みやすくなるのがわかると思います。
だからといって、過剰な余白は逆にストレスです。
一つの文が長いというのは
見た瞬間に読む気が削がれるものです。
LINEなんかでやろうものなら
既読スルーされても仕方ないくらい、
相手にプレッシャーをかけています。
「スクロールめんどくせぇぇぇ」というストレスですね。
「無駄な余白多すぎん?」と余計なことを考えて内容が頭に入ってこなくなります。
④ 句読点は音読のリズムで
やたらと、文章のあちこちに、句読点を、打つ人が、いますが、これは、読み手に、言葉にし難い、ストレスを、与えてしまいます。。。
なぜなら、人は、「、」で区切って、読むように、教わってきているからで、黙読でも、「、」が、ある度に、文章を、区切って、読むので、リズムが悪いと、不快感を、感じます。。。
※赤文字にしている部分が不要な句読点です。
句読点が多いと、なんとなく頭悪そうに見えてしまいます。
どんなに内容が良くてもリズムが悪いと読者はストレスを感じますし、「区切ること」に意識が向くので、文章の内容が全く頭に入ってきません。
句読点を打つ場所は、音読してみるとすぐにわかりますよ。
⑤ 回りくどい言い回しは避ける
「回りくどい」と感じる過程においては、大体余分な言葉が入っているような場合です。
こういった冗長な言い回しはできる限り避けた方が良いとされていて、余分な言葉はよく吟味した上で、徹底的に排除すべきであると考えられます。
文法的に間違ってはいませんが、ちょっとイライラしませんか?笑
このくらい削っても文章の意味はほとんど変わりません。
「回りくどい」と感じるのは、余分な言葉が入っている時です。
余分な言葉は徹底的に排除しましょう。
装飾語も気を付けよう
❌私の方は、この件に関しては一切問題ないです。
⭕私は、この件に関しては問題ないです。
余分な言葉を削るコツ
「その言葉がなくても意味が通る」「その言葉がなくても文章の意味合いは変わらない」と判断できるフレーズは全て削ってOKです。
⑥ 同じ言い回しを多用しない
同じ言い回しは避けるべきです。
なぜなら、「しつこい」とか「語彙力w」とか、内容とは無関係な部分に意識が向いてしまうからです。
そして、書いた文は読み返すべきです。
なぜなら、読んでみることで文章の違和感に気づくことができるからです。
これもなんかイライラしますねぇ。
例文の通り、同じ言い回しが繰り返されていることに意識が向いてしまって、内容がなかなか頭に入ってきません。
⑦ 難しい単語は使わない
専門用語を多用することが高尚だと誤解している人が散見されますが、難解な単語は読者の思考を阻害します。
咀嚼が必要な文章は理解する事が困難で、解読不能な単語が乱用されると読者は暗中模索となり、徐々に読解する気力が削がれます。
※赤文字は読む人によって「?」となりそうな部分です。
見た瞬間「めんどくさそう」という印象を受けます。
読み方や意味がわからない単語が出てくると、それだけで読む気が失せてしまいます。
文章の意味を変えずに、単語を別の言葉に置き換えるとこうなります。
難しい単語を使うことが良いことだと誤解している人がたまにいますが、読者の思考の邪魔になるだけです。
噛み砕かないとわからない文章はスッと理解できないし、難しい単語を連発されると徐々に読む気が失せていきます。
不特定多数の人が読む文章は、誰が読んでも理解できる単語をチョイスした方が読み手に優しい文章になります。
長い例文はここまで。以降はサクサク行きますね。
⑧ 「こそあど言葉」は最小限に
「これ」「それ」「あれ」「どれ」という指示語は、文章が長くなるほど「どの言葉を指しているのか」がわかりづらくなります。
❌これは、それをやるために、あの人があそこから持ってきたものです。
⭕このペンは、文章を書くために、山田さんが家から持ってきたものです。
⑨「と」「や」を少なく
「と」と「や」は最初の1回だけでOKです。
❌居酒屋ではまず、鶏串と豚串と砂肝とポンポチを注文します。
⭕居酒屋ではまず、鶏串と豚串、砂肝、ポンポチを注文します。
⑩「こと」を少なく
「こと」を連発するのは、文章が無駄に長くなるだけです。
❌人のことを悪く言うことは、避けることが望ましい。
⭕人のことを悪く言うのは、避けた方がいい。
⑪ 読みづらい時は「 」で区切る
同じひらがなが続くと読みながらつっかかりやすいです。
❌正しいことと間違ったことを区別する。
⭕「正しいこと」と「間違ったこと」を区別する。
⑫ 漢字・ひらがな・カタカナをバランス良く
騙されたと思って音読してみてください。
漢字多すぎ
予め理解して頂きたいのは、百記事位執筆した辺りから月間検索数が増加するという事です。
全部ひらがな
あらかじめりかいしていただきたいのは、100きじくらいしっぴつしたあたりからげっかんけんさくすうがぞうかするということです。
「漢字」と「ひらがな」と「カタカナ」をバランス良く
あらかじめ理解していただきたいのは、100記事くらい書いたあたりからアクセスアップするということです。
最後が一番つっかえずに読めたんじゃないかなと思います。
数字の書き方
- 20000 → 20,000(3桁区切りが読みやすい)
- 123000000→1億2300万(0は少ない方が読みやすい)
- 二十四万三千 → 24万3千(漢数字は読みづらい)
- 漢字OKなパターン →「数ヶ月」「数千本」
例文でイライラさせてしまったらすいません。笑
ポイントを押さえたら、次は文章の校正です。
文章の書き方:簡単な校正のコツ2つだけ
書いたら読み返す
そこまでやるの?と思うかもしれませんが、やります。
以下の部分をチェックしましょう。
- 誤字脱字
- 文中の矛盾や違和感
- テンポやリズム
- 同じ表現や言い回しを繰り返していないか
書いているときは頭の中に浮かんだ言葉をひたすらアウトプットするので、上記のようなことになかなか意識が向きません。
僕は2〜4回くらい読み返しますが、2回目くらいまでは修正箇所が割とたくさん見つかります。
たくさん書いて、後から削る
文章を書くときは勢いも大事です。
書きながら先ほどの12ポイントみたいなことを気にして、何を書こうとしていたかを忘れてしまったら本末転倒です。
まずは思うままに一気に書き切ること。その方が圧倒的に良い内容が書けます。
そして読み返しながら「削り作業」メインで校正するのがおすすめ。
良い文章とは「読者にストレスを与えない文章」
文章はほぼ「クセ」です。
一気に変えるんじゃなく、本記事で解説した12ポイントを1つずつ実践しながらクセを上書きしていけばどんどん上達しますよ。
ということで、最後に要点をまとめます。
- 良い文章=読者にストレスを与えず、スッと理解できる文章
- 良い文章を書く12ポイント
① 結論は早めに
② 一文は短く
③ こまめに改行する
④ 句読点は音読のリズムで
⑤ 回りくどい言い回しは避ける
⑥ 同じ言い回しを多用しない
⑦ 難しい単語は使わない
⑧「こそあど言葉」は最小限に
⑨「と」「や」を少なく
⑩「こと」を少なく
⑪ 読みづらいときは「 」で区切る
⑫ 漢字・ひらがな・カタカナをバランス良く - 校正のポイント2つ
→ 最低2回は読み返す
→ 一気に書いて、後から削る
一番大事なのは文章の内容です。
ここで紹介したテクニックはあくまで「良い内容をより良く見せるため」の脇役ですので。
初心者から副業ブログを作るロードマップ
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