去る2018年9月14日、ワイドショーの「スッキリ」で格安SIMを取り上げて特集していたのを観て久しぶりにビックリしました。
というのも、僕ら夫婦は2016年後半から格安SIMを使っていて、2台で月額20,000円オーバーだった使用料を月額4,000円程度まで圧縮することができていました。
タイムラグはおよそ2年。
(20,000−4,000)✕ 24ヶ月=384,000円
この2年だけでも我が家の出費は384,000円抑えることができました。
もうみんな使ってるもんだと思ったら、この記事の反響が大きくて「オススメのSIMは?」と聞かれています。
僕自身2016年から使っているので最近の動向は知らんがなー!と思ったんですが、今使っているものよりいいもの出てそうなので、ガチで調べてまとめてみました。
結論:忙しい人のための格安SIM早見表
既に予備知識があって、あとはどれを使うか検討中、長ったらしい説明はいいから特徴を一言で言うと何?なんなの?結論は?という方のために。
- 通話定額を使うなら ⇒ OCNモバイルONE
- 動画や音楽をたくさん使う人なら ⇒ BIGLOBEモバイル
- 最安値を狙うなら ⇒ DMMモバイル
- LINEがメインの連絡手段なら ⇒ LINEモバイル
- データ使用量が多い人なら ⇒ U-mobile
上記の選び方でOKです。
以降でそれぞれ解説するので、詳しく知りたい方は読み進めてみてください。
まだ大手キャリアで浪費してるの?
ここ数年で格安SIM業界同士の苛烈なサービス競争が起きていて、既にキャリアスマホを使うメリットは0だと思っています。
「なんか難しそうでよくわからない」「手続きめんどい」というのもよくわかります。
実際スマホの契約ってプランだの何だのややこしくてよくわからん・・・。
なんなら、契約時に2ヶ月無料の○○を付けたら月額安くなりますよ!みたいな謎のオプション付けられて、外すの忘れて3ヶ月目から数百円チャリンチャリン払わされている・・・なんてことも多々あります。
お金が無いって言ってる人に限ってこういうの面倒くさがって、払わなくてもいいお金を払わされてるのが現実なんだよなぁ・・・。そりゃお金無くなるよ。
でも、これがわかれば自由に使えるお金が毎月数千円〜数万円増える!と思ったら向き合う価値あると思いませんか?w
調べてみてわかりましたが、今は僕が契約した2016年当時よりもプランも豊富になっていて、自分に合った格安SIMを選べば使用感はほとんど変わらずに月々の通信料金だけを劇的に抑えることが可能です。
まだ大手キャリアで浪費してるの?
簡単解説:格安SIMとは?
格安SIMとは、「今の使用感をほぼ維持したまま、月額料金だけを劇的に下げるモノ」です。実はこれだけ。
その中で定額プランがどーの、通信量がどーの、と各社それぞれ特徴を付けて差別化を図った結果、ややこしくなっています。
格安どうこうの前に、SIMって何?
安くなると何かデメリットもあるんじゃないの?
と思う人がいると思いますが、その心配は無用です。
ここで書くと長くなるので、SIMについて何故安くなるのかなどを詳しく知りたい方は以下をどうぞ。(NTTの記事にジャンプします)
参考:格安SIM・格安スマホへの不安にお答えします|NTTコミュニケーションズ
人によってデメリットになり得るものを挙げるとすれば、キャリア固有サービスが使えなくなることですかね。
留守電とか、カケホーダイとか、キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)はキャリアが提供しているサービスなので、契約を解除すると使えなくなります。
でも実際の使用感は、
- 留守電:あっても煩わしいだけ。今時使わない。
- カケホーダイ:LINEでよくね?なんなら通話定額付きSIMもあるよ?
- キャリアメール:Gmailでよくね?
こんな感じでいくらでも代用できるものがあるので、デメリットというほどではないです。
ここからは各社の特徴をもう少し詳しく説明するよ!
格安SIM比較まとめ
通話定額を使うなら 【OCNモバイルONE】
OCNモバイルONEは、通話定額プランが優秀なSIM。
大手NTTコミュニケーションズのSIMで、業界シェアもTOPクラスのようで、安心感あるかもしれませんね。
仕事上や家族間のやり取りが多く、LINEなどの無料通話アプリが使えない人向け。
ゲームやSNSよりも通話料金が多い人にはこれ一択でしょう。
定額プラン3つ
- 10分かけ放題
月額850円で、1通話あたり10分以内であれば回数無制限。
10分を過ぎたら30秒あたり10円。 - トップ3かけ放題
これも月額850円。
3人までの通話相手に回数・時間ともに無制限でかけ放題。
月ごとに通話料の多かった上位3つの番号への通話料を無料にするという仕組み。
- かけ放題ダブル
両方使えて月額1300円。
恋人と長電話に明け暮れて、月末の通話料金請求が何万円にもなって青ざめてたころが懐かしい・・・通話料金も安くなったもんです。
2018年現在はまだ無料通話過渡期なのと、対固定電話があるので、結局有料通話って無くならないのかもしれませんね。
もっと詳しく:OCNモバイルONE サイトへ
動画や音楽をたくさん使う人なら【BIGLOBEモバイル】
BIGLOBEモバイル最大のメリットは、カウントフリー。
つまり、動画サービスや音楽サービスが月額480円で使い放題になる。
スマホで頻繁にyoutube観たり音楽聴いたりする人にはこれ一択。
データ通信量をくう動画サービスや音楽サービスがWi-Fi環境無しでも気にせず使えるのがスバラシイ。
カウントフリーに対応しているサービス
- YouTube
- YouTube Kids
- AbemaTV
- U-NEXT
- Google Play Music
- Apple Music
- Amazon Music
- Spotify
- AWA
- radiko.jp
※今後も追加予定
youtubeとabemaTV見放題なだけで現状は十分な気がしますが、スマホで動画をよく観る、音楽をよく聴くという人にはこれ以上最適なものは無いでしょうね。
あったらこっそり教えてください。
もっと詳しく:BIGLOBEモバイル サイトへ
最安値を狙うなら 【DMMモバイル】
DMMモバイルは小容量プランが月額480円と業界最安値水準。
ちなみに音声通話付きでも月額1,260円と、こちらも最安値水準です。
ライトユーザー向けでありつつ、必要な分だけを安く追加できるという無駄の無さ。
家族用の2台目やiPad、タブレットに使うのもいいんじゃないですかね。
自宅でiPadでネットサーフィンしたり動画を観る、外出時はカーナビにして使う、くらいの使い方なら1GBで十分です。
もし1GBで足りない時は、翌月繰越はできませんが1GB/480円でチャージすることもできます。
データ追加料を調べてみましたが、他社と比較してみると破格であることがよくわかりますね。
もっと詳しく:DMMモバイル サイトへ
LINEがメインの連絡手段なら 【LINEモバイル】
LINEモバイルは全プラン標準でLINEのカウントフリーがついてます。
プランのグレードを上げれば、Twitter・Facebook・Instagramもカウントフリーになるので、SNSを中心にスマホを使っている人に向いています。
そもそもLINEて容量くってるの?と思うかもしれませんが、例えば他のアプリでデータ容量を使い過ぎて速度制限を食らっていたとしても、LINEは関係なく高速で使える、ということです。
これはメッセージのやり取りだけでなく、音声通話もビデオ通話も同じです。
ついつい使いすぎて速度制限くらっちゃうけど、生命線であるSNSだけはペナルティから守られる、と考えるとわかりやすいですかね。
よく問題になるLINEの年齢認証
通常の格安SIMでは新規でLINEの年齢認証ができません。
が、LINEモバイルならどのプランでも年齢認証可能。
基本は1人1アカウントのLINEですが、プライベート用と仕事用2つのLINEアカウントを持ちたいという人にはLINEモバイル一択です。
もっと詳しく:LINEモバイル サイトへ
データ使用量が多い人なら 【U-mobile】
「データ通信量って何?」っていう人はこれにする必要はありません。
逆にスマホで重い作業をする、データ容量が足りなくて追加購入しているようなヘビーユーザーに最適なSIMです。
他にも、Wi-Fi環境が無い一人暮らしの人にもいいかもしれませんね。
上位プランは、25GB+音声通話付きで月額が2380円と驚異のコスパ。
ちなみに月額500円追加すると、3分かけ放題が追加されるのを考えると、やっぱり一人暮らしにはこれかもしれない。
大容量プランも大手他社と比較してみました。
うん、大容量を使うならこれ一択ですね。
ただし、追加チャージできないので25GBを超えてしまうと問答無用で通信制限の洗礼を受けてしまうので、ここだけちょっと注意が必要です。
もっと詳しく:U-mobile サイトへ
注意:選べる格安SIMは端末によって違う
ということで、もう大手キャリアで浪費する必要が無いことはわかりましたね。
一点だけ注意があり、(今使っているスマホをそのまま使う場合は)格安SIMならなんでもOKというわけではなく、持っている端末によって使えるSIMが違うということです。
先に確認しておくべきこと
- 自分のスマホで使える回線SIMを確認する
- 自分のスマホのSIMのサイズを確認する
- 使いたいSIMが適合するか確認する
この3つです。
さぁ、こういうのが苦手な人にはアレルギー反応が出そうな、ちょっとややこしい話になってきましたが、簡単なので身構えなくて大丈夫ですw
格安SIMにはdocomo回線SIMとau回線SIMという2種類があります。
- docomoで買ったスマホ → docomo回線SIM
- auで買ったスマホ → au回線SIM
- SIMフリースマホ → どちらも使用可能
- ソフトバンクで買ったスマホ → 状況によりけり
2015年5月以降に購入したスマホで、さらに101日以上経過しているという条件付きですが、SIMロックを解除すればどちらも使用可能
こんな感じで区別されます。
格安SIMの契約自体はネットで完了できるんですが、普段は携帯ショップなどが勝手にやってくれる作業を自分でやらなければならないのが唯一のハードルかもしれませんね。
もうひとつ、SIMカードにはサイズが3種類あります。
実際見た方が早いと思うので、ちょっと画像を拝借してきました。
契約したはいいけどスマホに刺せない・・・となるとSIMカードへし折りたくなると思うので、これは事前に確認しておきましょう。
ちなみに、比較的新しい端末はiPhoneもAndroidもほぼnanoSIMです。
Android端末は種類が多いようなので、機種ごとに確認して下さい。
最後に:「格安SIMランキング」は無意味。
長くなりましたが・・・
ここまで読んでくれた方ならもうおわかりかもでしょうが、検索して出てくる「格安SIMランキング」は無意味です。
スマホの使い方は多岐に渡っていて、その人の用途によって課金ポイントが異なります。
昔みたいにただ通話料金が安いだけでは、LINEメインの人は全く恩恵がない、というケースがいくつも出てきています。
各社その多様性に併せて、「人それぞれ無駄なく最良のコスパで使えるように」と様々なプランを用意してくれていますが、それがかえって料金プランを複雑に見せてしまっているだけです。
消費者の知識が追いついていないだけで、あなたに合うものを選び出そうとすると、選択肢はそんなに多くありません。
近年なんでもそうですが、とにかく生活スタイルが多様化しまくっていて、「数ある似たモノの山から自分に合ったものを選ぶ」という作業が必須になってきました。
確かに面倒くさくはあるんですが、これを怠ると払わなくて済むものまで払い、それがスマホに限らず様々なシーンで積み重なって、「いつもお金がない」という状況に陥ります。
ちょっと手間はかかりますが、1回やればかなりの金額を節約できます。
これは、あなたの月収が○千円〜○万円増えるというのと全く同じ意味を持ちます。
年間で見ると数万円〜数十万円、塵も積もればなんとやらです。
少しでも使えるお金を増やすために仕事を頑張るのもいいですが、出ていくお金をコントロールする方が遥かに即効性あるんですよ。
僕の自宅はオール電化なので、電気料金などの契約も大手から変更していますが、出費が減るインパクトは実感できるレベルです。
格安SIMに限らず、身の回りの契約を見直してみると、驚くほど使えるお金が増えるかもしれません。それも、毎月です。
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