どんなジャンルでも、準備が好きな人が多いですね。
「まずは会社に勤めて独立するスキルを磨きます!」という「準備ができてからやります」系のフレーズを過去に何度も聞いてきましたが、それは逆なんですよ。
みんな勘違いしています。
会社勤めでは独立に必要なスキルは永遠に身に付かない
独立には「ビジネスの全ての要素」が必要になるわけですが、会社勤めで身につくのは「ビジネス全体の内の歯車としての一部分」だけなので、会社の中にいる限りいつまで経っても独立のスキルなんて絶対に身に付きません。
独立後に必要なスキルの大半は、想像していることと全く違う部分にあります。
スキルはやれば付くし、準備はやりながらする
僕が知る限り「まずは会社で独立のスキルを付ける」って言った人で「具体的にどんなスキルを付けて、どうなったら独立できるの?」という問いにハッキリ答えられた人は一人もいないんですよ。
これはつまり「実はそこまで具体的な計画は無いんだけど、とりあえず会社に通ってれば何かしらのスキルが付くでしょ」と勘違いしているということが露見しています。
独立ってそんな小難しいことじゃないんですよ、実際は。
ここは強く申し上げておきたい。
準備万端な人が独立してるわけじゃないし、それどころか最初は「できないことだらけ、わからないことだらけ」です。
「え?そんなんでスタートできるの?」って思いますか?
「できるの?」じゃなくて「やる」んですよ。
多少計画は立てますが、大概その計画は穴だらけで、「何がわかっていないのかさえもわかっていない」という状態です。
ちょっとここからわかりづらい話になります。
わかりやすくなるように頑張ったんですけど、どうしてもわかりづらいです。
わかりづらいんですけど非常に重要なことなので、飲み込めるまで何回か読み直しながら進んでもらえたら。
実際に独立しようと行動し始めると、準備段階から「わからないと進まないこと」のオンパレードです。
その「わからないと進まないこと」がわかってから初めて調べたり人に聞いたりして、ちょっとずつ「わからなかったことがわかってくる」んです。
何度も何度もそれを繰り返していくうちに、必要な要素だけが無駄なく揃って準備が整います。
スキルも同様。
最初は「何が足りないかもわからない」という状態からでも、まずは実際やってみる。
すると「これができなきゃ進まないこと」が次々に出てきます。
これを集中的に勉強したり練習したりして、「できなかったことができるようになっていく」んですよ。
何度も何度もそれを繰り返していくうちに、必要なスキルだけが無駄なく身に付きます。
やってもみない内から乏しい想像力で「こういう準備が必要そう、こういうスキルが必要そう」と当てをつけてやってみても、大概が遠回りになります。
本当に必要なことが抜けていたり、本当は不要だったことにたくさん時間をかけたり。
つまり、「できなくてもまずやってみる」ことが実は一番の近道なんですよね。
やってみたら「今すぐに必要なこと」がわかって、そこから手を付けていけば絶対に無駄になることはありませんから。
文章にすると申し訳ないくらい酷く読みづらいしわかりづらい。
本当すいません。僕の文章力ではこれが限界です。
でも、これは本当によく覚えておいていただきたい。
✕ まずは勉強、まずはスキルを磨く
○ 何がわからないのかもわからない
→ やってみる
→ 何がわからなかったのかがわかる
→ 見つけた「わからないこと」をピンポイントで勉強する
→ 「わからないこと」がわかるようになって、ちょっと進む
→ またすぐに「わからないこと」が出てくる
→ またその「わからないこと」をピンポイントで勉強する
→ ひたすら繰り返していくと形になり、できるようになる
→ 初心者が見たら全くわからないような領域になってくる
と、これが「できなかったことができるようになっていくカラクリ」で、「物事を成す最短ルート」だと思います。
大丈夫、僕のブログ運営もグダグダだったから。
僕が近年経験したことで言えば、ブログ運営がまさしくこれでした。
よっしゃ、ブログでも書いてみっか!
・・・で、ブログってどこで書けばいいの? → ググる
なるほどね、ブログスタンドっていうんだ。ブログスタンドはWordPressがいいのね、OKOK。
・・・で、WordPressってどこから登録すんの? → ググる
あ、登録とかじゃないんだ、インストールすんのね、OKOK。
・・・ん?れんたるさーばー? → ググる
当初はこんなことの繰り返しでしたよ、本当にw
書きたいことはたくさんあるし、ブログなんて記事を書いてナンボなのに、記事を書くところまで一向に辿り着かないw
伝わりますかね?
「ブログ書くには文章力が必要だから、まずはライティングスキルを磨こう!」なんて事前準備したとしても、書き始める前に躓くなんて想像も付かないじゃないですか。
やってみないと「何が欠けているのかすらわからない」んですよ。
やり始めると「ブログスタンドを準備しないと書き始めることすらできない」ということがわかったから、ブログスタンドをピンポイントで勉強して、設定の仕方を勉強する。
ブログスタンドの準備ができて、とりあえず「箱」ができた。
「わかったから少し進む」んですけど、またすぐに「わからないと進まないこと」が出てくる。
バカ丸出しですが、1つ1つググっては実際やって、詳しい友人に聞いては実際やって、またわからなくなったら、ググって。
それを何十回も何百回も繰り返して徐々に形になっていきました。
そうそう、全く興味の無いこともたくさん勉強しましたよ。
僕は文章を書くのが好きなのであって、それ以外の「サイト構築」だとか「キーワード選定」だとか「SEO」だとか「ブログデザイン」がどうとか「ウィジェット」がどうとか「プラグイン」は何がいいとか「アイキャッチ画像」とかその「画像の編集アプリ」がどうとか「著作権」がどうとか・・・・・
これ全部「ブログ運営」に必要だったスキルなんですけど、元々こういうことにはほぼ全く興味がありませんでしたから、ブログを始める前から必要だなんて想像すらできませんでしたよw
でも、これらも身に着けないと「ブログを運営する」ということが満足にできないから、必要に応じて勉強しました。
わかってくると興味も湧いてくるし、楽しくなってくるんですけどね。これも重要なポイントだと思います。
初めから興味津々じゃなくても大丈夫、「好きだからやる」という道の他に「やりながら好きになる」という道もあるよ、ということ。
しばらくこれを繰り返していくと、ぶつかる問題も段々高度になっていきます。
ブログ開設当初の自分が見たら、異国語の羅列にしか見えないでしょう。
多分、開設前からあれこれ勉強しても理解できなかっただろうし、網羅的に勉強しても今の僕のブログでは不要なスキルも山ほどあるでしょう。
これが「できなかったことができるようになっていくカラクリ」です。
「あの人すげーなぁ」と思って見上げている人もほとんど、この泥臭くて時には全く興味のないジャンルの勉強をして今に至っているはずです。
何でもそうですが、未知の領域にチャレンジする時ってこんな感じですよ。
だからこそ声を大にして言っておきます。
「事前準備」とか「始める前のスキルアップ」とか、ほぼ無駄w
絶対「できないまま、いきなりやってみる」方が早いです。絶対です。
長々書いてしまってすいません。
途中で読むのダルくなったかもしれませんが、すごく大事なことだと思っているので実例交えて事細かに話しました。
長々書いて伝えたかったことは1つだけ、「ウダウダ言ってないでやった方が早い」ということ、ただそれだけです。
このたった1つについてダラダラ話しましたが、一言で言うより伝わったんじゃないかなーと思います。いや、そうであったと願いたい。
「平時のうちに有事に備える」間違ってはいないけど
「有事(=緊急事態)になると他のことなんてやってる余裕はないから、平時(=安定していて余裕がある時)にこそ、次の一手を仕込もうね」
という話ですが、これがなかなかできない。
実は投資の根幹的な考え方なんですけどね。
仕事が安定している内に、2つ目の収入を作り込む
健康な内に、栄養学を学んだり食生活を見直して病気に備える
絶対にこれなんですよ、余裕がある時にやるからこそ物事はうまくいく。
ところが、平時の時の余裕を娯楽や雑事に使ってしまう人がほとんどですが、これも逆。
本当に勿体ないですよ、みんなが遊んでいる時こそ差をつけるチャンスですから。
「仕事しながら副業やって、いつか独立できればいいなぁ」と思っていた頃と「今」を比べると、明らかに意識と行動に大きな差があります。
これは「うまくいかなかったからって給料は入るし、最悪でも今の生活は担保されてるし」という変な余裕が成長を止めてしまっていたからです。
「サラリーマンを続けている=タイムリミットが無い」という恵まれた環境が、完全に裏目に出てしまっている悪い例です。
だから「十分スキルが身に付いたら」とか「準備ができたら」とか「タイミングが来たら」とか言ってる人は一生やらないし、成長も止まったままになります。
結局「現状維持が一番楽」だから、「明日からやる!」「来週からやる!」と言っていた人はその日が来てもまずやりません。
これはもう、本当に真理だと思うんですが、「最初の一歩を踏み出して行動を起こすこと」がすべてを解決するトリガーになるんですよ。
本当に必要なことは、知識でもスキルでも、ましてや周到な準備でもありません。
「最初の一歩を踏み出すほんのちょっとの勇気」
それがあなたを想像も及ばないような遠いところへ連れて行ってくれる、唯一必要なものなんですよ。
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