自宅などの空きスペースをレンタルして稼げる「モノオク」。
僕のnote「副業のはじめ方」で「副業をやるなら雇われじゃなくマイビジネスのオーナーになろう!」という話をしていますが、シェアエコのプラットフォームを使うとこれが手軽にできます。
「シェアリングエコノミー」「ゲスト・ホスト」「プラットフォーム」などの意味がよくわからない方は、先に下記の記事をお読みいただくと内容が掴みやすくなると思います。わかると使ってみたくなる不思議な魅力がありますよ。
空きスペースさえあればサラリーマンや家事育児に忙しいママなんかでも、「ほとんど手間をかけずに収入が得られる副業」として今すぐ参入できる面白いビジネスですよ。
【解説】「モノオク」とは?
「荷物を預けたい人」と「空きスペースを有効活用したい人」をマッチングするプラットフォームが「モノオク」です。
仕組みもとってもシンプル。
長期的に預ける場面は少ないかもしれませんが、引っ越しやリフォーム、ちょっと長めの旅行なんかの時、荷物の置き場に結構困るんですよね。
実際見た方が早いと思うので、公式の1分動画を貼っておきます。
パッと見はかなり面白そうですけど、エアビ経験者として次に考えるのは「個人間特有のトラブルとか無いの?」という部分が気になりますねー。
なので、基本ルールやメリット・デメリットを解説します。
「モノオク」のメリット
ホストとユーザーという2人の登場人物がいるので、それぞれ分けて書いておきます。
ホスト側のメリット
大きく3点です。
- 収入が家賃収入と同じ「不労所得」
- 原価もランニングコストもかからない上、仲介手数料20%のみ
- オーナービジネスであること
一番は収入が「ほぼ不労所得」であること。
お金も手間もほとんどかけずに不労所得を作れる方法なんてほとんど無いのでこれは貴重です。民泊と違って月契約なので、収益が安定する点もメリットですね。完全に大家さんの家賃収入方式。
2つ目、立派な事業なのに、原価もランニングコストもかからない上に、費用は運営に払う紹介手数料だけ。神かよ。手数料は売上の20%なので、自分の取り分は80%。
これ、普通だったら不動産を買うか借りるかしないと、そもそもこのビジネスをやる土俵にすら立てませんからね。借りていたら当然、毎月家賃もかかります。
放っておいても1円もお金を生まないスペースを収益化できるというのがデカイ。
3つ目、なんと言っても、自分がオーナーのマイビジネスであること。僕の中ではこれマジで重要です。手軽ですけど立派な起業ですからね、これ。
なぜオーナーになることがそんなに重要なのか、わからない人はこちらのnoteをどうぞ。副業でバイトを選ぼうなんて絶対に考えなくなりますよ。
ユーザー側のメリット
以下の2点。
- 一番は従来のトランクルームなどよりも、安く簡単に借りられる
- 家のすぐ近所で借りられる可能性がある
一般的なトランクルームや貸し倉庫は結構いい値段します。おまけに相手が法人なので、手続きも面倒な場合が多いんですよ。モノオクの場合は両者の間を取り持ってくれるので、手続きが超カンタンです。
そして、近所で借りられる可能性があること。自宅から交通機関を使わないと行けない物置って、使う方としてはたまったもんじゃありませんからね。
これはホストが増えてくるとどんどん可能性は上がってくると思います。
「モノオク」のデメリット
個人間で起きそうなトラブルをどう事前に防止するかが焦点ですが、モノオク側で持つ保障なんかもあるので、自分の工夫で防止できる範囲だと思います。
ホスト側のデメリット
- 預かる荷物が破損、紛失した場合の保障上限10万円を超えたら自己負担
- 預かれる荷物に制限がある
- 荷物の中身をしっかり確認しないとトラブルに発展する可能性がある
- 住所登録が必須なので、住所バレしたくない人には不向き
そもそも高価なものを預からなければ済む話なのと、保障が付いているので万が一「子どもが壊しちゃった!」みたいな場合でもちょっと安心ですね。
預かることが禁止されている荷物は、「犯罪関連の物」「危険物」「壊れやすい物」など、問題が起こりやすそうなものは預かれないルールにはなってますが、そこはどうしても個人間のやり取りなので、多少手間でもちゃんと中身を確認すべきでしょうね。
ユーザー側のデメリット
「セキュリティレベルはあくまで個人宅」という点に尽きます。
法人が貸し出しているレンタルスペースなら信頼できるセキュリティレベルかというと、人通りの少ない僻地だったり雑居ビルの中であることが多いので、必ずしもセキュリティレベルが高いとは言い切れないので、人がいる分安全だという見方もできそうです。
この点は「盗まれたり壊されたりすると困るものは預けない」ようにすれば済むことかなーと思います。
個人間のトラブル
「荷物を置くだけ」という単純なルールですが、あくまで個人宅なので「無くした」「壊した」「汚した」などのトラブルも起こりえます。
この場合、モノオクを介した取引であればMAX10万円の保障の他にカスタマーサポートが対応してくれるようです。
実はエアビにも同じシステムがあって、間に入って解決までサポートしてくれて何度も助けてもらいました。
特にエアビの場合は、宿泊客がいろんな国の外国人なので言葉すら通じないというケースがほとんどだったので。
「モノオク」の始め方|成約率を上げるコツも伝授
手順はシンプルです。
ただし。
ホスト側の登録する場合、入力した情報によって成約率が大きく変わります。なので以下では、登録の仕方の他に成約率を上げるためのコツも伝授します。
信憑性のようなもの
ちなみに僕の実績的なものも書いておくと、「タイムチケット」黎明期に以下のコツを駆使して数ヶ月間、売上TOP3をキープしてテレビ局から取材依頼が来ました。(※ガチです)
タイムチケットとモノオクでは貸すものや売り物が全く違いますが、プラットフォームの中での(他のホストとの)戦い方という点ではやることは同じです。
あなたの他にもスペースを提供しているホストは無数にいて、彼らよりもあなたを選んでもらわなきゃ成約になりません。言ってみれば、ライバルだらけの中にあなたのスペースが掲載されるわけですから、スペースのスペックと同じくらい、あなたが入力した内容が重要になります。
ここを面倒がらずに丁寧に設定したかどうかが大きな差になりますよ。
ポイントは「ユーザビリティを訴求できるかどうか」
特に初めて自分でビジネス(商売)をやる人はこの感覚を養っておくといいんですが、相手は「お客さん」なので、自分の事情とか余計な情報は必要としていないんです。
自分が何かを検索する時を思い出してみてほしいんですが、余計な文章が続いて知りたい情報がなかなか出てこないと、すぐページバックして他のページを探しませんか?
なので、あくまで相手の立場に立って
「他と比べてどんなメリットがあるか」
「どんな便利さがあるか」
「どんな特典があるか」
といった「あなたを選ぶメリット」を上手に訴求できるかどうかで成約率は大きく変わります。
多分、ほとんどのホストはこういうことに配慮していない一般ピーポーが多いはずなので、あなたはこれから伝授する「ビジネスオーナーの観点」をふんだんに盛り込んで、パーリーピーポーとして差をつけちゃってください。
全体の手順は以下の通りです。
1.まずはここから「モノオク」公式サイトにアクセス。
2.Facebookアカウントか、情報入力して登録
3.スペースの登録
実際の画像を交えながら、成約率が上がるコツも書いていきます。
実際のスペースの写真を登録
こういうマッチングサイトでは、写真が成約率にかなり関わってくるので、気合い入れて掃除して、明るく清潔な写真を載せるのが吉。
タイトルを設定
これは「そもそもクリックしてもらえるか」に大きく関わります。
例文にもありますが、近くの人がすぐわかる、立地条件の良さ、預かる際の相手側のメリットなどを短い一文でスパッと書きましょう。
できれば検索結果の画面を確認して「スマホ(PC)からは何文字まで見えるか」を確認して、文末が切れないように収めると尚良しですね。
スペースの種類を設定
コツ、無し。
スペースの紹介文
最終的にここを見てあなたに依頼するかどうかを決めます。重要。例文には「ワンルームが余ってます」とか書いてますが、こういうのいりません。
ここでも余計な情報は極力書かず、相手の立場に立って「具体的な数字などの情報」を入れて、使いやすさを訴求しましょう。たとえば、
「○○駅徒歩△分」
「長期預かり○ヶ月までOK」
「荷物の受け渡しは○曜日、△時〜□時」
「○㎡あるので、△△くらいの大きさの物まで預かれます」
こんな感じで、使う側に「便利そうじゃん!」と思ってもらえることが最重要です。
所在地を登録
これもコツ、ナッスィン。
預かる荷物の種類を設定
具体的な品目例を書いて、広さや預けられる荷物の大きさをイメージしやすくしましょう。
✕ 大きな荷物もOK
○ 幅200cmほど、3人がけのソファくらいは入ります
お疲れさまでした!気合を入れて入力するのはここまでです。
この後、受け取り方法を「対面・配送・両方OK」の3つから選んで、料金を設定したら完了で、借り手を募集し始めることができます。
まとめ
ということで、初期設定をちょっと気合い入れてやれば、あとは荷物の受け取りと引き渡しだけで、貸し出している間は貴重な家賃収入(不労所得)が入ります。
そして、意外と盲点なんですが、不労所得の他にビジネスの経験値も積めるんです。
自営業だったら本来自分でやらなければならない雑多なこと(広告、集客、顧客管理、請求、品質管理、クレーム対応などなど)の大部分を、モノオクが肩代わりしてやってくれるというのがめちゃくちゃ大きなメリットなんですよ。
このお陰で負担が少なく気楽にビジネスをスタートできるし、どのビジネスにも求められる「ライバルを意識したビジネス展開のやり方」を学べる、優良な副業です。
初めての副業としても、既に副業している人のポートフォリオに加えるにもおすすめなので、空きスペースがある方はぜひチャレンジしてみてください。
この記事が参考になったら
\Follow me!/
Follow @GAKU_gflat