・現職の業界の未来は暗い気がする。異業種に移るとしたらやっぱりIT?
・転職を考えてるけど、IT業界ってどうなの?
・IT系に転職したいから手順を知りたいな
こんな人に向けた記事です。
筆者の僕は転職4回で以下のようなキャリアを辿っています。
- 1社目:不動産仲介大手(営業)
- 2社目:IT系人材大手(営業)
- 3社目:IT系ベンチャー(人事)
- 4社目:インフラ系中小(人事)
- 5社目:インフラ系中小(人事)
- 独立:インフラ系+IT系
最終的に、メリットが大きくお互いのデメリットを埋め合えるインフラ系とIT系で生活しています。
実際に働いたのは3業界ですが、2社目のマイナビでいろいろな業界に関わったので、どの業界がしんどくてどの業界が潤っているかがよく見えた感じです。
こういった背景の僕が、転職するならIT系一択である理由と手順をまとめました。
「やりたいことがわからない」という人には「ならとりあえずIT系に行っておくといいよ」と言いたいですし、未経験でもIT系に参入できますので、「IT興味あるけど経験も無いしよくわからない」という方にも読んでみてほしいなと思います。
転職するなら今はIT業界一択である理由
先に結論から。
- 今なお伸び続けている業界だから
- 慢性的な売り手市場だから
- キャリアの幅が広いから
- 未経験からでも転職しやすいから
理由①:今なお伸び続けている業界だから
これは最重要かなと思います。
✅給料は能力や努力で上がると思ったら大間違いです。
・平均年収300万の業界で500万を目指す
→ハードモード・平均年収600万の業界で500万を目指す
→イージー寄りのノーマルモード給料が低いと感じている人は一度業界全体の年収をチェックしてみるのがおすすめ。
異業種に移った方が速いかも。— ガク@複業ブロガー (@GAKU_gflat) June 19, 2020
上記ツイートの通りでして、低迷している業界、下降している業界はそもそもお金が流れてこないので、「努力で昇給」みたいな話じゃなかったりします。
- 飲食業界で100努力→昇給5
- IT業界で50努力→昇給20
こんな感じだと思います。なんとなく伝わりますかね?
「IT系は努力をしなくても昇給する」という話ではなくて、伸びていない業界は努力が報われにくく、伸びている業界は並みの努力でも昇給しやすいよ、という話です。
事実:努力だけでは昇給しません
もしあなたが飲食業界だったら本当に申し訳ないんですが…
- 飲食の多くは「薄利多売」のビジネスモデル(利益率が低い)
- 人材として差別化しづらい(スキルが身に付きにくい)
- 割と誰でもできる仕事内容が多い(=給料が上がらない)
こういった環境なので、人材としての価値が上がりづらい上に、会社もそこまで儲かっていない場合が多いので、どうしても給料は上がりづらくなります。
「お金が無い」「給料が安い」「忙しい」と悲鳴を上げている人たちは十中八九、「伸びていない業界」で消耗しています。
「伸びている業界に身を置いた方が収入が増えやすい」ということ、その中でもITは今でも伸びていて、まだまだ伸びしろを残しています。
「大企業に就職=勝ち組」はオワコンです
上記の通りなので、企業規模でマウントを取る時代は終わりました。
実際に僕も大企業、中小企業、ベンチャー企業と経験してきましたが、一番成長できて自分の市場価値が上がったなと感じたのはITベンチャーでしたからね。
参考:【体験談】大企業に就職・転職してもスキルが伸びない話|神話崩壊
理由②:慢性的な売り手市場だから
IT系人材の需要は増え続けていて、慢性的に人手不足が続いています。
2020年で約37万人、2030年には約79万人不足すると言われていて、仕事を海外に振ったり外国人採用で埋め合わせている現状です。
ただし、スキルアップは不可欠
今は「猫の手も借りたい」という状況だから転職しやすいというだけで、低スキルでも大丈夫という話ではありません。
IT系に限らずですが、自己研鑽は必須です。
理由③:キャリアの幅が広いから
これも大きなポイント。
IT系のスキルは横展開しやすく、他の分野に応用しやすいです。
- プログラマー
→Web系/ゲーム系/アプリ系/社内システム系/通信系など - Webデザイナー
→サイトデザイン/広告デザイン/商品デザインなど
これは単純に「食いっぱぐれしづらい」という話で、基礎知識が身に付いていればスキルをカスタマイズして、波に乗っている業界に移ることもできます。
「本業は企業でサイトデザインやってるけど、個人ではクラウドソーシングで商品デザインの仕事を受けている」みたいな働き方の選択肢も多く、本業と副業を関連付けやすいのも特徴で、控えめに言っても最高です。
理由④:未経験からでも転職しやすいから
一昔前、IT系に行くには「専門学校を出てIT系企業に就職する」くらいしかできなかったので、異業種からIT系に転職するのはなかなか大変でした。
それが今では、未経験からサクッとスキルを付けてキャリアチェンジできるようになっています。
- 本業の仕事を続けつつ
- オンラインスクールで3ヶ月くらい基礎知識を学び(在宅)
- クラウドソーシングで稼ぎつつスキルアップ(在宅)
- IT企業に転職するか、フリーランス独立
「基礎学習→スキルアップ」が在宅で完結できてしまうので、副業としても優れているかなと思います。
なお、具体的な学習手順とスキルアップ手順は下記の記事でまとめていまして、未経験からIT業界に行くのはかなり現実的なのが理解できると思います。
>> 未経験から副業プログラミングで稼ぐ方法|職業訓練校は不要です
>>【在宅副業】未経験からWebライターで稼ぐ方法|超簡単です
インフラ系もいいけど就職するのは微妙な話
インフラ系2社で勤めた実感として、「ビジネスモデルは優れてるけど、就職するのは微妙」という意見です。
なぜなら、年寄りたちがポストに居座っててチャンスが少ないから。
業界の発達や変化が遅いので、入れ替わらなくてもビジネスが回ってしまうんですよね。
補足:組み合わせると相性が良い
インフラ系は微妙という話をしましたが、独立後は「インフラ系+IT系」で生計を立てています。
これは、両者のメリットがお互いのデメリットを打ち消し合えるからです。
- IT系:一気に稼げるチャンスはあるが、流行り廃りが激しい
- インフラ系:一気には稼げないが、流行り廃りがなく安定している
ざっくりこんな特徴があるので、インフラ系の安定性を生活基盤にしつつ、IT系でチャンスを狙っていく感じ。
ベーシックインカムが安定しているので、売上の浮き沈みにドキドキせずにチャレンジできる感じでバランスがいいかなと思っています。
異業種からIT業界に転職する手順
先ほどチラっと書きましたが、以下の手順がおすすめです。
- 在宅で基礎を学ぶ
- 在宅で稼ぎつつスキルと実績を積む
①は独学でもいいですが、学習期間で挫折する人も割と多いので、オンラインスクールなどでさっさと稼げるようになった方がコスパがいいかなと。
費用はかかりますが数ヶ月後には回収できるので、先行投資ですね。
稼ぐ上で一番やっちゃいけないことは「片手間」や「中途半端」でして、やるからには先行投資しつつ一定期間ガッチリ努力すべき。
なお、足がかりとしては「プログラミング」か「Webライティング」が特におすすめですかね。
学習手順とスキルアップの手順、キャリアステップが明確なので、1年くらいちゃんとやれば月20万くらい稼げるスキルは身に付くはずですので。
>> 未経験から副業プログラミングで稼ぐ方法|職業訓練校は不要です
>>【在宅副業】未経験からWebライターで稼ぐ方法|超簡単です
IT業界の中でもおすすめは?
業界内はぶっちゃけどれでもいいと思いますが、職種はIT営業やIT事務ではなく技術職が圧倒的にいいです。
この記事で挙げたメリットも技術職を想定したものですので。
興味が持てるところから手を付けてみて、しばらくやって適正を見つつ、面白いと思えるところを深堀りしていく感じでOKかなと。
IT系転職で失敗しないコツ2つ
会社探しをする上でコツが2つあります。
- IT系に強い転職サービスを使う
- 転職エージェントを複数併用する
人材業界に居た経験と、自分でも4回転職してわかったコツなので、割と信頼できる情報かなと思います。
少し補足しますね。
IT系に強い転職サービスとは?
ぶっちゃけサービス内容はどこも大差ないので、あれもこれもとたくさん使う必要はありません。
以下の記事で、使うべきサイトを3つに絞りつつ、「効率的な使い方」と「転職前に知っておくべきこと」を詳しく解説していますので是非どうぞ。
>> IT系に強い転職サイト・エージェント3つだけ|独立前提で選ぶべき
転職エージェントを使うべき理由
選考合格率が目に見えて上がるからです。
異業種からの転職で一般的な転職サイトを使うと、企業側の応募管理画面から「実務経験3年以上の人のみ表示」みたいなスクリーニングで機械的に落とされてしまいます。
これが理由で「面接にすら進めない」ということが多発します。
その点、転職エージェントは推薦状を付けて応募してくれる上、面接攻略のアドバイスもしてくれるので、キャリアチェンジの時は絶対に使うべき。
そして転職エージェントの性質上、いくつか併用するべきなんですが、情報量が多くなってしまうので以下の記事を合わせてどうぞ。
>> 転職エージェントを複数利用すべき理由と注意点|管理ツールも配布
ともかくうごこう
よくあるのが、考えまくった結果行動に繋がらないというパターン。これはぶっちゃけ時間の無駄です。
なぜなら、経験していないことをいくら深く考えても、納得できる答えなんて出るはずがないからです。
- 人生が変わらない人:考える→考える→考える→考える(動かない)
- 人生が変わっていく人:知る→やり方を覚える→動く→考える→また動く
「知覚動考=ともかくうごこう」ですね。
着実に前進していく人は動きながら考えるのが上手です。「トライ・アンド・エラー」ですね。
参考:考えすぎて動けなくなってしまっている人へ。ともかくうごこう。
ということで、僕の主観も入っていますが割と間違っていないはず。
キャリアは努力で切り開けますし、それは努力で生活も変えられるということですので、チャレンジする価値はあるんじゃないかなと思います。
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