何かがうまくいかなかったとき、「なぜうまくいかなかったのか」と振り返りしてませんか?
実はこれは逆。
逆を考えた方がうまくいくための行動が取りやすくなるよ、というコツのお話。
「なぜうまくいかなかったのか」と考えてしまう理由と、それが通用しない理由
学校のテストなんかで間違った場合、「間違った理由を分析して次に活かす」ということを繰り返し繰り返しやってきましたよね。
このときのクセで、他のことでもこう考えがち。
でも実は、このアプローチって答えがひとつの時に限り有効なアプローチで、答えがひとつじゃないものはこのアプローチをしてもあまりいい結果を生まないことが多いんですよね。
たとえば面接や仕事、ビジネス、恋愛なんかがそれにあたります。
なぜこのアプローチが通用しないかというと、Aという失敗に対して対策を打っても、次はBとかCっていう別の要因で失敗するから。
逆に「なぜうまくいったのか」を分析する
答えがひとつじゃないものは、うまくいったときに「なぜそれがうまくいったのか」を分析した方がいいんですよね。
勉強以外は全部この考え方でいいかもしれない。
社会に出る前に一番顕著にこの傾向が出るのは就活。
面接に落ちたとき、「なぜ落ちたのか」を分析して次の会社の面接に挑む人は多いと思うんですが、これを何度も何度も繰り返していくと、個性がほとんど削り取られて最終的にみんな同じような感じになります。
特に就活終盤、4年生の1月以降とかかな。
みんな同じような振る舞い、同じような無難な受け答え、全てが無難で評価ができない、という時期があります。
これ、面接官しか知らない話だと思うんですが、別にその人に欠陥があって不採用にしてるんじゃないんですよ。
評価ができなくて不採用になってるんです。
就活の場合はそもそもアプローチを間違っている人がほとんどです。
就活では「間違い探しと修正」が重要なんじゃなく、「そのままのあなたでマッチングする会社を探す」というイベントなんです。
あなたの物言いが不快と感じる面接官もいれば、面白いと感じる面接官もいるので、変に反省して修正する必要はないんです。
ファッションセンスが悪いという理由でマリちゃんに振られたからといって、アキコちゃんもそのファッションを嫌がるとは限らないでしょ?
その修正はマリちゃんに対する対策であって、アキコちゃんには何の関係もないんです。
答えが1つじゃない恋愛にもこのアプローチは通用します。
ビジネスにおける考察
ビジネスにおいてはもっと「なぜうまくいったのか」を分析することが重要になります。
契約が取れなかった理由はその時々で違うし、モノが売れなかったときもその理由は人それぞれなので、そこを分析してもキリがないんですよ。
たとえば契約が取れたとき、自分がアピールしたこととは全く違う部分が決定打になっていることは多々あります。「そんなことにメリット感じるんだ!」という具合で。
その理由を分析したら、次の商談でその新たな理由をアピールしてみるとうまくいったりする。
モノが売れたときも同様ですね。
ちょっとしたことですが、面接、仕事、ビジネスなどの場面でいい結果を出そうと思ったときは、「なぜうまくいったのか」という成功要因をコレクションするのが近道です。
自分ではわからない場合も多いので、そういうときは相手に聞いてみると案外簡単に教えてもらえたりするんですよ。
買ってくれた人に決め手を聞いてみるとか、たくさん売ってる営業マンにアピールポイントを聞いてみるとかですね。
オススメの思考法なのでぜひ。
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