【ロボアド2強】ウェルスナビとTHEO+docomoを徹底比較
共通項目
双方に共通するのは以下6つです。
- 投資一任型
- 診断結果を元に最適なポートフォリオを提案する
- リスクヘッジのため投資商品を分散する
- 時間的分散でリスクヘッジするため、長期投資が前提
- 地理的分散でリスクヘッジするため、海外商品にも分散投資する
- 投資対象のメインは海外ETF
上記の通り、リスクヘッジに重きを置いたローリスクの投資方針ですね。
「時間的分散とか地理的分散とかよくわかりません…」という方は、以下の記事にサクッと目を通してもらうと理解が深まるかなと思います。
>> 投資初心者が誤解しがちな分散投資|正しいリスクヘッジを解説する
結論:一覧で比較してみた
それぞれのスペック面を一覧で比較してみました。
WealthNavi | THEO+docomo | |
ユーザー数 | 約34万口座 | 約10万人 |
最低投資額 | 10万円 | 1万円 |
利回り | 9.5〜11.9% | 8.4% |
手数料 | 預かり資産の1% | 預かり資産の0.65%〜1% |
投資対象 | 世界50ヶ国11,000銘柄 | 世界86の国と地域11,000銘柄 |
投資対象ETF数 | 6〜7銘柄 | 30〜40銘柄 |
税金最適化機能 | あり(DeTAX機能) | あり |
その他 | dポイントが貯まる |
※数字はいずれも2020年8月公表時点
それぞれ掘り下げつつ補足します。
比較①:最低投資額
- WealthNavi:10万円〜(自動積立は1万円〜)
- THEO+docomo:1万円〜
最低投資額は見たまんまですが、THEO+docomoの方が少額から投資できます。
とはいえ、投資額が少なすぎると利益も雀の涙なので、少なければいいというものでもないですが…。
利益目的じゃなく、「どんな感じか少額で試したい」という場合はTHEO+docomoの方が適しています。
リスクとリターンはトレードオフの関係にありますが、必ずしもリスクが高い方がリターンが多くなるというわけではありません。
比較②:利回り
- WealthNavi:9.5〜11.9%
- THEO+docomo:8.4%
※数字の幅はリスク許容度の違いによるもの
1つ注意点として、上記の数字はあくまで参考程度に留めてください、ということ。
なぜなら、いろいろな要素が重なっての数字であり、各社算出方法や集計期間にも違いがある上、どの期間かによって数字は日々変わるからです。
双方のリスク許容度
WealthNaviのリスク許容度は1〜5の5段階、1がローリスクで5がハイリターン。
THEO+docomoは以下の分散比率によって228通りの運用プランがあります。
- ハイリスク・ハイリターン型:グロース
- ローリスク・ローリターン型:インカム
- 資産防衛型:インフレヘッジ
比較③:手数料
どちらも基本手数料は1%で、割引プランに違いがあります。
WealthNaviの手数料
- 運用金額50万〜200万円未満 → 6ヶ月ごとに0.01%割引
- 運用金額200万円以上 → 6ヶ月ごとに0.02%割引
- MAXで手数料0.9%まで割引
つまり、手数料は年間0.9〜1%ということですね。
THEO+docomoの手数料
- カラーパレット:カラーに応じて割引になる仕組み
- 「毎月積立投資していて、一定期間引き出していないこと」が条件
- 運用金額1万円以上 → 0.9%
- 運用金額50万円以上 → 0.8%
- 運用金額100万円以上 → 0.7%
- 運用金額1,000万円以上 → 0.65%
条件が細かいですが、年間0.65〜1%の幅です。
これらの条件をまとめると、以下のようになります。
- どちらも条件を満たしていなければ手数料は同じ
- 50万円以上の運用でTHEOの条件を満たせない → WealthNaviの方が安い
- 積立投資をしつつ当面引き出す予定がない → THEO+docomoの方が安い
比較④:投資対象・ETF数
- WealthNavi:
世界50ヶ国、約11,000銘柄
海外ETFは6〜7銘柄 - THEO+docomo:
世界80の国と地域、約11,000銘柄
海外ETFは30〜40銘柄
「海外ETF」とは、海外の証券取引所に上場している投資信託のことです。
投資対象の数や選定する基準は若干違いますが、ポートフォリオの内容や投資方針は割とよく似ています。
比較⑤:税金最適化機能
結論、どっちにも搭載されてます。
税金最適化をざっくり言うと、利益が出た時の課税を少なく抑えるために、損失が出ている銘柄も売却して損金と利益を相殺する機能です。
ロボアドバイザーを使っているだけで勝手に節税してくれるので、もしかしたら気付かないかもなレベルですが、投資利益を少しでも手元に残すには節税も大事なポイントです。
知っておくべきロボアドバイザーの基礎知識
押さえておくべきポイントのまとめです。こちらも合わせてどうぞ。
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