副業

【体験談】副業が会社にバレた時の話|2回バレて学んだ対処法

・副業禁止の会社で副業がバレたらどうなるの?

・実際にバレた人の体験談を聞きたい

・副業禁止の会社で副業するにはどうしたらいいんだろう?

 

こんな人に向けた記事です。

 

筆者の僕は5回の転職で6社に勤め、うち2社で盛大に副業がバレました。

それでも諦めずに続けたら会社を辞めることができまして、今は北の大地札幌で快適に暮らしています。

 

こんな経験から、本記事では「副業が会社にバレた時の状況とその後」についてと「バレないための対処法」についてまとめました。

副業禁止の会社で隠れて副業をしている人、副業をしようか迷っている人の参考になるかなと思います。

【体験談】副業が会社にバレた時の話

僕が副業を始めたのは2012年。1回目は2013年、2回目は2015年にバレました。

副業が会社バレした話①:現行犯で社長にバレる

1回目は社長にバレました。笑

簡単に状況説明すると、以下のような感じ。

  1. 他の企業から講演依頼を受ける
  2. 通院すると午前休を取って講演を実施
  3. 出口で自社の社長がこんにちは

現行犯オワタ\(^o^)/ですね。

 

当時の状況

出くわした瞬間「あ、終わったわ…」と一気に血の気が引きましたが、やり取りは淡々と短いものでした。

社長「やぁgakuくん、今日は出社するのかい?」

僕「えぇ…午前休なのでこれから行きますよ」

社長「そう、じゃあ待ってるね」

とりあえずすぐ嫁さんに「ごめん、今日無職になるかも。笑」と電話しました。

事情を察した嫁さんは「あらら、何かあったのね。とりあえずわかったよ。笑」という返事。神嫁かよ。

 

実は嫁さんのお父さん、つまり僕の義父も結構ファンキーな人でして、上司と喧嘩してその日のうちに会社を辞めてくるような人だったので、嫁さんの耐性が高かったのです。

さらに、嫁さんは元看護師なので「いざとなれば自分で稼ぐから大丈夫」という自立系女子なのです。マジで一生付いていきます。

 

バレた後の状況

嫁さんとの電話を済ませ、そのまま会社に行き社長室に直行しました。

結論、管理職だった僕は「降格して残る」という選択肢もありましたが、その場で退職を申し出て会社を辞めました。

 

反省:バレないだろうとたかをくくっていた

バレたのは5回目くらいの講演だったと記憶しています。

もちろん会社バレを警戒しながら動いていたし、何回もバレずにできていたのでちょっと調子に乗ってました…。

一般向けの講演だったので、社長はネットで告知ページを直接見たようでした。

 

とはいえ、社員の副業の尻尾を掴むために、わざわざ現地まで社長自ら出向くような会社もいかがなものかと思います。笑

副業が会社バレした話②:タイムチケットがバレた

2回目は最後に勤めた会社で、他の社員の密告でバレました。

誰が密告したのかは最後までわかりませんでしたが…。

 

当時の状況

普通に上司に呼び出されて、証拠を突きつけられました。

密告した誰かが直接タイムチケットを見たようで、これ見よがしに販売ページを印刷した紙が出てきました。

 

バレた後の状況

実はこの時、購入者からのレビュー評価が高くテレ東の「ワールドビジネスサテライト」から取材依頼が来ていました…。

上司からの呼び出しが取材の5日前くらいだったので、筆舌に尽くしがたいくらい悔しかったです…。

降格も減給も無かったんですが、ぶっちゃけそんなことはどうでも良くて、「このままサラリーマンをやっていたら、自分の可能性もチャンスも会社に潰される」と確信しました。

 

ちなみに、現在は以下のチケットを販売しています。

>> gakuのタイムチケット

事実:法律上は就業時間外の副業はOK

法律では就業時間外に何をやろうが個人の自由ということになっています。

法律を持ち出さなくてもこんなの当たり前ですよね。会社がプライベートまで管理できる権限はありませんので。

事前に調べてこのことを知っていたので抗議しましたが、結果から言うと突っぱねられました。

現実:法律よりも就業規則が強い

僕が抗議したのは以下の4点。

  1. 完全に就業時間外だった
  2. 誰とも雇用契約を交わしていなかった
  3. 1回の利益は1,000円にも満たなかった
  4. チケットの内容はキャリア相談で、会社には何の迷惑もかけていない

※当時はタイムチケットがサービス開始したばかりで、最低1,000円から販売でき、交通費は自分持ち、売上の十数%は天引きされて寄付に充てられるという仕組み。

利益なんてほぼ残らないので、稼ぐ気でやっていたわけじゃないのは明白でしたが、上司の「そういう問題じゃない」の一言で副業認定されました。

じゃあどういう問題なのかと聞くと、「人事部のマネージャーという立場上、少しでも疑わしいことはあってはならない」と。

「じゃあ平社員なら良かったのか」などの疑問は残りましたが、言っても無駄だと思い議論から降りました。

それでも僕は副業を辞めなかった

この出来事をキッカケに、それまで「いずれサラリーマンを辞めたいなー」という気持ちが「絶対辞める」に変わりました。

実はこの頃から「複業」をしていまして、メインだった副業は最後までバレることはなく、この会社が独立前の最後の勤め先になりました。

参考:【経験談】実績ゼロのサラリーマンがド安定収入を作って独立した方法

 

シンドイ環境にあえて身を置く→マジでシンドイ

当時はその場で会社を辞めようかと思うくらい悔しかったんですが、あえて残ることを選びました。「悔しさをバネに」というやつですね。

とはいえ、軽く戦犯みたいな目でみられるし、査定は露骨に悪くなるしでマジでシンドかったです…。

 

ですが、このタイムチケット事件と「辞めずに残る」という選択をしていなかったら、今でも会社を辞められるところまで稼げたかは疑問です。

控えめに言ってもあの頃から人生が170度くらい変わって割と幸せなので、あの時辞めずに我慢して良かったなと思います。

 

ということで、この2回の失敗で本格的に対処したところ、独立まで一度もバレることはありませんでした。

以下ではどんな対処をしたのか解説します。

 

副業が会社に2回バレて学んだ対処法2つ

結論は以下のいずれかです。

  1. 対処しつつガン無視する
  2. 転職する

どちらも僕が実際にやってきたことで効果があった方法です。

対処法①:対処しつつガン無視する

具体的にすべきことは以下の3つです。

  • どんなに仲が良くても同僚には言わない
  • SNSに一切書かない、または匿名アカウントを用意する
  • 納税方法を変える

どれがいいという話ではなく、全部やるべき。

 

どんなに仲が良くても同僚には言わない

なんだかんだで人伝はバレやすいので、隠し通したいなら会社の人には一切口外しない方がいいかなと。

 

SNSに一切書かない、または匿名アカウントを用意する

僕は名前が「ゴヒラノリタカ」と珍しく特定されやすいので、「仮面サラリーマン」という匿名アカウントを運用していました。

SNS、ブログ、講師としても匿名を名乗ってました。(独立と同時にすべて現在の「gaku」に統一しました。ちなみにリアルで呼ばれているニックネームです。)

 

納税方法を変える

上記2つの対策をしていても、住民税の納税額からバレることがあります。

結論は「特別徴収」→「普通徴収」に変えつつ、自分で納税しましょう

 

「対処しつつガン無視する」場合の対処法については以下の記事にて詳しく解説しています。

>> サラリーマンの副業禁止はガン無視すべき|トラブル回避の全知識

対処法②:転職する

僕は副業のために2回転職しました。

なぜなら、本業よりも副業の方が優先順位が高かったから。

結果から言うと、副業が加速して給料以上に稼げるようになったので、可能なら転職しちゃった方がいいと思います。

 

なお、5回も転職したので転職活動も勝手に上達しまして、以下の記事で網羅的に解説しています。参考にしてみてください。

>> 失敗しない転職活動のロードマップ|転職活動の全知識

疑問:副業のために転職までやるべき?

結論、副業の目的と位置づけによります。

  • 使えるお金をもうちょっと増やしたい → 転職しなくていいかも
  • 家計がキツイので副業が必要 → 転職すべき
  • 会社が無理だから独立の足がかりを作りたい → 副業の関連業界に転職すべき

ざっくりですが、上記のような感じかなと。

本気でやるなら副業禁止は足かせでしかないので、少なくとも副業解禁している企業に行くべき。

 

理想を言えば、副業と関連性のある業界や職種に転職すると、本業と副業の相乗効果で加速できるのでおすすめです。

参考:副業サラリーマンは「転職」で加速する
※1分くらいで読み終わります。

疑問:公務員は副業完全禁止?→自治体などのルールによる

「公務員は完全に副業禁止」というのは過去の話です。

  • 国家公務員:法律で禁止されているのでNG
  • 地方公務員:自治体によっては解禁している

上記の通り。

神戸市、奈良県生駒市はいち早く解禁していましたね。

 

結論:副業禁止の会社はオワコンです

「サラリーマンの副業禁止はガン無視すべき|トラブル回避の全知識」という記事でも解説しましたが、ぶっちゃけこのご時世で副業禁止の会社は間違いなくオワコンです。

政府が副業を推進している世の中なので、もはや「副業すべきか否か」「副業禁止とどう渡り合うか」みたいなステージはとっくに終わっています。

今は「いかに質の良い副業をするか」「副業でどうキャリアアップするか」という段階に来ていますので。

 

今後は副業を含めたキャリア形成が当たり前になるはずなので、早いうちに副業しやすい環境に身を置いて、自分の市場価値が高まる副業をすべきです。

なお、「市場価値が高まる副業」の具体例や手順は以下の記事をどうぞ。

>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業2つ

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