「投資を始めたいけど、まとまったお金がない・・・」
「投資に興味はあるけど、損をしそうでなかなか手が出せない」
「初心者だから、少ない金額から試してみたい」
こんな疑問に答えます。
この記事の内容
・少額投資のメリット、デメリットを解説
・少額投資はなぜ初心者におすすめなのか?
・1円から手軽に始められる少額投資サービス
僕自身は投資家歴8年ほど(2019年時点)、300万だった元本が5000万円以上になっています。昔に比べて敷居はかなり下がっていて、「政府も将来に備えて各自投資してね」と言い始めています。
https://mane-talk.com/2000man-yen-mondai/#i-4
少額投資とは?
読んで字のごとく、少ない元手から始める資産運用です。
中には1円から知識が無くても投資できるサービス、お釣りを積み立てるものや、余ったTポイントを運用できるものもあって、投資のハードルはかなり下がりました。
初心者は少額投資から練習しよう
一方で、元手が多ければ多いほど利益も大きくなるのが投資ですが、どのくらい増えて、どのくらい減るのかもわからずにいきなり大きな金額を投じるのは、無免許で一般道を運転するようなものです。
悪いことは言わないので、ギャンブルではなく堅実に利益を得たいのであれば、少額投資から経験を積みましょう。
まずは少額投資をやってみることで資産運用の第一歩になりますし、経験して慣れてきた頃に少しずつ元手を増やしていくのがおすすめです。
少額投資のメリット
メリットは以下の2点です。
無理なく気軽に始められる
投資はよく「無くなっても困らないお金でやれ」と言われていますが、数百円、数千円であれば万が一なくなってしまったとしても、いきなり生活に困窮することはありません。
少額でも自分のお金を運用してみると、興味も湧いて学習の質が大幅に高まります。
分散投資も経験できる
少ない元手で投資ができるので、投資の基本である「分散投資」をやってみることができます。投資をやる上では鉄則と言えるほど重要な手法ですが、少額投資であれば気軽に複数の投資商品にチャレンジできます。
※「分散投資とは?」
1つの投資商品に全額ベットしてしまうと、増えるか減るかの2択になってしまい、一度大きくマイナスになると強制退場となってしまいます。
そうならないために、複数のものに分散して投資をしておくことで、「A商品はマイナスだけど、B商品とC商品がプラスなのでトータルでプラス」というリスクヘッジができます。
これを投資の世界では「10コの玉子を1つの籠に盛るな」と表現しています。
少額投資のデメリット
デメリットは以下の2つです。
利益が少ない、増えにくい
投資の利益は元手に正比例します。
実際見た方がわかりやすいと思うので、以下の表をどうぞ。
投資額 | 利率3%の利益 | 利率5%の利益 |
100円 | 3円 | 5円 |
1,000円 | 30円 | 50円 |
10,000円 | 300円 | 500円 |
100,000円 | 3,000円 | 5,000円 |
1,000,000円 | 30,000円 | 50,000円 |
10,000,000円 | 300,000円 | 500,000円 |
投資の利益は「利率」を掛けて算出するので、同じ「利率3%」でも投資額が1,000円なら30円、100万円なら3万円、1,000万円なら30万円にもなります。これが「元手に正比例する」ということです。
なので、少額投資では欲を出しすぎず「増やすこと」よりも「投資に慣れること」を目的にした方がいいです。「増えないんじゃ面白くない!」と思う気持ちもよくわかりますが、「急がば回れ」です。
ここで積む経験はこの先長く利益を出していく上で非常に役立つので、ショートカットしない方が絶対にいいです。
手数料でマイナスになる可能性がある
取引に手数料がかかるサービスの場合、少額投資で繰り返し取引をすると、利益よりも手数料の方が高くなってしまう場合があります。元手の金額にもよりますが、投資する前に必ず取引手数料の確認をしておきましょう。
中には手数料無料のサービスもあるので、そういったものを選べばこのデメリットは無くなります。
【ケース別】少額投資のおすすめサービス・方法
当たり前のことを言うようですが、「投資対象」を知らないと投資のしようがありませんので、ここからはケース別に実際の投資案件を紹介します。
「少額投資」という括りでもかなり選択肢があるので、本当にやろうと思えば誰でもすぐにできるくらい、投資が身近になったなぁと感じます。
【1円から投資可能】|Funds
「Funds」は一言で言うと、「資金を調達したい企業と、お金を貸したい個人」を繋ぐマッチングサイト(=プラットフォーム)です。
「Funds」の特徴
・1円から投資可能
・予定利回り1.5〜6%
・企業にお金を貸して、利子収入を受け取れる
・投資後は放置でOK。運用期間が終了したら一括返済される。
銀行が「企業にお金を貸して返済のときに利子を払ってもらう」という「融資」をやっていますが、これを個人でもできるようにした「ソーシャルレンディング」という投資手法です。
投資先はサイト内で開示されていて、自分で好きなものを選べるようになっています。
また、株式やFX、仮想通貨のように価格が変動するものではないので、投資したら返済されるまで放置でOKという手軽さで、初心者が投資してもプロが投資しても利益が同じという優れものです。
https://mane-talk.com/funds-matome/
【100円から投資可能】|一部のネット証券
一部のネット証券では、100円から投資信託の積立投資が可能です。
投資信託は古くからある投資手法で、リスクの低さから金融庁も推奨している投資手法です。
※「投資信託」とは?
投資家から集めたお金をまとめ、そのお金をプロのファンドマネージャーが運用するというもの。資金の少ない個人でも運用に参加できて、実際の運用はプロが代行してくれるという、知識も経験もない初心者でも安心な投資手法。
※「積立投資」とは?
投資資金を一定間隔(大体1ヶ月に1回)積み立てて資産を増やしていく投資手法です。
大きな買い物をするときの分割払いをするように、少しずつ元手を積み立てて増やしていく方法。
楽天ユーザーなら「楽天証券」一択
楽天証券の場合、楽天カードクレジット決済で投資信託積立ができます。おまけに、決済額100円につき楽天スーパーポイントが1ポイント付与されて一石二鳥。
さらには、貯まった楽天スーパーポイントで投資信託を買うことまでできてしまいます。
SBI証券
楽天のようなポイント連携はありませんが、SBI証券でも100円から投資信託積立が可能です。ちなみに100円以上は1円単位で買い付け可能で、2,400件ほどの信託から選べます。
大手金融会社なので安心感もありますね。
これ以外にも100円から投資できる証券会社があります。上記の「楽天証券」と「SBI証券」他4社の証券会社について、「投資信託積立」についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてどうぞ。
https://mane-talk.com/investment-trust/
【500円から株主】|FROGGY(フロッギー)
FROGGY(フロッギー)とは、「あらゆる人が投資を始める後押しをして、投資家として成長することをサポートする」というコンセプトのサービスです。
FROGGYの特徴
・500円から株式が買える
・配信される記事から直接株式が買える
・100万円以下は買い手数料無料、売り手数料は0.5%
記事で投資先の会社を知り、勉強にもなり、いいな!と思ったらその記事から直接株式が買える、というユニークな作りになっています。文章だとイメージしにくいと思うので、画像でどうぞ。
普通に株式を買う場合、1株いくらという価格があって、それぞれ最小単位(=単元株数)というものが決まっています。たとえば、
「1株1,000円、最小単位100株」という銘柄の場合
「1,000円✕100株=10万円」が最小購入金額
普通はこうなります。それが500円という少額から買えるというのは、敷居の高かった株式投資がグッと身近になりますね。
このサービスはSMBC日興証券が提供していて、株式を買うには同証券会社で口座を開設しておく必要があります。
【1,000円から株主】|One Tap BUY(ワンタップバイ)
One Tap BUY(ワンタップバイ)は、1,000円から投資可能な株式投資アプリです。元々は米国株専門だったので、FacebookやAmazonなどの世界的大企業にも少額から投資できるのが特徴。
ネット証券からも米国株は買えますが、最小単位1株からなので、One Tap BUYの方がより少額で買うことができます。
一応日本株も取引できますが、現時点では手数料が少し高めなので、少額投資で手数料を気にするなら米国株に投資するのがおすすめの使い方ですね。
ちなみにサービス名は「ワンタップ」ですが、実際に株を買うまでは3タップですw
【10,000円から自動投資】|ロボアド
ロボアドは「AIが自分の志向に合った運用方針で自動運用してくれる」投資手法です。知識ゼロの初心者でも投資のプロでもまったく同じ結果になる上、スマホ上で完結できる手軽さなので、個人的にはロボアドがおすすめ。
業界No.1は「WealthNavi」
近年多くの人から注目されている投資手法で、「WealthNavi」はサービス開始から3年を待たずに預かり資産1,500億円、22万口座開設と業界最大規模です。
docomoユーザーは「THEO+[テオプラス]docomo」がお得
【THEO+[テオプラス] docomo】 は運用金額に応じてdポイントが貯まるほか、dカードのお釣りをそのまま運用に回せるというのが画期的。
「お釣りを運用する」というサービスは他にもあるので後述します。
https://mane-talk.com/roboad-robot-adviser/
【Tポイントで株主】|SBIネオモバイル証券
余っているTポイントで株式を買えるという画期的なサービスが「SBIネオモバイル証券」 です。ネット証券No.1のSBIと、Tポイント事業のCCCの合弁会社ということで、会社の体力は心配無用でしょう。
特典として、月額200円で月間50万円までの取引手数料が無料になり、ついでにTポイントが200ポイント付与されます。
少額投資の中でも、直接現金を手出ししないという究極の「ながら投資」ですね。
まとめ
ということで、「貯金ゼロから無理なく始める少額投資」のまとめでした。
ほんの少し前まで「投資は多くの人にとって縁遠いもの」でしたが、「年金2,000万円問題」で政府が自助努力で資産運用せよ!なんて表明をしたことで、急速に関心が高まっています。
この記事を読んでいただくとわかる通り、作業的にも簡単で、練習にもってこいな少額から経験を積めるサービスが増えているので、まずは試しにやってみてください。
慣れてくると「お金に働いてもらうってこういうことか・・・」とわかってきますよ。
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