20代で3社、30代で2社、約10年で合計5社を渡り歩いたgakuです。
転職活動の回数を重ねるにつれて転職サイトや転職エージェントも増えていき、トータル50社ほど利用しましたが、各社どの年代・分野に強いのかという特徴が異なります。
この記事では特に20代の転職活動で特に役立ったおすすめのサイトやエージェント5社と、転職活動を有利に進めるコツを紹介します。
20代の転職サイト活用術
20代の頃はネット検索して転職サイトから応募したり、直接企業HPから応募していましたが、どうにも通過率が低くて苦労しました。
第二新卒に近い状態でキャリアも浅かったので「こんなもんかな?」と思っていましたが、どうやらそうじゃないということが後からわかりました。
マイナビに入社した後から転職市場の仕組みが理解できるようになって、以降は各サイトやエージェントをどう使うのが一番いいのか、コツが掴めて通過率が飛躍的に上がりました。
20代の転職活動戦略
先に結論ですが、20代の方はこんな感じで応募するのが効果的です。
【転職サイトと転職エージェントを併用した応募方法】
① 20代に強い転職サイトに複数登録
② スカウト機能を走らせながら、自分でも求人を探す
③ 気になった求人を転職エージェントに伝える
④ 転職エージェントから推薦状付きで応募してもらう
複数併用する理由
サイトによって載っている求人が違うので、複数登録しておくことで単純に選択肢の数が増えます。これは転職エージェントにも同じことが言えるので覚えておいてください。
この方法で応募すると、転職サイトや企業HPからの自己応募に比べて、目に見えて通過率が上がりますよ。
応募通過率が上がる理由
なんで冒頭のやり方だと通過率が低かったかというと、転職サイトのスクリーニングで機械的に落とされてしまうケースが多発するからです。
応募者が多い企業は一人ひとりの履歴書や職務経歴書を確認するのは物理的に難しくて、学歴や前職の社名、経験職種などでフィルターをかけて、最初から応募条件に合致している人の中から合格者を選抜する、ということをよくやります。
転職エージェント経由で応募すると、このフィルターを回避して推薦状を付けて応募してもらえるので、転職サイトからの自己応募では落とされてしまう企業でも通過率が高まる、というわけです。
僕のように転職サイト経由でなかなか書類が通過しない人は、転職エージェントの併用をぜひ試してみてください。
20代の転職活動で特に役立った転職サイトと転職エージェント
冒頭でもちょっと話しましたが、「転職サイト」と言っても特徴は色々です。
「IT系に強いサイト」「医療系に強いサイト」「女性の転職に強いサイト」といった具合で、闇雲にあちこち登録するよりも自分の属性に合ったサイトに絞ることで、転職活動のあらゆる場面で恩恵を受けることができますよ。
ここからは特に役立った「20代に強い転職サイト」を紹介します。
転職サイトは数え切れないほどありますが、登録とやり取りの手間が凄いことになるので、以下に登録しておけば十分です。
20代の転職活動の注意点
20代は自分が思っている以上にポテンシャルが高く、自分の市場価値を過小評価していることが多いので、まずはこれらのサイトに登録して自分の市場価値を確認してみるといいと思います。
リクルートエージェント
結局僕は、最初から最後まで毎回「リクルートエージェント」を利用していました。何度も内定に繋げてもらったり、年収交渉をしてもらったりと本当にお世話になりました。
幅広い求人、大勢の人を転職成功に導いてきた経験、企業側からの信頼など、あらゆる面で業界最強の転職エージェントなので、ここは必須で登録しておきましょう。
ノウハウが十分蓄積されているので、面接日程の設定、面接対策、応募から内定までのフォローが非常にスムーズで、安心して任せることができました。
昔はエージェント担当者と対面の面談か、メールで届く案件から選ぶというスタイルでしたが、最近では自分からも能動的に求人を検索できるようになっています。
利用画面はシンプルで、よく見慣れた使いやすいものです。
面接日時の設定や、面接を受けた後の感想など、WEB上でやり取りが完結するので、忙しい中での転職活動ではとても助かりました。
使い方は次項の転職サイト「リクナビNEXT」で求人を探して、「リクルートエージェント」に応募の相談をするといいです。
なお、リクルートエージェントの口コミ評判は以下の記事をどうぞ。
>> 【口コミ評判と誤解】リクルートエージェントって実際どうなの?
リクナビNEXT
こちらも毎回使っていた転職サイト、「リクナビNEXT」です。
登録したのは一度だけで転職後にわざわざ退会しなかったので、転職活動の度にログインしてキャリアシートを更新して使っていました。
1コ前の「リクルートエージェント」との併用がおすすめ。
有り余るほどの求人が掲載されているので、自分の条件に合った求人を見つけやすいですが、スカウト機能に登録しておいて受動的にオファーを受け取る設定にしておくと尚良いと思います。
余談ですが、「リクナビNEXT」には「グッドポイント診断」という適正分析ツールがあって、自己PRのヒントが得られるので併せてチェックしてみてください。
この適性はわかっておけば一生使えるものなので、若ければ若いほどやる価値が高くなります。僕がやってみたレビュー記事もあるので、合わせてどうぞ。
http://mane-talk.com/good-point-shindan/
doda
20代の転職で特に役に立ったのが「doda」。
転職業界でもリクルート・マイナビと並ぶTOP3ということもあって、質・量ともに満足度が高く、企業規模も中堅〜大手まで幅広くカバーされています。
dodaは他のメディアと違い、転職サイトとエージェントが一体になったサービスなので、登録の手間が少なく、サイトとエージェント間のやり取りも非常にスムーズだったという点で、僕の中では評価が高かったです。
冒頭で推奨した「サイトで見つけた求人をエージェント経由で紹介してもらう」という方法が一箇所でできる、お手本のような優良サイトです。
なお、dodaの口コミ評判は以下の記事をどうぞ。
マイナビジョブ20’s
ネーミングからして「20代以外お断り感」がハンパないのが「マイナビジョブ20’s」です。
数少ない20代特化のエージェントで、キャリアや転職経験の浅い若手が苦労しがちな応募書類の添削などのサポートが特に充実しているので、初めての転職で不安な人には特におすすめです。
20代の転職でネックになりやすいのが「社歴とキャリアの浅さ」ですが、そこも特化サイトの強みなのか、エージェントがかなり頑張って通過をサポートしてくれますよ。
DYM就職
決定率の高さでおすすめなのが、転職成功率96%を誇る「DYM就職」です。
高い転職成功率を誇る理由の一つが、書類選考なしで面接が可能だから。
若手特化なのでフォローが手厚いのはこれまでと同様ですが、DYM就職は転職後のアフターフォローにも力を入れているのが特徴的です。
唯一の難点は、拠点が政令指定都市だけなので地方の転職には向かないかもしれません。
第二新卒エージェントneo
実は僕が人事部の頃、求人募集する企業側の人事部として長年取引していた「ネオキャリア」という会社が運営する「第二新卒エージェントneo」。
先に難点をお伝えしておくと、「オフィスが新宿にしか無い」ということ。それでもあえてここで紹介するのは、個人的にとても信頼している企業の1つだからです。
僕自身の転職活動でもお世話になったんですが、ここの社員はみんな「アツイ」。抽象的な表現で恐縮ですが、「アツイ」んですよ。
企業担当として関わっても、求職者として関わっても、労力を惜しまず献身的にサポートしてくれて、本当に色んな場面でお世話になりました。
良い会社なので、首都圏で転職活動される方はぜひ門を叩いてみてください。
20代の転職活動のポイント2つ
20代の方が転職する時に、特に気にしてほしいポイントが以下の2つです。
- 自分の市場価値を把握して転職活動する
- 入社前の実態調査
自分の市場価値を把握して転職活動する
わかりやすく言うと「適正年収はいくらなのか?」ということです。
せっかく転職活動を通じて会社の外に出るので、「自分の市場価値=適正年収」を知っておくというのは絶対にやっておいた方がいいですよ。
20代というだけで足元を見られて、能力に見合わない低い条件を提示してくる企業もあるんですが、自分の市場価値を事前に把握しておくことでこういった不利な条件を回避できます。
3分で完了|適正年収の査定方法
この「自分の適性年収」と「自分に紹介される求人のレベル」は「ミイダス」で簡単に調べることができます。
スマホやPCから現在の職種や年収を入力するだけで、
こんな感じで具体的な数字が確認できます。
無料な上に手間もほとんどかからないので、転職エージェントに相談に行く前にサクッとやっておきましょう。
入社前の企業の実態
もう一つ気を付けてほしいのが、転職先や候補に上がっている企業の「実態」です。
転職サイトや転職エージェントは、どうしても求職者に対してはポジティブな情報に偏りがちです。
なぜなら「広告」や「仲介料ビジネス」という立場なので、広告費を払っている企業に人材を紹介してナンボだからです。
情報が偏ると知りたいことほど不透明になる
情報源が上記だけだとどうしてもリアリティに欠けてしまって、
- ぶっちゃけ残業はどのくらいあるの?
- 仕事環境や社員同士の人間関係はいいの?
- 給料はちゃんと上がるの?
といった、本当は超重視しているけど、直接は聞きづらいことが疑問のまま残ってしまいます。実は、僕はこれで1回転職に失敗していますw
所謂「入社後ギャップ」というやつで、入社した会社が事前情報とあまりにも食い違っていて、入社から僅か8ヶ月でもう一度転職するハメになりました・・・。
企業クチコミサイトを活用する
こういったシャレにならない失敗を予防するためにも、事前に「現役社員の口コミ」を見て、「求人サイトやエージェントから聞いた話がどのくらい事実に近いのか」ということを自分ですり合わせておくことを強くおすすめします。いやマジで。
あの失敗以降、僕がいつも参考にしていた企業クチコミサイトが「転職会議」です。
その理由は「投稿数が多い」「評価項目が多い」「利用者が多い=情報が新しい」などの特徴があるから。
ちなみに「Google」を検索してみた画面がこんな感じです。
百聞は一見にしかずということで、試しに自分の会社のクチコミを見てみれば信憑性がどの程度かは一発でわかるはずです。
他の企業クチコミサイトも参考にしたい方は「会社の評判は中の人に聞くのが鉄則|社員口コミサイトを比較してみた」という記事をどうぞ。
20代の転職活動で必ずやっておきたいこと
これはズバリ「年収交渉」です。
特に20代のうちは自分の年収レンジや一般的な相場を知らなかったり、そもそも「年収を交渉する」ということ自体、考えもしないことかもしれません。
僕のプロフィールを見ていただくとわかりますが、20代の頃に設定された年収はその後の年収に影響し続けます。
なぜなら、転職する時は「前職の年収」を参考に入社時の年収が設定されるためです。
代理交渉してもらおう
じゃあ内定が出てから自分で会社と直接交渉できるかというと、まだそこまでキャリアを積んでいなかったり、年収相場がわからなかったりで自分で交渉するのはかなり難しいと思います。
実はここでも転職エージェントを使う大きなメリットがあって、リクエストすれば自分に代わって年収交渉をしてくれるのです。
なぜそこまでしてくれるの?
と思いますよね。
その理由は「転職エージェントのビジネスモデル」にあります。
転職エージェントは成果報酬型のビジネスモデルで、転職者の入社が決まって初めて報酬が発生します。
報酬相場はその人の年収の30〜40%程度で、入社する人の年収が400万円であれば120〜160万円の報酬になるイメージです。
転職エージェントの担当も毎月売上目標を追っているので、あなたの年収を上げた方が報酬も高くなって有り難いわけです。
こういう仕組みなので彼らも自分ごとのように本気で年収交渉してくれますから、遠慮なくリクエストしてしっかり交渉してもらってください。
最後に
ということで、「20代」にフォーカスした転職サイトとエージェント、活動のコツをお伝えしました。
転職サイトと転職エージェントはお互いが補完関係にあるので、併用していいとこ取りをするかどうかで転職成功率は大きく変わります。
一点だけ注意してほしいのは、転職エージェントは「人」が介在するので、上記で紹介したような優良エージェントを選んだとしても、最終的な質の良し悪しは担当者にかなり左右されます。
僕の経験上、(売上のために)とにかく転職させようと必死な担当者や、やっつけ仕事をしているような適当な担当者というのも一定数居て、こういった人たちに自分の転職を任せるのは辞めておいた方が身のためです。
もしそういった担当に当たったら無理に付き合う必要はないので、遠慮なく担当をチェンジしてもらうか、他のエージェントに切り替えるなどしてください。
経験上、そういった担当者の相手をするのは時間の無駄です。
「今後のキャリアがどのように育っていくか」という意味でも、20代の転職はとても重要です。
知らないことがたくさんあると思うので、可能な限りたくさん情報を取って、後悔のない納得行く転職をしてください。応援しています!
失敗しない転職活動のロードマップ
本記事は「30代におすすめな転職サイトと転職エージェント」に焦点を当てています。
転職活動全体については『失敗しない転職活動のロードマップ|転職活動の全知識』という記事が参考になるかと思いますので、ぜひご覧になってみてください。
https://mane-talk.com/tensyoku-roadmap/
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