失敗し慣れている、失敗の意味付けがポジティブ、または生粋のドM、そういう人でもない限り、あえて失敗したい人なんていないと思います。
じゃあ、失敗って一体なんでしょう?
二度とやり直しが効かないようなことでしょうか?
二度と取り返せないような何かを失うことでしょうか?
失敗を恐れて二の足を踏んでいるとしたら、成功よりも失敗についてちょっと考えてみると、実はあっさりスタートを切れたりします。
「失敗」を定義してる?
あなたは定義してますか?
どんな状態になったらそれは「失敗した」ということになるんでしょう?
副業して稼ぎたい、なんならそのまま会社辞めたい!と思っても、「いや、でも最悪、もし収入が途切れたら・・・」みたいな、アクセルとブレーキを同時に踏んでるような思考になると、なかなか一歩が踏み出せませんね。
予測できないことを全部ごっちゃにして不安がったり心配してません?
成功したらどんな未来が待ってるか?と考えるとワクワクすると思いますが、これと同じくらい、仮に失敗したときはどうなるか?ということを考えるのも重要です。
失敗って言い換えればリスクのことですね。
このリスクが定義できれば、そのリスクを下げることができて、リスクが下がると不安や心配も減って、これならできるかもしれない、と少しやる気が出るからです。
リスクヘッジで心配を減らす
リスクヘッジをググるとこう書いてあります。
リスクヘッジとは、起こりうるリスクの程度を予測して、
リスクに対応できる体制を取って備えることです。
たとえば、
会社を辞めて起業するときのリスクは、食っていけない状況になること。
投資をするときのリスクは、投じたお金をすべて失うこと。
これは確かに怖ぇ。
そうまでしてやらなくても・・・いっかな?みたいな心境になるのもわかります。
ものすごくざっくりしてますが、こういうことが不安や心配の根源だと思いますが、ここからもう一歩突っ込んで考えると、随分気が楽になるんですよ。
もうちょっと深掘りして、リスクヘッジを考えてみましょう。
●会社を辞めて起業するときのリスクは、食っていけない状況になること。
→つまり、収入が途絶えることがリスク。
→収入が途絶えないなら、そこまでリスキーじゃないかも。
→手っ取り早い方法として、会社を辞めないでできる副業なら、給料は途絶えないな。
●投資をするときのリスクは、投じたお金をすべて失うこと。
→全ツッパしたらそれがコケたら全部無くなる。
→3等分して分散投資したら、一気にすべてを失うことはないな。
→今ある貯金だけじゃなく、給料から毎月10%を原資に充てたらどうだろ。
ほら、怖くない。
やる人は何があってもやるし、やらない人はどんなに条件がよくてもやらない
こんなこと言ったら身も蓋もないんですが、結局やる人はやるし、やらない人はやりません。
時間がないからできない という人もいれば、
時間がないからゆとりを持てるようになりたい(だからやりたい)
という人もいます。
お金がないからできない という人もいれば、
お金がないからもっと稼げるようになりたい(だからやりたい)
という人もいます。
結局のところ、やりたい理由とできない理由は表裏一体で、やりたい人はできる理由を探してるし、やらない人はやらずに済む理由を探してます。
やらない人は、たとえリスクがゼロであっても、重箱の隅をつつくような理由を探し出してきては、やらない自分を正当化するものです。
できるか、できないかで選ぶと、それこそ失敗する
以前、凄腕のエンジニアさんの話を聞けるご縁がありました。
どのくらい凄腕かというと、電話をかけたときの「プップップッ・・・」という電波を掴みに行く技術を開発して、その特許を持っているSさんという方です。
20年以上前、まだ有線電話しかなかった時代に、無線で繋がる電話を開発するという一大プロジェクトが発足して、日本中から優秀なエンジニア100人が召集されたそうです。
Sさんはこの100人の内のひとり。
この日本で最も優秀とされるエンジニア集団でさえ、「携帯電話を作ることができるか?」と聞かれたら、「そんなもの絶対できない」と答えたそうです。
「じゃあ、携帯電話がもしあったら、便利になると思うか?使いたいと思うか?欲しいと思うか?」と聞かれたら「それはもちろん、便利だし、使いたい」と。
エンジニアという仕事は、この世に無いものを作る仕事。
できるか、できないかじゃなく、
それを得たいか、得たくないか、
そうなりたいか、なりたくないか
で選ばなければならない。
できるとは全く思わなかったけど、得たいし、そうなりたいと思ったから、やったと。
最初は車にしか積めないような大きなモノ。
そこから更に研究を続けて、
ショルダーフォン。
平野ノラの、アレです。
この頃は、本体のほとんどが電池にもかかわらず、フルから1時間で充電が切れ、めちゃくちゃ重いのに、20万くらいで権利を買って、基本料は3万円というとんでもなくバブリーなシロモノ。
さらに研究は続き、小型化してモバイルになり、スマホに進化して今に至ります。
開発に携わった本人でさえも、召集された当初はこんなに世の中に普及するとは夢にも思わなかった、とおっしゃっていました。
これは僕らにもすごい励みになりませんか。
できるか、できないかで選ぶと、
何もやらないという最大の失敗を犯す。
それを得たいか、得たくないか、
そうなりたいか、なりたくないか
失敗、リスクを定義して、リスクヘッジすれば、怖くない。
できるか、できないかでいうと、ちょっとわからない。
でも、それを得たい!そうなりたい!ですよね。
大変なこともあるし、辛い思いをすることもあると思いますが、共にがんばりましょう!
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